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08 2015

キャプテンコマンドー

キャプテンコマンドータイトル画面
"I am Captain Commando."

西暦2026年、地球上には犯罪が満ち溢れていた。
地球はもとより宇宙全体の犯罪を一掃するため
キャプテンコマンドーは3人の勇敢な戦士と共に立ち上がった。
しかし彼らが追う犯罪の裏には隠された秘密があった。
犯罪者の多くは常人にはない特殊な能力を持つ「犯罪超人」と呼ばれる者たちだった。


◆大迫力の究極アクションゲーム、来襲!
※海外PSPソフト『Capcom Classics Collection Remixed』に収録されたバージョンでプレイしているため、本記事の画面写真は全て海外版です。

カプコンがリリースした『ストリートファイターⅡ』で巻き起こった格ゲーブームが大盛り上がりを見せていた1991年……
この頃カプコンは『ファイナルファイト』の正統進化ともいえるベルトスクロールアクションの第2弾も世に放っておりました。
そのタイトルの名は『キャプテンコマンドー』

本作にはアメコミチックな派手なデザインの個性的なキャラクター達と、ファイナルファイトには無かった『ダッシュ』という高速移動システムが取り入れられており、非常にスピーディーなゲーム展開とカッコイイ演出が楽しめる作品。
ステージは全9面とやや多めですが、一つ一つのステージの長さは割と短めに設定されているためゲームのテンポはなかなか良い方です。
本作はファイナルファイトよりも拾える武器の種類が増えただけでなく、ロボットに乗って暴れまわることも出来てこれが爽快!
あと胴体切断、肉体液状化、焼死などといった残虐表現も地味に盛り込まれており、快活そうな作風に反して結構描写はエグかったり。

90年代のカプコンは様々な新作ベルトスクロールアクションをアーケードでちょくちょくリリースしており、本作もその数あるタイトルの一つ。
しかし前述したように当時は格ゲーブーム全盛期。ゲーセンに来てわざわざアクションゲームに見向きする人は少なくなっており、本作『キャプテンコマンドー』もそこまで大きく注目されたタイトルではありませんでした。
後にマーベルコミックスとのクロスオーバーを果たした格闘ゲーム『MARVEL VS. CAPCOM』にまさかの参戦を果たしたわけですが、ぶっちゃけアメコミサイドのキャラと勘違いした方も多いのではないでしょうか。

日本の、それもカプコンのキャラクターだよ!
れっきとした日本の、それもカプコンのキャラクターだよ!

◆キャラクター紹介
キャプテンコマンドーキャプテンコマンドー

このゲームの主人公。
“コマンドー”チームのリーダーであり、強靭な体と優れた頭脳の持ち主。彼の腕についている“Power Grove”は電気と炎を出すことができ、そのパワーは絶大な威力を誇る。
この他にもキャプテンの装備はハイテクの塊であり、「キャプテンゴーグル」は2km先の犯罪者の顔をデータと照合することを可能とし、「キャプテンプロテクター」は1兆度の炎にも耐えうることができる超金属キャプテンセラミック製(その割にゲームでは普通に燃やされるけど)、「キャプテンガントレット」は使用者のパンチを48倍にまで増幅し、「キャプテンブーツ」は100mの高さから落ちても大丈夫だというスグレモノ。
必殺技は地面にパワーグローブを叩きつけ、前後に電気を発生させて敵を感電させる「キャプテンコレダー」。
ダッシュ技の「キャプテン・ファイヤー」は敵を炎で包み、「キャプテン・キック」は複数の敵を貫く事ができる。

ジェネティジェネティ

常に冷静沈着な性格の、異星からやって来た謎の人物。
被っている帽子はキャプテンと初めて出会った時に貰った思い出の品「キャプテンキャップ」。
彼の持つジェネティック製のナイフには特殊な薬品が塗られており、敵を突き刺すとそのまま溶かしてしまう事が出来る恐ろしい代物。
しかし強力な武器を持つ一方でジェネティの肉体は地球にあまり適応していないようで、生命維持装置である特殊な包帯「ジェネティックバンテージ」と地球の重力に適用するための「重力加速器(グラビティーコントローラー)」の装備が欠かせない模様。
必殺技は身体を回転させ、包帯をムチのようにして敵をなぎ倒す「スピニング・アタック」。

翔翔(ショウ)

ファイナルファイトにも登場した忍者・ガイの流派『武神流』の継承者である忍術の使い手。
彼以外に所有することが出来ない武器、雷光丸は物質を原子レベルで切断できる優れた切れ味を誇り、どんな敵も真っ二つに切り裂いてしまう。
また、身に纏った「くろしょうぞく(ニンジャスーツ)」は鋼鉄よりも固く絹よりもやわらかい素材でできている。
そして、彼の目「ニンジャアイ」は暗闇でも500m先の敵を見つける事が可能。
しかしゲームでの性能は「基本動作である連続攻撃が遅く敵に割り込まれやすい」という致命的な弱点があり、カプコンのベルスクゲー必須テク『パンチハメ』もやり辛いというトップクラスに最弱な性能……なんだけど、個人的に敵をズバズバ真っ二つに出来るのが爽快すぎてつい使ってしまうキャラ。
必殺技は身体の回りに煙幕を張り、その爆発を利用して敵を倒す「スモーク・ボム」。

