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04 2015

G=ヒコロウ&雑君保プ&道満晴明/ジークンドー G=ヒコロウ×雑君保プ×道満晴明競作集

ジークンドー表紙
サンニンヨレバマッドネス。

インデペンデントな著者3人が大いなる因果に導かれ結成した合作サークル『ジークンドー』。
ホラー、ラブコメ、百合、ゾンビ…、あらゆるテーマのショートストーリー全27編収録。
愛と狂乱と夢想にあふれた混沌極まる競作集、ここに単行本化!!!!!!!!!!!!!!!!!!


◆収録作品。

ゴアゴアガールズ
ゴアよん
干しぶどうは血みどろ
ななななっ!
コワコワ
腸語
ゆりかもね


◆奇跡之異色競作短篇集。
G=ヒコロウ、雑君保プ、道満晴明という個性が強すぎる3人の漫画家で結成された同人サークル『ジークンドー』
3人のペンネームを合体させると「ジークンドー」になるというのは地味にすごい。

「ジークンドー」は毎回ちょっとしたコンセプトを決めてそれぞれがオリジナル作品を発表している合作サークルであり、本書はこのサークルが発表した同人作品を一冊に纏めてしまったという本。
さすがに全作収録しているわけではなく、比較的新しい「モノノノケ」と「機機械械」は未収録となっています。

【サークル「ジークンドー」作品リスト】

で、まあ本書は色んな短編漫画が楽しめる一冊で、基本的にはコメディが多くちょいちょいホラー作品がといったバランス。
僕は完全にヒコロウ先生の作品目当てに購入しました。今回は同人誌の再録なだけですが超久々な商業での新刊なんだもの。

※過去記事
【ギャグ漫画家『G=ヒコロウ』先生の魅力的な作品群】

マジョカンノン
同級生みくらの怪光線を浴び、腕に謎の文字が一文字ずつ浮かぶようになった主人公たち
それは全ての文字が浮かぶとその存在に変身してしまうというクッソカオスな呪いだった

まあ相変わらず「何食ったらそんな発想が出てくるんだ」って感じのギャグ漫画ばっかりでしたヒコロウ先生の作品。

それと近年ヴォイニッチホテルなどの作品で注目を集めまくっている道満晴明先生。
落ち着いた雰囲気とほんのりシュールないつもの作風の短編がたっぷり堪能できます。
この人の持つ独自の画風も新声社のアンソロ時代から大好き。

アナの一日

◆感想。
元々それぞれが同人という枠内で自由に描いているというだけあって、ストーリー性をうっちゃったりとにかく謎テンションで進行していく不親切な作品が多い印象があります。
まあ商業でもわりとそんな感じなんだけどねこの人たち!それが一番の魅力だし!
ただ後年の作品になるほど読みやすい作品が増えてきてます。ヒコロウ先生はパロディネタのチョイスとか支離滅裂な話の流れで勢いでもっていく相変わらずなノリだけどちょっとは普通にホラーやってる作品もあったり。

というかホラー系の作品はどの先生も普通に面白いです。特に雑君保プ先生の「三人のエンジェル」はちょっとカオスな明るい萌系コメディに見せかけつつ、オチに向けての伏線の張り方が実に上手い。たった8ページの短編なのにすごい。ゾッとした。

三人のエンジェル

雑君先生が三人の中では(比較的)真面目な漫画を描いているのに驚く。
本書には人外娘があれこれして活躍する作品もけっこう多いんで、人外娘スキーな人にはそこそこオススメしたい一冊です。
ただ肌に合うかどうかは一切保証しません!元々ハマる人を選ぶタイプの漫画家ですしこの3名。

ちなみに本書、どうも調べてみると同人誌版から未収録のイラストやあったりセリフの修正があったりするようなんですが、僕は同人誌版は未見なんであまり気にならなかったかなー。いやちょっと嘘だけど。未収録イラストとかは見てみたかった。
ただ逆に加筆されてる箇所もあるみたい。

あとヒコロウ先生の個性的な手書き文字がフキダシ内では写植に差し替えられていて、まあこの方が読みやすいのは確かなんだけど少し寂しい。
あえてそのままにしているっぽい箇所もありますが。
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