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20 2014

猿の惑星:創世記(ジェネシス)

猿の惑星創世記猿の惑星:創世記(ジェネシス)
【原題】Rise of the Planet of the Apes 2011年【米】


サンフランシスコの製薬会社ジェネシスの研究所でアルツハイマー病の新薬の研究をする神経科学者、ウィル・ロッドマンは、開発中の新薬を投与したチンパンジーの知能が驚異的に発達したことを確認し、その成果を発表する。
だが、そのチンパンジーは突然暴れ出し研究所内をパニックに陥れた挙句、警備員によって射殺されてしまうのだった。事態を重く見た厳格な所長によってプロジェクトは中止を余儀なくされるが、射殺されたチンパンジーは妊娠中だったという事実が判明し、ウィルは生まれたばかりの赤ん坊を秘かに引き取るとシーザーと名付け、自ら育てることを決意する。そして、次第にウィルとシーザーのあいだに人間の親子のような絆が芽生えていく。
その一方で、シーザーは並外れた知性を発揮し始めていくのだった。ところがすっかり成長したシーザーはある日、ウィルの父を助けようとして隣人とトラブルを起こしてしまう。それが原因でウィルと引き離され、類人猿保護施設の檻の中で屈辱と絶望の日々を送ることになるシーザーだったが……

1968年に公開され、後にシリーズ化しリメイク作品も作られた名作SF映画『猿の惑星』リブートした完全新作。
また、実在したチンパンジーのニムの生涯が本作の脚本の下地にもなっているとか。
猿の惑星新シリーズの1作目でありリメイクという立ち位置ではないものの、ジョン・ランドンなど過去作に登場したキャラの名前が用いられるといった旧作ネタはさりげなく放り込まれています。
あと本作に登場する猿たちのメイクはこれまでの作品とは違い、WETAデジタルのCGI技術を使っているとのこと。

チンパンジーのシーザーが主人公と決別し、人類に反旗を翻すようになるまでの下りを映画の時間をフルに使って非常に丁寧に描いています。シーザーを含めた猿たちは目や表情、そして動作だけで心の動きを表現しており、CGの完成度の高さに唸らされる。
本作はあくまでプロローグという位置付けであり、猿の惑星というタイトルでありながら人類が猿に支配されるまでには至らないのでそこを求めると肩透かしかもしれませんが、それでも映画序盤からラストまで目を引きつけて離さない怒涛のストーリー展開は素晴らしい!これ単体でも充分に楽しめるオススメの一作です。
過去の猿の惑星シリーズらしくなるのは、本作でも描かれるあるパンデミックが原因で人類の数が大幅に減少してしまったという設定から始まる次回作『猿の惑星: 新世紀』からとのこと。

あと本編関係ない俳優ネタだけど、ハリポタのマルフォイ役で知られるトム・フェルトンが猿を虐める飼育員役で出ていたのが印象的でした。この人の演じた善人役を知りたい。

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