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13 2015

ウィル・コロナ・ピルグリム&ジョー・ベネット他/アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン:プレリュード

エイジ・オブ・ウルトロンプレリュード表紙

「スパイによる情報戦の時代は終わり…ヒーローの時代も終わる。
 これからは奇跡の時代が来る。
 この世で最も恐ろしいのは……奇跡だ」


マーベル・スタジオズによる大ヒット映画『アベンジャーズ』の続編、
『アベンジャーズ:エイジ・オブ・ウルトロン』のプリクエル・コミックが登場!


本書には、待望のアベンジャーズ映画第二作目と共に楽しめるコミックを多数収録!

地上最強のヒーローたちが、巨大なパワーを手にしたロキと、地球侵略を狙う異星人チタウリに立ち向かう。ニューヨークの中心部で繰り広げる迫力のバトルと、アベンジャーズ結成の瞬間を目撃せよ!
本書でのみ語られる、マーベル・シネマティック・ユニバースの知られざるエピソードとは?映画『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』のエンディング後に映しだされた映像の意味が明らかになる!
そして、驚異の新キャラクター「ウルトロン」と「ヴィジョン」は登場する名作コミック・エピソードも併せて収録。世界の破滅を企むウルトロンと、驚異の合成人間ヴィジョン、そしてアベンジャーズの因縁の戦いがいよいよ展開される……。


◆収録作品

1968年10月:Avengers #57
1968年11月:Avengers #58
1999年10月:Avengers Vol.3 #21
1999年11月:Avengers Vol.3 #22
2011年06月:Avengers Vol.4 #12.1
2015年02月:Marvel's The Avengers #1
2015年03月:Marvel's The Avengers #2
2015年05月:Avengers: Age of Ultron Prelude: This Sceptre'd Isle Infinite Comic


◆Ultron. We would have words with thee.
映画『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』の公開に合わせ、今回も小プロからプリクエル・コミックの邦訳版が刊行!
『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』や『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』の時はなぜか刊行されませんでしたが、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』あたりからまた邦訳され始めたのはありがたい。

 
残念ながら未邦訳に終わった2冊のプリクエル・コミック

んで本書、まず最初に前作の映画『アベンジャーズ』のコミカライズが収録されているんですが、たった約40ページに2時間20分ぶんの内容を詰め込んでいるため、こないだの金曜ロードショーの放送を思い出すレベルで異様に話がサクサク進んでいくのが印象的でした。
それでも大体うまく纏められていたので前作の復習には丁度良い一作だったかも。

その次に収録されているのが映画『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』の前日譚、『Avengers: Age of Ultron Prelude: This Sceptre'd Isle Infinite Comic』
ヒドラの首領、バロン・ストラッカーが暗躍し、人体実験を行わせてスーパーパワーを持つ人間……ピエトロ・マキシモフとワンダ・マキシモフを作りだしてしまうという内容です。
ついでに解説書で「映画ではピエトロが兄と分かる描写がある(字幕には反映されていない)」という一文があってビックリ。
といってもこの双子のきょうだい設定は原作ではよくブレているんですけどね。
個人的にはワンダが姉という解釈のほうが好き。個人的には。

映画では一般人な双子
映画ではミュータントではなく人体実験で能力が生まれたという設定……
なんだけれども、最近原作でも「双子はミュータントではなかった」という大胆すぎる設定変更が行われた

そして同時収録されている原作コミック群!!
ウルトロンによって生み出された合成人間、ヴィジョンの初登場エピソード、そしてウルトロン関連のストーリーの中でも特に傑作と名高い「ウルトロン・アンリミテッド」の後半エピソードが楽しめます。
このヴィジョンの初登場エピソード、彼が自分の出生について悩み苦しみ、アベンジャーズに受け入れてもらうまでのドラマがもう素晴らしくて、60年代後半という作品ながらまったく古びていない内容でした。
その一方で合間合間にウィットに富んだユニークな掛け合いや1シーンが頻繁に盛り込まれており、普通に読んでて楽しい。
ホークアイの三枚目気味な言動や、今のようなクールな性格やコスじゃなかった頃のブラック・ウィドウに注目。

ヴィジョンさんとホークアイ
「ホークアイは油断なく矢を拾い集めておくぜ」というジョジョ風味なセリフ回しすき

本書ラストには映画の原案となった『エイジ・オブ・ウルトロン』のプロローグ回「Avengers Vol.4 #12.1」が収録されていますが、こちらは既にヴィレッジから全話邦訳済みなんで、続きが気になる方はこれを手にとった方がいいかも。

◆感想
もうぶっちゃけると前日譚コミックより併録されているウルトロン絡みの名作エピソードのが面白かったです。ある意味当然っちゃあ当然なんだけど。これ目当てに買ったみたいな所もあるし。

ウルトロンアンリミテッド

「ウルトロン・アンリミテッド」は邦訳『エイジ・オブ・ウルトロン』に期待していた大量のウルトロンとヒーロー達の絶望的な戦いというシチュエーションが存分に堪能できてテンション上がる!
作中では人間を改造して機械兵として襲わせるなど、『エイジ・オブ・ウルトロン』の時よりもえげつない事やってるウルトロンが恐ろしい。
出来ればこれは全話読みたかったな!


原書『Avengers: Ultron Unlimited』
Avengers Vol.3 #19-22まで収録

そういえばこれは完全に余談なんですが、映画エイジ・オブ・ウルトロンの前日譚コミックは今年7月1日に発売された週刊少年マガジン31号で、小宮山優作先生による日本だけの読み切りとして『アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン エピソード0』という作品も発表されています。
現在『マンガボックス』内でも無料で公開中なのですが、本作がいつまで配信されるのか、なんらかの書籍に収録されるのかどうかは不明であるため、とりあえず今のうちに閲覧しておくことをオススメします。

エイジ・オブ・ウルトロン小宮山
傷だらけのヒーロー、トニー・スタークは悩んでいた。
戦い続けることは、本当に愛する人を護ることに繫がるのか――。
アイアンマンことトニー・スタークが何故ウルトロン・プロジェクトを計画したのか?
その理由が全世界で唯一、日本のマンガで明かされる。映画本編へと続く、特別読み切り前後編!

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4 Comments

rj  

僕も映画のタイアップ本は映画の登場キャラのオリジンや名作エピソードを期待して買ってます
ジョージ・ペレスの画面の大半が背景よりもキャラで占めるアートはもはや職人芸ですね

2015/08/13 (Thu) 21:50 | EDIT | REPLY |   

michael  

>>rjさん
スゴイですよねあの緻密で迫力のあるアート……(うっとり)
クライシスでも思ったけれど眺めてて飽きないですジョージ・ペレスの絵は。

2015/08/14 (Fri) 17:13 | EDIT | REPLY |   

エクスマレボルギア  

>アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン エピソード0
マガジン本誌にて読みましたが、この作品のペッパー可愛いすぎるやろ……
この絵柄で、アイアンマン3のエクストリミス・ペッパーの活躍を見てみたかったです。
小宮山先生は現在、マンガボックスでWEB漫画「アベンジャーズ/ゾンビ・アセンブル」を連載中ですので、これが単行本化した際にはおそらく収録されるんじゃないでしょうか。

2015/08/17 (Mon) 22:42 | EDIT | REPLY |   

michael  

>>エクスマレボルギアさん
あーなるほど!その可能性が高そうですね!

2015/08/23 (Sun) 15:50 | EDIT | REPLY |   

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