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21 2015

ブレードランナー

スタンド・バイ・ミーブレードランナー
【原題】Blade Runner 1982年【米・香】


21世紀の始め、アメリカのタイレル社は人間そっくりのネクサス型ロボットを開発。それらはレプリカントと呼ばれた。
中でもネクサス6型レプリカントは体力も機敏さにおいても人間を遥かに超え、知力はそれを作った技術者に匹敵した。
レプリカントは宇宙植民地での危険な労働や他の惑星の探検などに使われていたが、ある時ネクサス6型レプリカントが反乱を起こし、それをきっかけに人間は地球に戻ったレプリカントの抹殺を開始した。
ブレードランナーはこれらレプリカントを識別し、処分する特捜刑事である。
この処分は死刑ではなく、解任と呼ばれた。
ロサンジェルス2019年11月。この頃、地球人は宇宙へ進出し、残された人々は高層ビルの林立する都市に住んでいた。
絶え間なく酸性雨が降っているロサンジェルスでは、東洋系を始めとして、様々な人々がうごめいていた。その1人デッカードは、ガフと名乗る男に本署へ連れてこられる。そこで彼は元上司のブライアントに、「レプリカント4名が地球に侵入し人間を殺して逃亡、解体処分が決定したので、ブレードランナーとして彼らを見つけ出せ」と命じられる……

フィリップ・K・ディックのSF小説『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』を原作としたSF映画であり、本作で描かれる退廃し薄汚れた騒々しい未来都市は、後年の様々な作品に強く影響を与えているほどに秀逸なビジュアルとなってます。
これが監督のリドリー・スコットが一から創造した完全オリジナルというのだから驚き。今現在に多く見られる退廃的な近未来を舞台にした作品は、大体ブレードランナーの影響といっても過言ではないでしょう。退廃SFのテンプレといえるものを最初に構築した作品というだけでも一見の価値あり。

僕個人の感想としてはストーリーは正直二の次……というかちょい退屈になったりすることもあったというのが正直な感想だったりもするんですが(特に最初がしんどい)、作品全体を包んでいる『雰囲気』と『世界観』がとにかく至高なので、なんていうんですか、映像に浸るというのが一番シンプルな楽しみ方だと思いました。ハードボイルドなストーリーなんだけどゆったり鑑賞するのが自分としてはベスト。
それにしてもいま見てもまったく古さを感じさせないというのはやはり凄い。色褪せない名作という言葉がそのまま当てはまる映画!

 
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