ツルゴアXXX

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14 2015

J・マイケル・ストラジンスキー&オリビア・コワペル他/ソー Vol.1 -帰還-

ソー第1巻表紙
「我はTHOR!ソー!
オーディンの子なる雷神にして、稲妻を操り嵐を統べる者なり!
我はソー!
そして我は…望む…生きることを。
生きて…息を吸い…戦う事を…再び」

LIGHTNING STRIKES AGAIN

神々の黄昏たるラグナロク。
アスガルドの神々は、死と再生の円環を幾度となく繰り返してきた。

それは神々の宿命でもあったが、雷神ソーは運命に異を唱える。
ラグナロクに終止符を打ち、神々に永遠の安らぎを与えたのだ。

運命の円環は途切れ、アスガルドは追憶の彼方に去った。

そして時は過ぎた…。

「シークレット・インベージョン」前夜、マイティ・ソーの再起を描いた注目作、ついに登場!


◆収録作品

2007年09月:Thor Vol.3 #1
2007年10月:Thor Vol.3 #2
2007年11月:Thor Vol.3 #3
2007年12月:Thor Vol.3 #4
2008年01月:Thor Vol.3 #5
2008年02月:Thor Vol.3 #6


◆関連作品過去記事
【ロード・トゥ・シビル・ウォー】
【シークレット・インベージョン】
【シージ】

◆RAGNAROK BEYOND
ヴィレッジブックスの定期購読シリーズ第2弾がついにスタート!!

「マーベル・マスト・リード」と名づけられたこのシリーズは、ヴィレッジがこれまで刊行してきた『シークレット・インベージョン』『デス・オブ・キャプテン・アメリカ』『ワールド・ウォー・ハルク』『シージ』などといったクロスオーバー大作を補完し、当時のマーベルユニバースの事情をより深く知ることが出来るラインナップとなっています。

そしてマーベル・マスト・リードの1冊目として選ばれた作品は『ソー Vol.1 -帰還-』!
実写映画化で知名度が急上昇したマーベルのビッグ3の内の一人、ソーの第3シリーズの邦訳です。
時期的にはクロスオーバーイベント『シークレット・インベージョン』の前日譚にあたり、ソー第2シリーズの最終エピソード「ラグナロク」の末に虚空に消えたソーが如何にして帰還したのかという謎が明かされる一作。

実を言うとこれまでのヴィレッジのニューアベンジャーズシリーズ&クロスオーバーイベント中心の邦訳を追いかけていると、ソーがストーリーにそこまで関わってこないために彼が現在置かれている状況がよく分からず、その上イベントでは唐突に彼が作品中に登場しちゃうんで、ソーの登場シーンに関してはイマイチ乗り切れない事がちょくちょくあったんですよね。

ニューアベンジャーズ開始時はなんかソーが既に死んでいて、シビル・ウォーではアイアンマンらに作られたクローンが登場、『シークレット・インベージョン』ではいつの間にか復活していたソーが戦闘に参加し始めたりして、ソーの事情をよく知らなかった僕としては混乱させられっぱなし!(付属の解説で未邦訳部分のフォローはされているのですが)
ですんで、その辺りのエピソードを補完してくれる当時のソーのシリーズが邦訳にチョイスされたのは嬉しい限りです。

◆Everything Old is New Again
存在を失い、虚無の世界に囚われ続けていたソー。
だがこの虚無の世界でソーは自分の仮初めの姿である人間、ドナルド・ブレイクに遭遇し、彼との対話を通すうちにもう一度人類を助ける道と、アスガルドの再興を望み始める。
そして魔法の鎚、ミヨネアを再度手に取ったソーは人間界ミッドガルドのオクラホマ州へと降り立ち、なんとアスガルドをそっくりそのまま再建するのだった。

オクラホマ州にアスガルド再建

こうしてソーは医師ドナルド・ブレイク、そして雷神としての二重生活をこなし、医師として、ヒーローとしての二つの道で人々を救いつつ、人間に転生したアスガルドの神々を探す日々を送ることになる。
政府に登録を迫るアイアンマン、アフリカの難民キャンプで続く部族間の抗争、そしてヘイムダールが察知した謎の異変……
不在だった2年の間に様変わりした世界で、ソーは如何なる行動を取っていくのか。

また社長ボコられてる…

◆感想
ニューアベンジャーズシリーズや一連のクロスオーバー作品を読んでいただけでは分からなかったソーの復活やオクラホマへのアスガルド出現の下り、そしてロキが女体化した理由も本書でようやく判明!
これまで過去の邦訳の解説書の簡単な記述だけで脳内補完していたんで、今になって実際に作品そのものを拝めるようになるとは思わなんだ。

あと、最初は過去の邦訳の補完目的で読んでいたんですが、この作品空気感というか雰囲気が凄く良いです。
ソーといえばマーベルでも屈指のパワーを持つ最強の一角ともいえるヒーロー。そのためド派手なアクションを見せるシーンもあるにはあるものの、全編通してストーリーは静かに進行。
アメリカの片田舎に住む人々との交流を、北欧神話の神々というファンタジーな登場人物たちが行うというギャップが見ていてなかなか面白いです。
シリアスパートとちょっとしたギャグのバランスがなかなか心地良い一作でした。

この一巻ではロキとDr.ドゥームは少し登場するだけであり、本格的に動き出すのは二巻からな模様。
でもソーの二巻が発送されるのって来年の一月なんですよね。
いくらなんでもじらし過ぎではなかろうか。

アスガルドの排泄事情
異文化交流
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1 Comments

アウル  

シビルウォー読んでた状態の頃なら「社長、ざまぁぁぁぁ!」ってなってたんでしょうが、ロード~などのバックボーン読んだ後になると「雷神様、切れるのもわかるけどそこまでにしてやって・・」っと思いました('A`)

やっぱアスガルドってトイレっていう施設はないのですね・・・、映画でも見たことね~とは思ったが・・。

2015/05/15 (Fri) 22:05 | EDIT | REPLY |   

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