ツルゴアXXX

ARTICLE PAGE

29 2014

プロディP

■概要
アドベンチャーゲーム『かまいたちの夜』を原作とした『かまいたちの夜?』シリーズを主に投稿されているニコマスP。
ダンスPVを切り抜いて立ち絵として使用する、いわゆる『踊る立ち絵』という手法を編み出したのはこの方。

原作『かまいたちの夜シリーズ』のようにミステリー編から分岐した様々な派生ストーリーを製作しており、殆どの作品が並行世界として設定されているのが大きな特徴です。
そのため、他の作品で登場したキャラクターが別の作品で設定を変えて再登場することもしばしば。

テキストや演出などが高く評価されているニコマスPですが、基本的に過剰なまでのキャラ崩壊とdis、突き抜けた下ネタに超展開、エロシーン、果ては政治関連の時事ネタといった過激なギャグを売りとしているため、かなり見る人を選ぶタイプの作風である点には注意(もちろん比較的マイルドな作品もいくつかありますが)
ちなみに、アイマス以外では『艦隊これくしょん』のMMD動画を製作されています。

■作品
迷い猫

 

三浦あずさが電車事故で亡くなってから半年……
Pと千早は彼女が亡くなった事故現場でお参りを済ませ、帰路に着いていた。
しかしその日の夜、千早は自宅で謎の怪奇現象に襲われてしまう。


前後編で構成された、『夏はやっぱりホラM@S祭』投稿作品。
前編では真綿で首を絞められるような息苦しさを保ったままストーリーが進行していくのですが、その裏側が描かれる後編では雰囲気が一転、ギャグ作品に変貌します。
あんまりすぎる衝撃のラストが堪らない。
地星 秋月律子 黎明に輝く


自身の伸び悩むアイドルランクと事務所の経営状態を考慮し、アイドルを引退してプロデューサーに転向する決断を下した律子。
周囲の反応は様々だったが、最後には皆彼女の意思を尊重し、次の765プロ感謝ライブで律子の引退を発表する運びとなった。
そして運命のライブの日。律子の最後の花道を飾るため、いつも以上に気合を入れるアイドル達だったが、間の悪いことに「高木社長が倒れて危険な状態にある」との連絡が入り、Pが会場から離れざるを得ない事態に陥ってしまう。
そこで律子は自身の引退ライブを捨て、裏方として舞台進行を引き受ける選択をするのだった。


全3話で完結済
普段のプロディPの作風とは大きくかけ離れた非常に綺麗な人間ドラマを律子主役で描いたノベマスであり、いつものようなおちゃらけは少なく、アイドル達のキャラ崩壊もかなり抑えられたある種貴重な一作です。

律子の引退を惜しむアイドル達とのやりとり、引退を決意したライブで早くもプロデューサーとして動く事になる律子、ストーリー展開に合わせて挿入されるダンスPVと目を惹くシーンが豊富。
特に最終話ラストでのおかずん氏による一枚絵は、それまでの展開と演出も相まって涙腺に来ます。

全話合わせて約30分程度であり、ちょっとしたミニドラマを見ているような感覚に陥るノベマスでした。万人にオススメできるプロディP作品!
夏の残照


世界中で同時多発した謎の疫病。
この疫病に侵され死亡した者は動く死体へと代わり、人々に襲いかかって感染者を増やしていく。
1年以上続いたこのパンデミックは、政府の対応によってようやく小康状態を保つまでに至っていた。
だがそれでも現状が厳しいことに変わりはない。
765プロのアイドル達は、事務所を拠点として生活物資を街で漁りながら生き続けていた。


『パンデミックが落ち着いた後の世界』を描くという、ちょっと珍しいシチュエーションのゾンビ物。
その為ゾンビとのサバイバル的要素はほぼ皆無で、代わりに都市機能や経済が完全に麻痺した世界で生きていく765プロの描写に重きを置いております。
このような極限状態になって初めて“生”を実感する貴音、「襲われて」亡くなってしまった小鳥さん、様々な物を一人で抱えすぎて押しつぶされかけているP……ちなみにやよいがアホの子っぽいキャラなのはプロディP作品では仕様です。

ラストシーンはあえて細かく説明せず、映像だけで魅せる終わり方。良質な短編作品でした。
“街を捨ててバスに乗る”ってのはそういう意味なんだろうか。

■関連リンク
【プロディーサーと一緒に作ろう】
【プロディP作品まとめ @ wiki】
関連記事

0 Comments

Leave a comment