ツルゴアXXX

ARTICLE PAGE

10 2014

ハウエルズ家のちょっとおかしなお葬式

ハウエルズ家のちょっとおかしなお葬式ハウエルズ家のちょっとおかしなお葬式
【原題】DEATH AT A FUNERAL 2007年
【米・独・英・和蘭】


父を亡くした作家志望のダニエル。
その葬式の朝、父の死を悲しむ一方で、小説家として成功した弟ロバートが、ニューヨークから久しぶりに帰ってくることにうんざりしていた。その理由は、全く成功していない自分が親戚中から弟と比較されてしまうためだった。
そして、心配事を抱えている人間は他にもいた。それは、婚約者サイモンを認めてもらいたい、従姉妹のマーサ。そして他にも、家族や親戚のそれぞれが葬式に参加することに何らかの不安を抱えていた。親戚たちが続々と集まる中、父親の亡骸の納められた棺が業者によってダニエルの家に届けられる。それを受け取り、中を確認したところ、そこに横たわっていたのは全くの別人。業者のこのとんでもないミスをきっかけに、厳粛に行われるはずの葬儀は大騒動に発展していく。サイモンは安定剤と間違えて、マーサの弟トロイが隠し持っていたドラッグを飲んでしまい大暴れ!そして、突然現れた謎の小人症の男が、父が抱えていたゲイという秘密をネタにダニエルに脅迫を始める……
果たして、葬儀は無事に執り行われるのか!?

『スター・ウォーズ』のヨーダの声を務めたことでも有名な監督、フランク・オズが手がける、お葬式を舞台にしたちょっぴりブラックなコメディ映画。
父親の葬儀当日というしんみりした場面から始まる映画なのですが、しょっぱなから葬儀屋が運んでくる遺体を間違えてくるなど掴みはバッチリ。そこから個性豊かな参列者が次々と登場し、屋敷という狭い舞台を隅々までフル活用し、矢継ぎ早にドタバタ劇を繰り広げていくという群像劇的な構成になっています。

本作はキーアイテムとなるトロイの『ドラッグ』が登場してからがとにかく面白い。
マーサの婚約者サイモンが安定剤と間違えてこのドラッグを飲んでラリってしまい、マーサとトロイが必死になって彼の暴走を食い止めようとする様がもう楽しすぎる。サイモン役のアラン・テュディックの名演っぷりも必見です。
あと、父親がゲイという事が判明してから書斎に飾ってある彫刻や絵画を見てダニエルがハッとなるシーンはカメラワーク含めて最高のギャグシーンなんですが、何気に葬儀中、神父が父エドワードの好きだった言葉として聖書を引用するシーンが伏線になっていたりするんですよね。この辺結構細かい。
【ダビデの友ヨナタン】

序盤からラストまで畳み掛けるようにギャグが挿入される忙しい作品ですが、葬儀で巻き起こった多くのトラブルを乗り越えて、最後には何だかんだで微妙な状態だったハウエルズ家の家族関係に変化が訪れるのが暖かい。
この映画ホント面白いです。『とにかく笑えてほっこりできる』、そんな作品を求めている人には超オススメ!

関連記事

0 Comments

Leave a comment