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30 2014

クリストス・ゲージ&マリオ・アルベルティ他/X-MEN/スパイダーマン

X-メンスパイダーマン表紙

“僕らは誤解から衝突したこともある。でも何度も助け合ってきたよね…
 僕達にはたくさんの共通点があるからだ。
 自分が守ると誓った世界から疎まれ、憎まれている。
 僕の意見だけど…僕らは本当に最高のチームだと思うよ”


X-MEN AND SPIDER-MAN 二大ヒーロー夢の共演!

マーベル・ユニバースで活躍するスーパーヒーローたちの中で最も周囲に理解されず、誤解と偏見の狭間で苦悩するヒーローといえば……それは“X-MEN”と“スパイダーマン”ではないだろうか。一見、共通点が少ないようで、実は近しい境遇を持つマーベルの二大ヒーロー。悩みながらも悪と闘うその姿に誰もが声援を送る。
クレイブン・ザ・ハンター、セイバートゥース、マローダーズ、そして、シニスターとカーネイジ……迫り来る強敵たちと対決するうちに彼らの間には強い絆が育まれていった。しかし、その間に、自分はクローンだと信じたピーター・パーカーは一時引退し、ウルヴァリンは激しい戦いの中でアダマンチウムを失ってしまう。想定外の事件が彼らを襲うのだが、X-MENとスパイダーマンはこの危機を乗り越えることができるのだろうか……。
映像分野でも活躍するライターのクリストス・ゲージと、国際的人気アーティストのマリオ・アルベルティが彼らの歴史的な共闘を鮮やかに描き出す!


◆収録作品

1966年12月:X-Men #27(※1ページのみ)
1967年08月:X-Men #35
2009年01月:X-Men / Spider-Man #1
2009年02月:X-Men / Spider-Man #2
2009年03月:X-Men / Spider-Man #3
2009年04月:X-Men / Spider-Man #4


◆The Strangest Teens of All
同時発売された邦訳『ホークアイ』『ジョーカー:喪われた絆』の話題性が大きくてやや目立っていない感じがある邦訳『X-MEN/スパイダーマン』を紹介!

X-MENとスパイダーマン。キャラクター性は違うものの、どちらも世間から疎まれバッシングされ続けているという悲しい共通点を持つヒーロー。
本書『X-MEN/スパイダーマン』は、そんなX-MENとスパイダーマンの共闘を1970年代、1980年代、1990年代、2000年代のそれぞれのコミックの展開を下地にして描いたオリジナルストーリー
オリジナルと言っても本作はキチンと正史のストーリーであり、過去のストーリーと上手く辻褄を合わせながらスパイダーマンの宿敵クレイブンと、史上最強のミュータントを作るためにX-MENに付き纏う科学者シニスターとの戦いが展開されていきます。
シニスターに至っては本来1987年にデビューしたヴィランであるのにもかかわらず、実は1970年代のストーリーの頃から暗躍していたという新事実が語られるのにも注目。

初見でも楽しめるようにある程度解説シーンが挿入されたりはしますが、個人的には当時のバックボーンを知っておいたほうがより楽しめる内容なので、本作を読む前により詳細に説明がなされている解説書記載の年表に目を通しておいたほうがいいかも。

ベン・ライリーとX-MEN
1990年代のエピソードを下地にした第3章ではピーター・パーカーのクローン、ベン・ライリーが登場
二転三転どころじゃないストーリーで語り草となっている『クローン・サーガ』絡みのエピソードなので
初見ではスパイダーマンの発言にまず混乱するハズ

数年前、スパイダーマンはX-MENと共に優秀なハンターであるヴィラン、クレイブンと戦った事があった。しかしこの戦いは、科学者シニスターが最強のクローン体を作るために仕掛けた計画の一つにすぎなかった!
X-MENらとの数々の戦いを通して優秀なDNAを採集していくシニスター。果たしてX-MENとスパイダーマンは、この何年にも渡る彼の計画を喰い止めることができるのか!?

クレイブン&ブロブとの戦い
スパイダーマンの宿敵クレイブンは退場が早いにもかかわらず最後までストーリーにガッツリ絡んでくる
どう関わってくるのかについては本編で

◆感想
1970年代から2000年代までのX-MENとスパイダーマンの状況をざっくりと把握できるシナリオ。
それとマリオ・アルベルティの超緻密なアートで描かれる戦闘シーンが本当にカッコイイです。カラリングもすごく好み。正直アート目的で読むのもアリだと思う一作でした。
話のほうは、序盤からシニスターの計画を過去から現在までじっくりと描いてきた割に戦いの結末がややあっさり気味だったり。

巻末に収録されているX-MENとスパイダーマンの共演エピソード『X-Men #35』も資料的価値があって面白い内容でした。
X-MENとスパイダーマンが衝突するという画は今見るとなかなか新鮮。

衝突するスパイディとX-MEN
敵に襲われたバンシーが送った警告“スパイダーに気をつけろ”という一文を見て
スパイダーマンをヴィランと勘違いして攻撃してしまうX-MENのエピソード
スパイディはスパイディでX-MENの事を不良ミュータントの集団と思っているためさらにややこしい事に

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