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22 2014

ハンサム★スーツ

ハンサムスーツ予告編ハンサム★スーツ
2008年【日】


大木琢郎、33歳、独身。天国へ行った母親が残した庶民的な定食屋「こころ屋」を営む心優しいブサイク。
イタリア留学経験もあり料理の腕前も人柄も完ぺきでお店の人気者だが、女性とはまったく縁がない。ある日「こころ屋」に新人アルバイトで超美人の寛子ちゃんが入ってくる。彼女の一挙一動に胸がキュンキュンする琢郎。ついに、思い切って告白するが、あっさり振られてしまい、寛子ちゃんはお店から出て行ってしまった。
その後、琢郎は友人の結婚式に着ていくスーツを買いに行った紳士服屋で、着るだけでハンサムになれる「ハンサム・スーツ」を手に入れる。愛くるしい顔にもこもこボディの着ぐるみのようなスーツに袖を通すと、スーツが体にぴったりとフィットして顔も体型も目覚めるようにハンサムになった。ハンサムな男に変身した琢郎は、光山杏仁として、瞬く間に人気カリスマモデルとなる。
ハンサムな杏仁の日々は超モテモテ!誰もが憧れる人気トップモデル来香からアプローチされ、生まれて初めて美人に行為を抱かれて夢見心地の琢郎。そして、琢郎として定食屋に戻ると、寛子ちゃんの代わりに入った新人アルバイトの本江が笑顔で迎えてくれる。ブサイクだけど仕事は完ぺきで、一緒にいると落ち着く存在。だんだん本江のことが気になっていく。
定食屋の主人とモデルとしての二重生活を送る琢郎。いつしか、杏仁としての華やかな人生に比べ、本来の自分の人生が色あせて見えてきてしまうのだった。

放送作家、鈴木おさむが執筆した小説『ハンサム★スーツ』を映像化した一作。CMディレクター、英勉の初めての監督作品でもあります。
「ブサイク芸人・ドランクドラゴンの塚地武雅がハンサム・スーツを着ることによって、完璧なハンサム・谷原章介に変身する!」というだけでなんかもう面白い。
この二人一役だけでなく、北川景子や佐田真由美、森三中の大島美幸、佐々木希、山本裕典、ブラザートム、温水洋一、伊武雅刀などなどカメオ出演含めて個性的なキャストが多く、またお笑い芸人もちらほら登場するため、どことなく金のかかった長いコントの一ネタを見ているような気分に浸れます。

画面も原色が強調されたポップな色使いであり、ストーリーに合わせて非常に明るめ。
「人間大切なのは見た目じゃなくて中身なんだよ!」という事を伝える作品は数多く、その中で何か新しい事をやっているのかと聞かれるとぶっちゃけ特にやってないんですが、豊富なギャグシーンと過剰なまでにブサイクな琢郎に冷たい&ハンサムな杏仁に見とれる女性たちの反応や、周囲に持ち上げられて調子に乗り出す琢郎の描写などが面白いため、勢いだけな内容でもさほど気にならない。
見た目ハンサムなのに中身はブサイクな琢郎に合わせた演技をしっかりとこなす谷原章介は必見。
結末はブサイクな新人アルバイト、本江が登場した時点で大抵の人が読めてしまうのだろうけども、こういうちょっと力の入ったコントのような雰囲気の映画はこれぐらい緩いシナリオでちょうどいいのかもしれない。
コメディ映画にそこまで強いストーリー性は求めない性質なんで!

  
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