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06 2014

フォーン・ブース

2014y07m06d_151016866.jpgフォーン・ブース
【原題】PHONE BOOTH 2002年【米】


ジョエル・シュマッカー監督が制作した、緊迫感溢れるサスペンス映画。制作年度は2002年ですが、同年10月に『ワシントンD.C.エリア連続狙撃事件』という狙撃事件が起きたため、実際は2003年4月に公開されました。

主人公は自称一流のメディアコンサルタント、スチュワート・シェパード(スチュー)。口八丁でビジネスをまとめ上げ、アシスタントと別れたスチューは、結婚指輪をこっそり外し、モノにしようと考えている新進女優のパメラに公衆電話から電話をかけるのだが……結局上手くいかずに受話器を置く。
刹那、今使っていた公衆電話からベルが鳴り、何の気なしに思わず受話器を取ってしまうスチュー。
そして、その謎の電話の主から「電話を切ったら殺す」と脅迫されてしまうのだった……

最初から最後まで電話ボックスの中だけでストーリーが展開される異色のサスペンス。また、上映時間がそのまま作中の経過時間とリンクしているのも特徴です。
電話の主は自身が「悪人」と断じて標的に定めた人物を監視し、狙撃銃で私刑を下してきた謎の男。
謎の男に脅迫されてしまったスチューは自身が事件に巻き込まれている事を誰かに伝えることも出来ず、電話ボックスの中に閉じ込められてしまいます。
それに加え、電話ボックスを占有していたことでスチューに絡んできたチンピラを謎の男が狙撃銃で殺害してしまい、脅迫されている身でありながら警察に立て篭もり犯として誤解され、包囲されてしまう羽目に。
謎の男がスチューだけでなく、町の人々、そして妻までをも人質に取っているため、脅迫を受けている事実を言えないばかりか脅されて自分が不利になる発言をさせられる始末。
スチューは如何にしてこの状況を切り抜けるのか!?

最初から最後までハラハラされられっぱなしの面白い映画でした。スチューと謎の男との間で繰り広げられる、手に汗握る心理戦は必見です。
反面人物描写の掘り下げやわりとベタなラストシーンなど、他の部分がややあっさり目だったりはするのですが、1時間半ほどのコンパクトな映画なのでコレぐらいでちょうどいいかも。オススメの作品です。
あ、それとスチューが留まることになる電話ボックスの近くのショーウィンドウには「Who do you think you are?(お前は自分を何者だと思っているんだ?)」という言葉が書かれており、暗に本作のテーマを示し続けているのも印象的でした。

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