ツルゴアXXX

ARTICLE PAGE

08 2015

サンゲリア

サンゲリア予告編サンゲリア
【原題】ZOMBI 2(ZOMBIE) 1979年【伊・米】


ニューヨークの港内にある日、怪しげな帆船が漂着し、接近した巡視船のパトローラー2人が船内捜索のため乗り移った。が、突然、中から大男が現われ、1人が噛み切られ、他の1人は必死で拳銃を乱射し大男を射殺した。この事件はすぐに伝えられ、やがて、その船のオーナーである船長の娘アンがかけつけ、父親が3ヵ月前にアンチル列島に出かけたまま消息を断っていたことを明かした。
事件の真相を探るために夜間に帆船に忍び込んだ新聞記者のピーターは、そこでアンと出会った。アンも叉、真相を探ろうとしていたのだ。実は少し前にアンのもとに、父親から奇妙な手紙が届いていたのだ。その手紙は自分は奇病にかかり、モルモットにされ、生きてこの島を出られないだろう、という内容のものだった。発信地はマツール島。ピーターは早速、アンと共にアンチル列島のマツール島に向い、途中でバカンスを楽しんでいた若いカップルの2人に案内を頼んだ。
一方、問題のマツール島には、島の疫病と闘うメナード医師と夫人が激しい口論を展開していた。恐しい疫病から逃れるために一刻も早く島を出たいと主張する夫人の希望を、医師は断固として受け入れなかったためだ。彼は疫病にかかって死んだ人間が、2日後に必ず生き返って奇怪な姿となり、生きた人間を襲うという、世にも不思議な事実の原因を突きとめようと、必死に研究を続けていたのであった。マツール島に上陸した4人は、メナードの実験材料として疫病にかかったアンの父親が自らの肉体を提供したことを知って驚く。島の原住民たちは、一斉に大移動を開始し、さらに異変はその勢力を増していった。生き返った死人たちは、メナード夫人の肉をむさぼり、続いて若いカップルの女性を襲い、大群となって次々に人間の肉を求め歩き出したのだ……

ロメロの「Dawn of the dead(ゾンビ)」のヒットを受けて制作された古典ゾンビ映画の傑作のひとつ。原題が「ZOMBI 2」というのがなかなか挑戦的。
この映画は低予算映画なのもあって、ゲリラ的に撮影したという部分が多いのも凄い。オフィスのシーンは他人の事務所に勝手に入り込んだとか、有名なラストである橋の歩道をゾンビたちが闊歩するシーンも早朝に無許可で撮ったもんだから下の車道には車が普通に走っているとかもうね。
あと、当時流行っていたジョーズの影響を受けているのか唐突にゾンビとサメが戦うというシュールなシーンがぶっ込まれるのも変な笑いを誘う。
でもそういう突っ込みどころの多さを補ってあまりあるのがゾンビの凄まじい造形。
もうほんとに汚らしく腐り果てているゾンビのビジュアルがトラウマ必死なレベルでよく出来ているんだ。小さいころに見ていたらこの外観だけで一生モンのトラウマになってたかもしれない。
終盤、400年前の死体のクセにそこそこ新鮮な状態で墓場から蘇ってくるゾンビのシーンはちょっと吹くんだけれども。さすがにそんな古い死体だと流石に朽ち果ててるだろ!

名作の映画はいつ見ても面白い。お勧めのゾンビ映画です。
ただやっぱりこの作品、贔屓目に見ても話のテンポが悪く、だらだらと展開するのがちょっと退屈だったりするんですが、そこはもう……我慢だ!(我慢ってなんだ)

関連記事

0 Comments

Leave a comment