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04 2015

ブライアン・マイケル・ベンディス&オリビア・コワペル他/AVX:アベンジャーズ VS X-MEN ROUND2

AVX2巻表紙

「お前たちとフェニックスの力量は小石と太陽程も離れている。無駄死にだな。
 燃えつくされ、灰となった世界にこそ楽園となりうる資格がある。
 お前達、屑のいない世界だ。清めの炎だ。
 この世をフェニックスが染め変える」


THE NEW KINGDOM BEFORE US...

超エネルギー生命体「フェニックス・フォース」の到来に、アベンジャーズは全力を挙げての迎撃を決意する。
一方、フェニックスを再生のシンボルと捉えるX-MENは、絶滅に瀕したミュータント種の再興に夢を馳せる。
アベンジャーズとX-MEN、全く正反対の立場を採った彼らは、フェニックス・フォースの憑代と目される少女、ホープ・サマーズを巡って、骨肉の争いを繰り返す。
人類とミュータント、双方の未来を懸けた死闘が続く中、ついにフェニックスが到来。だが、この驚異の生命体に選ばれたのはホープではなかった……!
二大チームの全面衝突を描いた話題作、驚愕の結末が迫る!


◆収録作品

2012年08月:Avengers vs. X-Men #6
2012年09月:Avengers vs. X-Men #7
2012年09月:Avengers vs. X-Men #8
2012年10月:Avengers vs. X-Men #9
2012年10月:Avengers vs. X-Men #10
2012年11月:Avengers vs. X-Men #11
2012年12月:Avengers vs. X-Men #12


◆関連作品過去記事
【X-MEN/アベンジャーズ ハウス・オブ・M】
【X-MEN:メサイア・コンプレックスVol.1】
【X-MEN:メサイア・コンプレックスVol.2】
【X-MEN:セカンド・カミングVol.1】
【X-MEN:セカンド・カミングVol.2】
【AVX:アベンジャーズ VS X-MEN ROUND1】

◆‘REVOLUTUION’ OVER
話題作かつ問題作、『AVX』の第2巻!!

前巻のサイクロップス、ネイモア、コロッサス、エマ、イリアナの5人が同時にフェニックス・フォースの憑代に選ばれるという衝撃的なラストで締めくくられてから、早くも最終話まで収録した2巻が刊行。
しかしまあサイクロップスを筆頭としたX-MENの目的は別にこの力を悪用する事なんてわけじゃないんで、早速フェニックスのパワーを各国のエネルギー問題や食糧問題の解決に使いはじめるんですね。
だからX-MENの行動は一見問題無いように見える……
……のですが、単純に世界中の問題を解決していくだけで世界は回るのか。そこに明確なビジョンはあるのか。
そもそもパワーに呑み込まれると暴走する危険性のあるフェニックス・フォースを身に宿し続ける事はやはりマズイのではないか。
そのためアベンジャーズはまだまだX-MENと交戦を続け、今回の事態の解決策を模索し続けるのでした。

平和の為に力を使っているのに
ちなみにサイクの「アベンジャーズめ」というセリフは原書では「NO MORE AVENGERS.」
『ハウス・オブ・M』でのスカーレット・ウィッチの
「ミュータントなんていなくなればいい…(NO MORE MUTANTS)」というセリフに引っ掛けている

しかしサイクロップスからしてみれば、アベンジャーズは平和の使者として活動している自分たちを理解せずに妨害を続けるに映ってしまう。
こんな感じでお互いにすれ違ったまま戦闘を重ねていくことになり、ストーリー展開はどんどん過激な方向へ進んでいくのでした。
『シビル・ウォー』の内輪揉め展開の再来……というか、ヒーロー達があの出来事を教訓としてもっと話し合いの場を持とうとはしないってのがどうにも辛い。

◆『AVX:ROUND2』のネイモアさん
フェニックスのパワーを手に入れ、フェニックス・ファイブの一員と化したネイモア。
「アベンジャーズとは戦争を行っている」という事を強く主張するネイモアだが、仲間が捕虜になっていようと積極的に戦闘には乗り出さず、平和の為に世界を作り変える作業を優先するサイクロップスに業を煮やし始める。
そして抑えが効かなくなったネイモアはとうとう独断でワカンダへ出向き、フェニックスの力で大津波を起こして多くの国民を虐殺するのだった!!

完全に調子こいてるおうさま
完全にビランなおうさま

本作ではフェニックス・ファイブのうちサイクロップス、コロッサス、エマ、イリアナは少しづつフェニックスの力に呑まれ始めて過激な行動が増えたかのように描写されているのですが、ネイモアさんに限っては作中で単純に性格の問題とバッサリ切り捨てられちゃっているあたりに注目。
ネイモアさんが素でこんな大虐殺をやらかしたっぽいのはちょっとショックがデカイぞ。

◆感想
教授とサイクロップス

前文ではちょっと否定的な文章になりましたが、個人的に1巻に比べればこの2巻はそれなりに楽しめました
2巻ではメインアーティストがオリビア・コワペルとアダム・キューバートの二名となっており、前巻のジョン・ロミータJrのちょっと癖のあるアートとは異なってシンプルにカッコいいアクションシーンが堪能できるように。
ジョン・ロミータJrのアート自体は好きですよ!(フォロー)

全体通してのストーリーはやっぱアレなんだけども、要所要所で「おっ」となるシーンは多いんですよね。
すぐに実戦に参加しようとするホープを抑え、先輩アベンジャーとして諭してやるスパイダーマンとか、特攻機でしかないアーマーで死にに行こうとするトニーを叱咤するブラックパンサーなどなど……
特に終盤、エグゼビア教授が暴走し始めたサイクロップスをそれでも大事な教え子としてなんとか説得して止めようとするシーンは、読んでいて色々な感情がこみ上げてくる名場面だと思います。
まあ待つのは悲劇的な展開なんだけれども!近年のマーベルの大型クロスオーバーイベントのラストってなんか大抵暗いぞ!

この作品サイクロップスファンは当時どういう気分で読んだんだろう。
血とか吐いてないだろうか。
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2 Comments

No Name  

サイクファンは喀血してますねこれ(笑)

改めて読むとAVX本編のウィッチさん超強い。
対フェニックスフォースに対する相性もあるんでしょうけど、なんかこの人いれば取り敢えず負けないなみたいな感覚があって個人的に緊張感というか盛り上がりはあまりありませんでした。
まあその感覚のまんまこの後のuncannyA紙を見るとちょっと痛い目を見るんですが…
これに続いて翻訳してくれないかなぁ。アンケート、出そう。

2015/09/02 (Wed) 23:13 | EDIT | REPLY |   

michael  

>>No Nameさん
>なんかこの人いれば取り敢えず負けないなみたいな感覚があって個人的に緊張感というか盛り上がりはあまりありませんでした。
もう全部あいつ一人でいいんじゃないかな(AA略

2015/09/03 (Thu) 08:56 | EDIT | REPLY |   

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