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13 2015

フランシス・マナプル&ブライアン・ブッチェラート他/フラッシュ:新たなる挑戦(THE NEW 52!)

フラッシュ新たなる挑戦表紙
『考えこむのはここまでだ。やるべきことは単純…
 危険に向かって走るだけ。
 僕の仕事は二つの街を…友人を守ること。
 何があっても…走り続ける。それがフラッシュ。
 それが僕の使命だ!』

加速する思考!

稲妻と化学薬品を浴びたセントラルシティの科学捜査官バリー・アレンは世界最速の男“フラッシュ”になる。だが、この世には彼にすら追いつけないものがあった。

復讐に身を捧げ、何年もの間姿を消していたフラッシュの旧友が帰還する。だが、彼は見たこともない新手の敵に追われていた――フラッシュが倒したそばから増殖する、怒涛のような軍勢に……。
一方、難攻不落のアイアンハイツ研究所では、恐るべき宿敵が脱走を企てていた――フラッシュを氷漬けにするために。その男の意外な復讐の動機とは?
さらに、フラッシュの体の奥底では、新たな力が目覚めようとしていた。それは彼に高速移動する力を与えている“スピードフォース”から派生した、思いもよらない未知の力だった。新たな力がフラッシュにもたらすのはさらなる進化か、それとも悪夢か……?


◆収録作品

2011年11月:Flash Vol.4 #1
2011年12月:Flash Vol.4 #2
2012年01月:Flash Vol.4 #3
2012年02月:Flash Vol.4 #4
2012年03月:Flash Vol.4 #5
2012年04月:Flash Vol.4 #6
2012年05月:Flash Vol.4 #7
2012年06月:Flash Vol.4 #8


◆Barry Allen is The Flash, the fastest man alive.
世界最速の男、フラッシュ!
世界最速の男、フラッシュ!

ヒーローチーム『ジャスティス・リーグ』のメンバーの一人でもあるDCコミックスを代表するスーパーヒーロー、『フラッシュ』の単独邦訳がついに日本初登場!
海の向こうではテレビドラマが放送中2018年には実写映画の公開も控えており、現在一般的な知名度が急上昇中のヒーローであります。
ただ90年代にも『超音速ヒーロー ザ・フラッシュ』という邦題でドラマが放送されており(数年前にも日テレで再放送されていた模様)、ビデオムービーも3作ほど日本でもリリースされたため、それで知ったという人もちらほら居るかもしれません。



  

本作の主人公、フラッシュことバリー・アレンが持つ能力は『高速移動が出来る』という至ってシンプルなもの。
こういう風に書くと「それだけなの?ヒーローの能力としてはちょっとショボくない?」と思われるかもしれませんが決してそんな事はありません。
フラッシュの能力はより詳しく言うと、異次元に存在する「スピードフォース」という運動エネルギーの塊にアクセスし、その力を操作して運動エネルギーを加速・減速するという能力。
この能力の応用の効き方は半端じゃなく、高速移動以外にも細胞を分子レベルで振動させる事による物質の通過、透明化も可能とし、竜巻の発生や細胞活性化による治癒までこなしてしまいます。
また、高速移動というメイン能力自体も音速どころか亜光速、本気を出せば光速を越えて別次元の突破までやってのけちゃうため、超シンプルな能力でありながらその辺の超人とは対等以上に渡り合えちゃうスペックを持ったスーパーヒーローなんです。

……とはいえバリー・アレン自身はあくまで常人であるため、下手に超人の攻撃を受けると大ダメージに繋がるし、あくまで「走る」のがメインの能力なため、空中に放り出されたり、狭い場所での戦闘だったり、地面が凍結するなど走るのに適さない環境に置かれると無力化してしまうのが大きな弱点。
本作『フラッシュ:新たなる挑戦』は、そんな少しピーキーな能力を持ったスーパーヒーローが未知の能力に目覚め、新たな戦いに身を投じる事になる作品となっております。

フラッシュが目覚めた新能力。それは高速思考による『未来予知能力』

高速思考による未来予知
コミックならではの表現がまた面白い

思考の速度が早まった結果バリーの頭の中で周囲の情報が全て同時に処理され、「何かが起こる前にあらゆる結果が予測できる」ようになったのです。
この新能力もフルに活用して街を守るヒーロー活動により一層力を注ぐフラッシュ。
しかし科学者のダーウィン・イライアスの調査により、フラッシュのスピードが光速に達すると「時間の裂け目が発生し、物体の消失現象が起こってしまう」というとんでもない弊害が明らかになり……?

◆感想
フラッシュVSキャプテン・コールド

革新的なコマ割りや演出、マナプルのスマートなアートは凄くカッコ良くて見応えがあるんだけど、肝心要のストーリーはわりと普通というかどうにも盛り上がりに欠けている感じがあるかも。ぶっちゃけてしまうとね。
あと序盤でバリーの親友、ヌマエル・ラゴのクローンがあんなに大量に作られていた事が判明したのに、バリーのリアクションがやけに薄いのも気になる……!

話の発想は結構ぶっ飛んでて色々新しいのに、大事な人間ドラマ部分の描写が全体的にややあっさり気味な所為でちょっとストーリーにのめり込みづらいかなー。
でも本作で描かれた宿敵ヴィラン、キャプテン・コールドがフラッシュを殺害せんと付け狙う理由付けはかなり根が深くて好きな設定。本作で戦う敵はみなどこか『人間臭い』のは良い部分だと思います。

スピードフォースの力をフルに発揮すると周囲の人間に危害が及んでしまうため、本気のパワーを使うことが出来ないフラッシュ。
この1巻は話が普通に次巻への引きを作って終わってしまうため、彼の戦いが今後どのように描かれていくのかは気になるところ。なんか唐突にゴリラが出て終わりますからねこの1巻は。
現時点で2巻以降の邦訳予定は全く無いんで、続きが気になるなら小プロに積極的に要望を送るしかないですな!
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3 Comments

アウル  

確かに走ることに特化してる分、弱点が限定されやすいキャラですよね、フラッシュ。
ゲームの「インジャスティス」でも、デスストロークに先手で足元とその先に爆弾しかけられ、まるでピタゴラスイッチみたいな倒され方してました(^^;

2015/03/13 (Fri) 23:40 | EDIT | REPLY |   

michael  

>>アウルさん
傍目には面白おかしいやられ方になっちゃうのがまたなんとも言えない!

2015/03/20 (Fri) 16:13 | EDIT | REPLY |   

ティム  

今日これ読みました
フラッシュ自体は好きなキャラクターなのですが、この作品にはいまいち入り込めませんでした。。
読んでいてワクワクしないというか熱くなれないというか。
一緒に購入したシャザムはとても面白かったです。引き込まれました。

2015/04/21 (Tue) 22:53 | EDIT | REPLY |   

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