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02 2014

ブライアン・マイケル・ベンディス&マイク・デオダート/ダークアベンジャーズ:モレキュールマン

ダークアベンジャーズモレキュールマン
「スカーレット・ウィッチがあの惨劇を起こした理由知ってる?ご乱心」

異星人スクラルの侵略に乗じたノーマン・オズボーンの策略により、シールドは解体され、ヒーローの権威は地に堕ちた。

代わって世界の守りに就いたのは、治安維持組織ハンマーと、アイアンマンの残したアーマーを纏い、アイアンパトリオットとなったオズボーン率いる新生アベンジャーズだった。

通称“ダーク”アベンジャーズのメンバーは、
アイアンパトリオットをリーダーにMs.マーベル/ムーンストーン、
ホークアイ/ブルズアイ、
スパイダーマン/ベノム、
ウルヴァリン/ダケン、
さらにセントリー、アレスと曲者ぞろい。

危ういながらも船出を果たしたダークアベンジャーズだったが、早くも絶対の強敵が立ちはだかる。
その名はモレキュールマン。
分子を意のままにするこの恐るべき敵を相手に、ダークアベンジャーズは如何に勝利するのか?

オズボーンの苦労人ぶりも話題の最凶最悪アベンジャーズ、早くもシリーズ第2弾登場!


◆収録作品

2009年11月:Dark Avengers #9
2009年12月:Dark Avengers #10
2010年01月:Dark Avengers #11
2010年02月:Dark Avengers #12


◆関連作品過去記事
【ニューアベンジャーズ:ブレイクアウト】
【ニューアベンジャーズ:セントリー】
【X-MEN/アベンジャーズ ハウス・オブ・M】
【ニューアベンジャーズ:コレクティブ】
【シビル・ウォー】
【ニューアベンジャーズ:シビル・ウォー】
【デス・オブ・キャプテン・アメリカ:デス・オブ・ドリーム&バーデン・オブ・ドリーム】
【ニューアベンジャーズ:レボリューション】
【マイティ・アベンジャーズ:ウルトロン・イニシアティブ】
【ワールド・ウォー・ハルク】
【ニューアベンジャーズ:トラスト】
【マイティ・アベンジャーズ:ベノム・ボム】
【シークレット・インベージョン】
【ニューアベンジャーズ:シークレット・インベージョン】
【マイティ・アベンジャーズ:シークレット・インベージョン】
【ダークアベンジャーズ:アセンブル】
【ニューアベンジャーズ:ダークレイン】

◆THE ROAD OF SIEGE
ほぼヴィランで構成された偽アベンジャーズ大活躍のコミック、『ダークアベンジャーズ』の2巻目が発売!
……なんだけど、#7-8(X-MENタイトルのクロスオーバーイベント『ユートピア』関連のエピソード)は残念ながら今回カット。
原書では下記のTPBに収録されています。


ダケンを含めた独自のミュータントチーム『ダークX-MEN』を組織し、
逮捕したミュータントに非人道的な人体実験を行うオズボーン。
これに対してサイクロップスは人工島『ユートピア』を築き、
政府の支配を受けないミュータントの聖域である事を宣言。
オズボーンはダークX-MENをユートピアに送り込むが退けられてしまう。
サイクロップスに一矢報われる形となったオズボーンだったが、
アメリカ市民に対して「ミュータントを孤島の牢獄に隔離した」と発言し、自身の権利を主張するのだった

このユートピアでの戦いを経て、次にダークアベンジャーズが戦うことになるのは分子や原子を操り、現実世界までも弄ぶ事が可能な強力すぎる能力を持つビラン『モレキュールマン』
コロラド州ダイナソーに近づく人間を次々に消滅させるという大事件を引き起こしている男です。
国務長官の娘も行方不明にされたとの事で連絡が入り、すぐさま現場に急行するダークアベンジャーズ。
……が、モレキュールマンなるビランがこの行方不明事件を起こしているとはつゆ知らずなオズボーン達。
現場に到着した途端、モレキュールマンの手によって分子構造を弄くられ、別の現実に幽閉されてしまうのでした。

オズボーンはモレキュールマンの創造した世界で彼と対話し、コロラド州ダイナソーを勝手に占有して近づく者を消し去る事を止めさせるために何とか説得を試みるのですが、彼の犯行動機は「ただ孤独に暮らしたい」というだけな上、それを曲げる気は決してないとの事。

モレキュールマンは静かに暮らしたい
モレキュールマンは静かに暮らしたい

自分の生活を脅かそうとするオズボーンを打ち倒すために、分子を弄って過去のトラウマを呼び起こし、延々と悪夢を呼び起こす攻撃に打って出るのでした。
ホントに凄まじい能力だなモレキュールマン!こんなに厄介なビランもそうそういない気がする。
ただ本人は孤独を愛すると言っていますが、画像を見ての通り周囲には友人が多い模様。
何気に初代ゴーストライダーとして地上で暴れていた悪魔ザラソスが居るのにも注目。

◆感想
セントリー覚醒

次に刊行予定のクロスオーバーイベント、『シージ』に向けての布石が打たれている印象のある一冊。
本エピソードでセントリーがモレキュールマンとの戦闘の末に能力がさらにとんでもないスペックになってしまって正直恐怖すら感じる。
並みのヒーローが束になってかかってもまず敵わないというレベルの強さを持つだけでなく、彼の持つ真の能力がどのような物なのかいまいちハッキリしないのもあって、ヒーローというよりはいよいよいつ爆発するか分からない爆弾にしか見えなくなってきたのが不気味なキャラクターです。

ただ本書で一番ショッキングだったのは、『ワン・モア・デイ』を経てスパイダーマンの設定がリブートされた後のこの世界でもノーマン・オズボーンがグウェンを妊娠させて双子を産ませていたという多くのファンが黒歴史にしたいエピソード(『スパイダーマン:シンズ・パスト』)が未だに生きていたことですかね!


『ワン・モア・デイ』といいこの『シンズ・パスト』といいストラジンスキーの作る設定は色々キツすぎる

ビクトリア・ハンドがレズいシーンや服だけ脱がされるシーンを披露するだけでなく、ノーマン・オズボーンもフルヌードを披露する等とサービスシーンがやたら多い#10からのモレキュールマン戦エピソードが目を惹きますが、個人的には冒頭の#9のアレスのエピソードが好きだったり。
息子がニック・フューリー率いる地下組織『シークレット・ウォリアーズ』に参加していた事を知るアレス。
「世界のために戦っている」という言葉を息子から伝えられて何とも言えない表情をするアレスが印象的です。
息子との付き合い方が分からない彼が今後どういう行動を取っていくのかも気になる所。
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