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11 2013

アイアンマン3

アイアンマン3アイアンマン3
【原題】IRON MAN 3 2013年【米】


監督がジョン・ファヴローから、『リーサル・ウェポン』などの数々のアクション映画の脚本を担当した事もあるシェーン・ブラックに変更された映画『アイアンマン』の3作目。

ストーリーは『アベンジャーズ』から一年後、自分より強い存在や強敵が数多く存在することを知ったトニーはPTSDを患ってしまったものの、パワードスーツの開発に没頭しているという展開からスタート。
そんなトニーの前に元恋人で科学者のマヤ・ハンセンが現れる。彼女は遺伝子に作用し新たな力を与える〈エクストリミス〉と呼ばれる技術の研究をしていた。
さらに現在のトニーの恋人でスターク・インダストリーズのCEOでもあるペッパーの前に『A.I.M.』の代表、アルドリッチ・キリアンという男がスターク・インダストリーズとの提携を提案してくる。
その頃アメリカはマンダリンと名乗る正体不明のテロリストによる無差別攻撃を受けており、トニーの親友ホーガンもテロに巻き込まれ重傷を負ってしまう。
トニーはマンダリンへの復讐を宣言するのだが、先手を打たれてテロ組織に自宅を襲撃されてしまい、次つぎとアイアンマン・スーツが破壊されてしまう!
最新のマーク42・アイアンマン・スーツによりなんとか難を逃れるものの、失ったものは大きい。
しかしこの襲撃事件はこれから起こる“恐るべき事態”のプロローグにすぎなかったのだ…というストーリー。

『3』はアイアンマンのアクションというよりもトニー・スタークのアクションが多かった印象。
アイアンマンのアクションシーンを期待しているとちょっと肩すかしを喰らうかも。
(でもラストシーンのアーマーでの戦闘シーンは大迫力で凄く好き)
全2作に比べ、コミカルなシーンは多いっちゃあ多いもののかなりシリアス寄りな作風になってました。
本作は「トニー・スタークという一人の人間の物語」が描かれているって感じでしたね。
トニーの精神面の弱さ、全てを奪われ街を彷徨っていた中で出会った少年とのやりとり、ペッパーとのラブシーンなどなど…

ちょっと残念だったのが想像以上に活躍が少なかったアイアンパトリオット!
ローディ自身の活躍シーンは目立ってましたしそれはそれでカッコ良かったんですが、もっとアーマーで戦うシーンをですね!
それと、今回ようやくヴィランとして登場するマンダリン。
彼の設定の大幅な改変も意外性はあって面白くはあったのですが、後半になるとかなり肩すかし感がありました。
原案となった『アイアンマン:エクストリミス』を読んでいると結構予想を裏切る展開が多く、ちょいちょい驚かされたのは事実なんですが。
ラストシーンもさっき述べたようにアクションシーンは本当に素晴らしいデキなんですが、ラスボスの倒し方やその後の歴代アーマーの扱いが観ていてちょい何とも言えない気持ちになりました。
社長、古いアーマーにそこまで思い入れなかったのかな…と思ったのですが、3で登場した多くのスーツはアベンジャーズでの戦いで負ったトラウマによる強迫観念に囚われたままに作り出された物であり、愛をこめて制作されたかは怪しい代物なので、ラストシーンで再出発するという思いを込めてあえて爆破したのかもしれませんね。
「トニー・スタークの物語は完結した」という意味合いも含んでいるのかもしれませんが、この後も戦いは続くでしょうし、今後のシネマティック・ユニバースの展開に期待です。

トニーが色んな人に助けられていうというストーリーの流れ自体はやっぱり良かったと思います。
「面白い事は面白いんだけど要所要所で物足りなさがある」そんな内容でしたが、それでもアメコミ映画としては屈指のデキと言える作品でしょう。

最後に一言。
エンドロール後に出てくる『あの人』はパッと見の雰囲気が変わっているせいで一瞬誰かわからんかった。
(当時別の映画の撮影の為に役作りをしていたためだとか)

※小ネタ
中国では本作を同国の厳格な検閲を通過しやすくするため、4分の追加シーンがある特別版が公開されているとの事。
北京で撮影を行い、中国の人気若手女優ファン・ビンビン(范冰冰)を登場させたり、マンダリンの名前が変更になっていたりする等独自要素が多め。
さらには「アイアンマンのエネルギー源は谷粒多という飲料だ!」という凄い広告セリフが挿入されているとか。
…そ、そのうちBD&DVD版で国内でも拝めるのかな?

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