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22 2015

ジェリー・ダガン&スコット・コブリッシュ他/デッドプール Vol.2:ソウル・ハンター

デッドプールソウルハンター表紙
「♫ デップーマン!デップーマン!なんでもできる!
計画も得意さ 悪党を捕まえたらサクッと串刺し
 ホラ!デップーマンのお通りだ!♫」

『マーベル・ナウ!』のデッドプール第2巻!
デップー、汚れた魂の回収業者に!?
悪魔との契約の行き着く先は――

悪魔・ベティスに雇われたデッドプール。その任務とは、過去に悪魔と取引をした人間たちの魂を回収することだった。契約履行のために汚れた魂を持つ人々を暗殺していくうちに、事態はスパイダーマン、デアデビル、ハルクを巻き込んだ大騒動へと発展していく。


◆収録作品

2013年06月:Deadpool Vol.3 #7
2013年06月:Deadpool Vol.3 #8
2013年07月:Deadpool Vol.3 #9
2013年07月:Deadpool Vol.3 #10
2013年08月:Deadpool Vol.3 #11
2013年08月:Deadpool Vol.3 #12


◆関連作品過去記事
【デッドプール Vol.1:デッド・プレジデント】

◆デッドプール、汚れた魂を狩る!!
ストーリー性がかなり強くなったデッドプール第3シリーズ!
しかしこの第2巻の冒頭に収録されているエピソードはアイアンマンの名エピソード、「デーモン・イン・ア・ボトル」のパロディ的一作となっていて、アートはわざわざ1980年代初頭のコミックを意識した画風、そしてストーリーも当時のノリというか雰囲気で描かれており実に自由。

安定のホステスフルーツパイパロ
広告ネタ『ホステスフルーツパイ』のパロも突然挿入される

デッドプールの歴史的初登場は1991年なのですが、「実は80年代頃から普通に活躍してたんだよ!」という体で話が進んでいくのだからホントフリーダムです。
何故かデアデビル風のロゴをコスチュームに付けているのにも注目。
とはいえ80年代の世界でデッドプールがハチャメチャに状況を引っ掻き回していくだけのギャグ作品にはなっておらず、しっかりストーリーの本筋に関わってくる内容にしているのがまた上手い。

で、話は現代に戻り、前巻ラストで「死亡したシールド捜査官のプレストンの精神がデッドプールの中に入ってしまった!」というあの衝撃的な引きの続きが描かれていきます。

悪魔ベティスに「断ると友人のマイケルを殺す」と脅され、仕方なく彼とかつて取引し、スーパーパワーを身につけた人間を殺害し魂を回収するという仕事を請け負う羽目になってしまったデッドプール。
マイケル、フランクリン、そしてデッドプールの精神の中にいるプレストンと協力しながら、彼女を救い出す(というより新たな身体を見つけてデッドプールの精神世界から解放する)方法を探しつつ、ベティスからの仕事をこなしていくのだった!

……というのが今回のストーリー。
デッドプールが一見無敵な感じのするスーパーパワーを持つ人間を如何なるえげつない方法で始末していくのか、そして悪魔ベティスとの契約の裏を如何にしてかいていくのかというのが本作の見所です。
デッドプールが目的を達成するためなら容赦なく無関係の一般人や仲間にすら危害を加える描写もあり、このところ人間味が増してきている一方でやっぱりちょっとサイコ入っているのが空恐ろしい。

メフィストに合うための方法

◆感想
この第3シリーズは1巻の感想にも書いたけど結構シリアス……というかちょっと暗いね。
もちろん合間合間に(ブラックな)ギャグも挟んで緩和してくれるおかげで読みやすいんだけれども、どうにも友人関係が上手くいかないデッドプールの姿がなかなか切ない。
デッドプールを単なるコメディリリーフとしては描かず、人間ドラマ要素を強めにしているのがこれまでの邦訳と違ってやっぱり新鮮で面白いです。
2巻では「エレノア」という謎の人物の名前が出たりなど気になる伏線が色々ばらまかれたので、来月刊行の3巻をはやく読みたいところ。

【デッドプール:ソウル・ハンター 補足】

◆本日のデプスパ
ソウルハンターでのデプスパ

まあこの時期のスパイダーマンは実はピーターでは無いのだけれど。
気づくまでは行かないまでも、互いに交わす会話の中でこのスパイディに違和感を感じるデッドプールがまた良い。
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2 Comments

がいこつ  

これからストーリーはますます胸をえぐるように、さらにアクションやグロさもアップしていきます。乞うご期待!

2015/11/22 (Sun) 08:34 | EDIT | REPLY |   

michael  

>>がいこつさん
思っていた以上にストーリー性の強い作品でなんかグイグイ引きこまれます!
ギャグとシリアスのバランスが程よいですねマベナウデップー。
これ最終巻まで翻訳されてほしいなぁ…!

2015/11/23 (Mon) 01:21 | EDIT | REPLY |   

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