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07 2014

発売されるはずだったマーベル&DCのスーパーヒーローコミック邦訳本

「こんな作品が邦訳されるはずだったのか……!」とモヤモヤするための記事です。
今邦訳アメコミが盛り上がっているので、改めて邦訳の機会に恵まれると良いんですけどね。
中には向こうでもTPB化されてない物もあり、地味に貴重なラインナップだったり。

■スーパーマン対スパイダーマン

スーパーマン対スパイダーマン

雑誌『月刊スーパーマン』を刊行していたマーベリック出版から、『スーパーマン対モハメド・アリ』に続く増刊号として発売されるはずだった邦訳。
底本は1976年1月の『Superman vs. the Amazing Spider-Man』
月刊スーパーマン13号で予告されたものの、理由は不明だが刊行予定が遅れに遅れ、月刊スーパーマン廃刊と同時にお流れに。
(月刊スーパーマン17号では「今のところまだハッキリとしたことを申し上げられないので、決まり次第ご報告します」という一文が掲載されていた)

■アメイジング・スパイダーマン

■インクレディブル・ハルク

■ザ・パニッシャー

■アイアン・マン

■シルバー・サーファー

邦訳予告90年代マーベル

小学館プロダクションから発行されるはずだった、90年代のストーリーラインが中心の邦訳。
予告では『Amazing Spider-Man #335』『Incredible Hulk #419』『Punisher Vol.2 #80』『Iron Man #306』『Silver Surfer Vol.3 #91』のカバーアートが掲載されていたため、この辺りから邦訳を進めていく予定だったと思われる。
ちなみに刊行予告にはゴーストライダーも含まれており、こちらは無事3巻までは発売された。

■ハント・フォー・エグゼビア

小学館プロダクションから発行されるはずだった、98年~99年頃のX-MENのストーリーライン。
TPBが存在しないため、発売されていれば『Uncanny X-Men #362-364』『X-Men Vol.2 #82-84』を纏めた日本独自編集の邦訳になったはず。

■バットマン・マスターピース

こちらも『ハント・フォー・エグゼビア』と同時期に小学館プロダクションから刊行予告がなされていた一冊。
刊行時期的に『Batman Masterpieces: Portraits of the Dark Knight and His World』というアートワーク本が底本だろうか。


■サンドマン6巻

インターブックスから刊行されていた邦訳版『サンドマン第2シリーズ』の6巻目。
99年夏発売と予告されていたものの、結局発売されることはなかった。
この邦訳本は1冊の原書TPBを(元々の話数が少ない『Dream Country』を除き)分冊しながら刊行していたので、第6巻からは原書TPBの4巻目となる『Season of Mists』を分冊して発売する予定だったと思われる。


■スパイダーマン:ザ・コミック

角川書店から2002年頃に、映画『スパイダーマン』に便乗して発売されるはずだった邦訳本。
「ピーター・パーカー青年は、放射能汚染された蜘蛛に噛まれたことから、スパイダーマンとしての能力を獲得する。彼はその能力を使い、殺人鬼グリーン・ゴブリンとの対決を決意するが−−。定価:本体予)1680円(税別)」という商品説明を見るに、映画に関連したエピソードを収録する予定だった模様?
(ちなみにこの商品説明は下記の小説版と同一)
※コメント欄にて本の詳細に関する書き込みがあります。


■デアデビル/エレクトラシリーズ

『アルティメット・スパイダーマン』『アルティメット・X-MEN』といった、アルティメット系の邦訳を刊行していた新潮社が予告していたタイトル。
底本は恐らく『Ultimate Daredevil and Elektra』


■アルティメッツシリーズ

こちらもアルティメット系邦訳の新タイトルとして新潮社が予告していた作品。
『アルティメット・スパイダーマン』『アルティメット・X-MEN』の邦訳を中断した流れでそのままこの本の発売も中止となったが、2012年と2014年に分厚いハードカバー版を底本とした物が小学館集英社プロダクションから刊行された。
【アルティメッツ】
【アルティメッツ 2】
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2 Comments

kou  

はじめまして。
初コメントします。

角川書店の「スパイダーマン」についての情報
2002年4月20日発売の映画秘宝30号に石川裕人さんの記事が載ってまして、石川さんはこの本の編集に関わっていたそうです。

内容は映画のコミカライズに、レギュラーのスパイダーマン・コミックから選定された3作品をプラスしたものだっとのこと。
追加の3話のうち2話について記事中で触れています。

ひとつは幼い兄弟の話。
父親に捨てられた母子家庭の兄弟が主人公。
弟は無邪気にスパイダーマンに憧れているが、そろそろ社会というものがわかりはじめた兄は、ヒーローなんか当てにならない、自分の身は自分で守るしかないんだと弟をなじる。
そんな2人の前に突然、壁をぶち破ってエレクトロと戦闘中のスパイダーマンが現れ…というストーリー。

もうひとつは、働きもせずにクスリに溺れる母親に育てられる黒人少年が主人公。
少年の身を案じる叔母は、なんとか彼を引き取ろうとするが、法律の壁に阻まれ、思うようにいかない。
そんな周囲の心配をよそに、少年はスパイダーマンの相棒となって活躍する自分を夢想する・・・。

映画秘宝のこの記事を読んで出版を楽しみにしていたのに、さっぱり出る気配が無くてガッカリしたのを思い出しました。

2014/10/07 (Tue) 22:40 | EDIT | REPLY |   

michael  

>>kouさん
わぁお貴重な情報有難うございます!
現在でも未邦訳のエピソードが読めるはずだった感じですね。
スパイダーマンはこんなところでも不幸な目(発売中止)に遭ってしまうのか…

2014/10/08 (Wed) 19:31 | EDIT | REPLY |   

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