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16 2013

新・死霊のはらわた

新・死霊のはらわた新・死霊のはらわた
【原題】The Dead Next Door 1986年【米】


8ミリで撮影された自主映画であり、“サム・ライミ製作総指揮”と謳われてはいるものの、実際はライミは資金援助をしただけ。さらに『死霊のはらわた』シリーズとは全く無関係のバッタモン。
名作映画の関連作品と思わせて興味を惹かせる、いわゆる『邦題詐欺』ってヤツですね。


ストーリーは、突如謎のウイルスにより人間を貪り食うゾンビが蔓延ってしまったため、ゾンビ撲滅のために特殊部隊『ゾンビ・スクワッド』のメンバーが立ち上がり、長い長い戦いに赴くという内容。

本作で最もお粗末なのがゾンビとの戦闘シーン。
ゾンビ一体に手榴弾を使っちゃって大量のゾンビをおびき寄せてしまったり、大量のゾンビと戦う手段が無謀な只の殴り合いだったり、ゾンビに囲まれた車に乗り込むシーンでは、もっとピンチを演出すればいいのに割と普通に乗車しちゃったりとか、全編通してとにかく緊迫感が無い
さらに犠牲者たちは割と安全な状況にいても、驚きの不注意っぷりで感染したり負傷したりします。
せっかく倒したゾンビの生首に、わざわざ手を近づけて指を喰われて感染しちゃうリチャーズ隊員の画は序盤屈指の迷シーン。
登場人物、基本的にアホしかいねぇ!

ただスプラッタなシーンだけは非常に力が入っています。
ここら辺は資金援助のなせる技なのか。
そしてゾンビの描写がこれまたシュール。
普通に走ってくる大量のゾンビの姿はある種圧巻。
ゾンビ映画のビデオを借りに来るゾンビとか、電話を掛けようとするゾンビなど、バカっぽい演出も大量にあります。

後半はゾンビを神として崇めているカルト教団との戦いになって、もう何が何だかわからない事に。
でも面白い演出となっているバッドエンドは一見の価値があるかも。
なんだかんだで自主制作映画にしてはわりとレベル高い方なので、気になったら観てみてもいいんじゃないでしょうか。
ワシントンD.C.の前で撮影してたりとか凄い事やってますし。
どこまで行っても恐怖感の薄いシュールな内容ですけどね。

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