ツルゴアXXX

ARTICLE PAGE

20 2014

Re.P

■概要
人間ドラマに重きを置いた作品を中心に発表されているニコマスP。
加えて映像表現も凝りに凝っており、全体的にTVドラマや映画っぽさを意識した画作りが特徴的。
「Re.小鳥とPの物語第2話」のあとがきによると、自主映画の脚本を手がけた経験もあるのだとか。
ちなみに、ニコマス以前はRCカー関連の動画を投稿されていました。

■作品
Re.小鳥とPの物語

 

IU本戦直前、不幸な事故で命を落としてしまったP。
しかし彼は、3年もの間植物状態となっていた765プロの事務員……音無小鳥の身体に転生して復活してしまう。
あまりに現実離れした状況に戸惑うPだったが、「小鳥さんがいつでも戻ってこられるようにこの身体を守る」事こそが今の自分に与えられた天命と信じ、自分の正体を隠して、765プロに事務員としての復帰を決意するのだった。


Re.Pの処女作であり、全12話で完結済の一作。
三浦あずさ、秋月律子というトップアイドル2名を輩出しながら、2度も大きな悲劇に見舞われた結果、未だ苦しい経営状態を続けている小さな芸能事務所、765プロ。
本作はPが命を落とし、それと入れ替わるように小鳥さんが765プロに復帰するところから始まる、シリアスな人間模様を描くノベマスです。

最愛のPを失ったことでトップアイドルになりながら早くも引退し、普通の事務員となることを選択した律子。
自分を助けようとして命を失った人を間近に見てしまい、大きなトラウマを抱えてしまった普通の高校生、美希。
かつては音無小鳥のプロデュースを手がけ、現在では765プロのベテランプロデューサーである男、黒井。
そして、一度は命を失いながらも、何故か小鳥さんの身体に乗り移って第2の人生を歩むことになったP。

原作以上にある種家族のような人間関係が築かれていた765プロを襲った悲劇と、小鳥さんに転生したPの周囲で起こる様々な出来事はどんな結末を迎えるのか。
突飛でやや特殊なシチュエーションのTS物でありつつも、終始丁寧に各登場人物の心の機微を描き切っている素晴らしい作品でした。オススメ。
まこととおとん

 

女の子らしく生きることを許さなかった父に反発し、アイドル活動を始めた真。
そんな彼女に、レーサーである父親、真一が走っているサーキット会場でのライブの仕事が舞い降りる。
最初は乗り気ではなかった真だったが、Pに説得されて「アイドルとしての自分を直接父に見せることの出来る絶好のチャンス」と考えなおし、この仕事を受けるのだった。
この出来事は、真と真の父親、真一との関係にどのような変化をもたらすのか。


全4話で完結済。
本作に登場する真の父親、真一は、Re.Pが独自に真との関係性を再解釈したのもあり、あえてドラマCDとは異なるキャラ設定……娘のアイドル活動に強く反発している人物となっています。
菊地家に強く焦点を当て、真一が真を男のように扱った理由や真の両親の馴れ初めなどが独自解釈で語られる一作。真ファンにはぜひ見てもらいたいノベマスです。
ちなみにレースシーンはゲーム『グランツーリスモ5』の映像が用いられている模様。
コンプレックス・ブルー


お腹の中にPとの子を宿し、周囲からも祝福され幸せに包まれていた千早。
しかし、時が経つにつれ、思春期の頃の家庭不和の記憶が蘇ってきた。
「私はこの子を愛せるだろうか?」という不安な思いが千早の心を支配してしまう。


両親とは既に和解してはいるものの、過去の家庭不和の記憶に苛まれ、子供を育てるという事に自身を失ってしまう千早のお話。
4分にも満たない短編ながら、ぐいぐい引き込まれる作品です。
これは完全に余談ですが、千早の「マタニティブルー」をテーマにしたノベマスはかつてアデリーPも制作されていたりします。
二次創作SSでもよく見るあたり、地味に「千早とマタニティブルー」はわりとメジャーな題材なのかもしれない。

■関連リンク
【ツイッター】
【pixiv】
【ask.fm】
【Re.Pのブロマガ】
関連記事

0 Comments

Leave a comment