ツルゴアXXX

ARTICLE PAGE

26 2014

ブレイド

ブレイド1作目ブレイド
【原題】BLADE 1998年【米】


「番長を怒らせた罪により全員…死刑!」
(木曜洋画劇場放送時の迷キャッチ)

マーベルコミックスのヒーロー『ブレイド』を原作としたオカルトアクション。
『違う、そうじゃない』の鈴木雅之…ではなく、ウェズリー・スナイプスが主演の映画です。
ちなみに脚本は映画『ダークナイト』のデヴィッド・S・ゴイヤーだったり。

ブレイドことエリック・ブルックスは、黒人とヴァンパイアの混血として生まれた男。
母親が臨月の時にヴァンパイアに襲われたがために、ブレイドは血清を定期的に打ち続けなければ血を求めてしまう体質になってしまっている。
ブレイドは己の忌まわしい運命を呪いながら日々人間社会に潜むヴァンパイア達を抹殺し、母親を死に追いやった宿敵のヴァンパイア、ディーコン・フロストを追い続ける。
一方、宿敵フロストは世界征服を狙い、暗黒院の書庫で古代予言書「マルガの書」をコンピュータで解読し、12人のヴァンパイアを生け贄に全能の力を得ようと企んでいた。
ブレイドは彼らのアジトである暗黒院に潜り込み、マルガを呼び起こす儀式を阻止しようとするのだが…というお話。

舞台となるのは現代。
ヴァンパイアの能力を持ちつつもヴァンパイアを憎み、卓越した戦闘能力を武器に戦い続ける黒人の主人公・ブレイド。
敵は人間社会に潜み続け、裏では警察権力までも牛耳っているヴァンパイア達。
その中でも宿敵のフロストは人間との共存を第一としていたヴァンパイア社会をひっくり返すため、部下を従え下剋上を起こした異端児。
吸血鬼モノが好きな人のツボをいい感じに刺激してくる面白い設定じゃあないでしょうか。
漫画『GANTZ』に登場する吸血鬼は間違いなくこの作品からインスパイアされていると思う。
ナイトクラブで騒ぎながら人間の血を啜る吸血鬼たちのシーンとか見てるとそう感じる。

アクションシーンは終始クールでスタイリッシュ。ウェズリー自身格闘技の心得があるため動きのキレがすこぶる良い。マトリックスに先駆けてスローモーションでの弾避けがあったり、剣を使った迫力ある殺陣が行われたりと見ていて非常に爽快。

そしてストーリーは非常にシンプル。もうとにかくブレイドが宿敵フロストを追いかけつつヴァンパイアを狩っていくだけ。さすがにブレイドのオリジンはちゃんと語られますがそこでも長々と時間を割く事はせず、とにかくアクションシーンに大きく比重を置いた作りとなっています。潔い!

ブレイドは吸血鬼に容赦はしないけれども作中では軽妙な言動や感情をあらわにするシーンがちょくちょくあり、同じマーベルヒーローのパニッシャーやゴーストライダーとはまた異なる魅力があるダークヒーローでした。
あとフロストの部下、ドナル・ローグが演じるクインがなかなかコミカルなキャラをしていて、残虐なヴィランでありながらちょっと癒される。
殺伐としたストーリーの中での清涼剤的な存在。

前述したように1998年とはいえCGがチープなのと、ヴァンパイアを爆殺できる薬品という便利アイテムの存在もあってそれはもうバッタバッタとヴァンパイア達を倒していくため怪物と戦うという恐怖感はことごとく薄く、ややもすればバカ映画すれすれな絵になっております。
それでもガン&ブレードアクションは見栄えが良いし、ストーリーも一直線にテンポよく突き進むので退屈することが無い一作。
ラスボス戦は拍子抜けするほどにあっさり片付くけども!

関連記事

0 Comments

Leave a comment