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08 2013

ショーン・オブ・ザ・デッド

ショーンオブザデッドショーン・オブ・ザ・デッド
【原題】Shaun of the Dead 2004年【英】


ロンドンの家電量販店に努めている冴えない主人公ショーン。彼は自宅ではだらだらとニート生活を続ける居候の親友エドを甘やかしているためにもう一人の共同生活者のピートに説教され、会社では部下に完全になめられている。さらに恋人リズとのデートには必ずエドも連れてきてムードをぶち壊すという体たらく。
こんな毎日を変えようとしないショーンに対してとうとうリズは愛想を尽かしてしまう。
すっかり意気消沈して悲しみに暮れるショーン。それを見たエドはショーンを元気づけようとあれこれ一緒にふざけてくれるのであった。
しかしそんな事をしている間に、なんと外はゾンビで溢れかえっていた!
自宅にゾンビが侵入してきて初めて事態の深刻さに気付く二人。
ショーンは急いで母親とリズの救出に向かう事を決意する。

…とまあ、ゾンビ映画らしく『いつの間にか外がゾンビで溢れかえり街は荒廃している』という唐突な展開でスタートするのですが、序盤の内はショーンがあまりにボケッとしているために全くゾンビの存在に気付かないという主人公らの鈍臭さに笑わされてしまいます。

ホラーというよりはかなりコメディ寄りな一作。
主人公たちは真面目にこの事態を切り抜けようとしているのですが、どこか緊張感が感じられないゆるい雰囲気があります。
(ゾンビの振りをしてゾンビの群れを掻い潜ろうとするシーンとか、Queenの『Dont Stop me now』の曲に合わせてゾンビと戦うシーンとか馬鹿馬鹿しい演出が色々)

しかし物語後半はどんどん仲間も死んでいくためそれなりにシリアスに。個人的には終始コメディを続けてほしかったと感じたのですが、ラストシーンがあまりにぶっ飛んだオチだったので、死んでいく仲間とのやりとりで少ししんみりした感情が一瞬で吹き飛びました。
ちょっとホロリとしたワイの感動を返せ!(褒め言葉)
この作品はヒロインのリズとの恋愛要素よりも、親友のエドとのブロマンス要素の方が強かったですね。
男同士の友情を見るのが好きな人におススメな映画。
ちなみにDVDでは後日談という名の補完ストーリーも収録されていました。
(仲間のダイアンのその後や、ラストでエドが登場するまでの経緯を描く短編)

基本的にはジョージ・A・ロメロの『ゾンビ』を下敷きに、『死霊のえじき』『サンゲリア』など様々なゾンビ映画のパロディやオマージュが盛り込まれた作品との事なので、その辺りを予習しておけばもっと楽しめたかもしれません。

 
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