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21 2015

タイムアクセル12:01

タイムアクセル1201タイムアクセル12:01
【原題】12:01 1993年【米】


うだつの上がらぬ毎日を送っている、物理学研究所人事課のクビ直前の職員、バリー・トーマス。
今日も仕事でミスが見つかり上司に説教を食らう羽目になったのだが、昼休みにずっと憧れていた優秀な女性研究員のリサ・フレデリックと会話を楽しむことができ、ウキウキ気分のバリー。
しかし帰社時間に、同じく帰宅途中のリサが花を買う途中に黒い車に乗った謎の男に彼女が射殺される現場を目撃、そのまま車は逃走してしまう。
失意のバリーは落ち込んだ気分のまま眠りに付き、一日を終えたのだが……なんと朝起きると、昨日と同じ一日が繰り返されているではないか!
しかも他の人々は同じ日を繰り返している事に気付いておらず、記憶を保持しているのはバリー一人だけ。
時間がループしている事を知ったバリーはリサを死の運命から救うため、前回とは異なる行動を取って彼女のために奔走する決意をするのだが……?

「同じ時間を繰り返す羽目になった主人公が運命を変えるために行動する」という、王道タイムリープ物であるSFサスペンス・ファンタジー。監督は「ヒドゥン」のジャック・ショルダー。
ベタっちゃベタな作品なんだけど、主人公のバリーが冴えない男でこれといって秀でた能力があるわけではなく、加えてなかなかにどうしようもない性格をしているのが特徴的。そんなキャラだから序盤のうちはやや感情移入しづらいかも。
しかし時間がループしている事にバリーが気付いてからは、ストーリーも俄然盛り上がってきます(そこが話の肝だから当然ではあるけれども)。加えてバリーが前述したようにそこまで頭が回る男じゃないから、細かなミスを重ねまくって何度もループする羽目になっちゃうんですね。

同じ一日を繰り返すという展開でも、少しずつ学習したバリーの行動により運命が変化していく様が面白く、そしてじわじわと真相も明らかになっていくため繰り返しのクドさは少なく新鮮に楽しめる。ストーリーが進む毎にあまり良い印象を持てなかった主人公もだんだん頼もしく見えてくるから不思議!実はそこまで期待せずに鑑賞した映画だったんですが、話の展開が存外面白く、意外な掘り出し物だった一作です。

……ただ終盤の展開やラストシーンの下りはなんか結構勢いだけで押し切った印象が。結局バリーだけが記憶を保持できた理由もハッキリしないんでややモヤモヤ。

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