フーバーフーバー

優れた知能を持った赤ちゃんで、彼自らが作ったロボットに乗って戦う。フーバーのロボット「シルバーフィスト」(1万2千馬力、重力が582キロのファジーコントロールシステムを採用)は強大なパワーだけでなく機敏に動けることが自慢だとか。ちなみに仲間内ではベビーカーと呼ばれちゃっている。
彼が座っている「フーバークライドル」はロボットがどんなに傾こうと倒れる事はなく、脚部に取り付けられた「ジェットホバー」で高速移動が可能、さらに膝から繰り出される必殺ミサイル「ニークラッシュ・ミサイル」に至っては常に機体内で生産されている。

ちなみに本作の主人公、キャプテンコマンドーというキャラには元ネタがあります。
それはなんと昔のカプコンUSAの同名のイメージキャラクター。
なんでも『CAPCOM』という単語は向こうでは「キャプテンコマンドー(CAPTAIN COMMANDO)」という名前をイメージしやすいらしく、カプコンUSAで勝手にイメージキャラクターが創られていたのだとか。
(ゲームクリエイター、西谷亮氏の発言より)
この出来事を逆手にとって、改めてキャプテンコマンドーというキャラクターが創造されるに至ったんですって。

イメージキャラクター・キャプテンコマンドー
しかし濃ゆいイメージキャラクターだ

◆感想
ラスボス・ジェノサイド戦

キャラ性能差が激しく、ただでさえ高難易度なのにスコアによるエクステンドがないというなんかインカム回転率を上げようとしていた感が垣間見える厳しい仕様が相まって、全体的にゲームの出来はやや荒削り。
ラスボスのジェノサイドに至っては、開幕すぐさま『つかみ投げハメ』と呼ばれるハメ技を使わないと勝利を掴むことが絶望的な激ムズバトルが展開されます。
ベルトスクロールアクションのハメ技はあれはあれで爽快ではあるので別に否定しないけど、普通の戦い方でも楽しめるゲーム性もキチンと併せ持ってほしかったな……!
しかし、それを補って余りある魅力に溢れたベルスクゲーではあるので、機会があれば是非プレイして欲しい一作ではあります。

結局本記事で何が言いたいのかというと、もう僕はとにかく日本語でキャプテンコマンドーをプレイしたいので一刻も早くカプコンはPS版をゲームアーカイブスで配信してください。
あれ98年という遅いタイミングでひっそり発売した上に元々の出荷数が少なかったせいで今やすっかりプレミア付いちゃってるんだもの!
SFC版もあるけどPS版を!PS版をオナシャス!

キャプテンコマンドーエンディング

◆余談
ちなみにVS.シリーズ世界のキャプテンコマンドーは、『MARVEL VS. CAPCOM 3』の『デイズ・オブ・フューチャーパスト』ステージを見るにミュータント狩りに巻き込まれて死亡してしまった模様。
まああくまで分岐した未来世界ではあるんだけれど。

死亡したキャプテンコマンドー
よく見ると他のカプコンキャラの扱いも結構散々

◆関連リンク
【PS版キャプテンコマンドー公式サイト】※WEBアーカイブ
【キャプテンコマンドー ~翔でクリアできるか!?】「Dangerous Jungle Bar」
【キャプテンコマンドー ガイド】
    
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2 Comments

久仁彦  

3面のエセ日本ステージが好きでPS版でしょっちゅうそこまでプレイしてた覚えがあります。
カブキな舞台でヤマトと戦うあのシチュが大好き。
それにしてもラスボスのジェノサイドを投げハメ無しでノーコンティニューで倒すことは出来るんだろうか。

『ナムカプ』初プレイ時は未プレイでしたが
悪魔のような攻撃性能のショウ、補助スキル性能グンバツのキャプテンを
それぞれ愛用してました。
フーバー&ジェネティーは…『第三の月』ステージでシュトゥルムを挑発するシーンは好きだったかな…。

2015/04/09 (Thu) 23:40 | EDIT | REPLY |   

michael  

>>久仁彦さん
>投げハメ無しでノーコンティニューで倒すことは出来るんだろうか。
無理でしょう(断言)。
…かと思ったらなんか翔だけはスモークボム後のダッシュ攻撃の無敵時間が長いらしくてそれで撃破することも可能だとか。

【参考動画】
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1476587
ジェノサイドの猛攻をタイミングよくスモークボムで回避していて衝撃的。

2015/04/10 (Fri) 10:26 | EDIT | REPLY |   

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