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21 2014

フォーチュン・クッキー

映画フォーチュン・クッキーフォーチュンクッキー
【原題】FREAKY FRIDAY 2003年【米】


几帳面で完璧主義者の精神科医テス・コールドマン。
再婚相手との結婚式を2日後に控えた彼女のもっぱらの頭痛のタネは、娘のアンナの事だった。お行儀が悪く、学校では問題を起こしてばかり。そしてロックに大の夢中で、放課後はバンド仲間とガレージでやかましいロックバンドの練習。何よりも新しい父親になるライアンに全然打ち解けようとしないのだった。

一方アンナにとってのママは、口うるさくて子どもの気持ちを全く理解しない分からず屋。なのに弟のハリーにはベタ甘なのだ。
ある日の放課後、友人マディが凄い話を持ってきた。なんとライブハウスのオーディションを受けられることになったのだ。しかしその時間はママの結婚式のリハーサルの日だった。「なんとかするから」とバンド仲間に約束するアンナは、ママとライアン、おじいちゃんや弟たちと出かけたチャーニーズ・レストランでその事を相談すると、ママは大激怒。「ママにとって大切なのは自分の結婚式だけ!」アンナも逆ギレしてしまう。
と、その時、店のオーナーの母、ミセス・ペイペイがふたりに仲直りをするようにと、2つのフォーチュン・クッキーを差し出した。気を取り直してそれぞれのクッキーを割ったそのとき、轟音とともにすさまじい地震が!
あわてふためいてテーブルに戻ると、他の客たちは何事もなかったように食事をしていた。

翌朝、いつものようにテスが早く目を覚ますとそこはアンナの部屋。「いったいどうして?」と不思議に思いながらふと鏡を覗くとアンナの姿が映っている!驚いて自分の部屋に飛んでいくと、ベッドで眠りこけているのは、まぎれもない自分自身、つまりテスだったのだ。何が起こったのかはさっぱりだが、わかる事はただひとつ、テスとアンナの身体が入れ替わってしまったという事。しかも奇しくも明後日は、テスの結婚式だった……

***

1976年に公開された親子入れ替わり物の元祖とも言える映画『フリーキー・フライデー』リメイク作品。
不思議なフォーチュン・クッキーを食べたことで心と身体が入れ替わってしまった母と娘の姿をコミカルに描き、大きな騒動を巻き起こしつつも互いの理解を深めていくというお話です。
この映画がきっかけで、アンナを演じたリンジー・ローハンが大人気のティーンアイドルに一気にのし上がったとか。

もうストーリー展開はこれ以上ないほどにベッタベタなんだけど、学校生活を送るハメになる母親と、母の仕事をするハメになる娘の姿が面白く、各登場人物の息のあったやり取りの質も高くてグイグイ引きこまれていきました。この手の作品で描かれる母と娘の考え方の違いやジェネレーションギャップのズレってホント見ていて楽しい。
娘の身体になったことでアンナが質の悪い教師に目をつけられていることを知ってテスが一泡吹かせる姿や、母親のカウンセリングの仕事で独自の視点から相談者にアドバイスを授けるアンナの姿など、名&迷シーンがとにかく多いです。
お互いに視点が変わることで、それまで見えてこなかった相手の本心に触れ、距離が縮まっていくという光景はこれまたベタだけどやっぱりホロリと来ちゃう。僕がこの手の家族ネタに弱いってのもあるんですけど。
そういや映画序盤で入れ替わった二人が『互いにぶつかったら元に戻るんじゃないか』と実験するシーンがあるんですが、こういう定番の下りって向こうでも共通なんですね。

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