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11 2014

3人のエンジェル

3人のエンジェル予告編3人のエンジェル
【原題】To Wang Foo, Thanks For Everything! Julie Newmar 1995年【米】


ドラッグ・クイーン・コンテストのNY地区予選を勝ち抜いたノグジーマとヴィーダは、ハリウッドで開催される全国大会への出場権を手にした。ノグジーマは、優勝を逃して泣いていた半人前のチチを一緒にハリウッドに連れていき、美しい蝶にしてやろうと提案。2人分の航空券を売ってポンコツのキャデラックを手に入れ、憧れの女優ジュリー・ニューマーの写真をお守り代わりに、3人は西に向かって旅立った。
ノグジーマとヴィーダは旅をしながらチチに、一流のドラッグ・クイーンになる4つの関門を教える。その1「心意気」をクリアしてその気になったチチは、門前払いを恐れる2人の先頭に立って堂々とモーテルに入り、第2関門「苦難はぶっとばせ」も見事に突破した。だが、ネブラスカ州に差しかかったところで、職権を乱用して不埒な行動に及ぼうとしたドラード保安官をノックアウトした彼女たちは、相手が死んだものと思い込み、あわてて逃げる。
しばらくして車がエンコするも、ヒッチハイクで知り合った親切な青年ボビー・レイのお陰で3人は田舎町スナイダービルにたどり着き、車の修理が終わるまで町に滞在することになるのだった。

3人のドラッグ・クイーンがバスに乗って旅をするオーストラリアの名作映画、『プリシラ』のヒットに便乗して制作された作品であり、見事に設定面が似通っている映画。
ただプリシラがシリアスな作品だったのに対して、こちらはコメディ要素を多分に盛り込んだ快活なロードムービーとなっています。
しかもこちらはキャスティングが面白く、マッチョ系な俳優のパトリック・スウェイジとウェズリー・スナイプスがドラッグ・クイーンに扮して、女性らしい演技を見事にこなしているのが堪らないポイント。
見た目のインパクトが凄いけど、結構似合っているのがもうね。
ロビン・ウィリアムズがちらっと登場するのも地味にサプライズ。

ストーリーは閉塞的な田舎にしばらく滞在するというメイン部分に入ってからが盛り上がりどころ。
都会から来た“デッカイ美女”を物珍しげに眺める町の人々。ヴィーダらと交流を深める内に失語症になっていた老婆が声を取り戻したり、地味な喫茶店が小洒落たカフェに衣替えしたり、女性たちが化粧やファッションを教えてもらって変身したりと、田舎町が少しずつ活気を取り戻していく様が見ていてほっこりします。
もちろんシリアスパートもありで、夫のDVに苦しむ人や、町で知り合ったチチの片思いの相手が同じくここで知り合い親しくなった町娘の片思いの相手だと知ってしまう場面、ヴィーダらを捕まえようと躍起になっている保安官のドラードなど問題も山積み。

さほど派手な展開があるわけでなく、話の展開もベタといえばベタで、映像の方もたまに露骨な合成があったりと真新しさはあんま無い作品なんですが、くすくす笑えて感動できる心暖まる映画でした。

最後に小ネタを一つ。
この映画、あらすじに書いたようにTVドラマ版『バットマン』のキャットウーマン役で有名な女優のジュリー・ニューマーが本人役でカメオ出演しているわけなんですが、劇中ではやたらキャットウーマン役をこなしたことを推しており、「キャットウーマンはあなたしかいないわ」というセリフや、キャットウーマンのコミックがちらっと映る一幕があったりします。

映画中にキャットウーマンのコミックが


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