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08 2014

マット・フラクション&テリー・ドッドソン他/X-MEN:セカンド・カミングVol.2

セカンド・カミング2巻表紙

「初めて感じる感覚とでも言うか。
 体のどこかにあったスイッチを押されたようになってな、
 魂に火がつくんだ。いずれわかる。
 火がついたら、自分を取り巻く世界も変わる」

「ネイサンもそうだった?」
「あぁ」
「いつ?」
「赤ん坊のお前を抱いた時」

THE TIME HAS COME

M-デイ以降に初めて生まれたミュータントの“救世主”メサイアホープ。
ケーブルに預けられ、16年を未来世界でのサバイバルに費やしたホープは、己の力の目覚めを知り、故郷の時代を目指す。

救世主の帰還を待ちわびるX-MENら、ミュータント達。
しかし、彼女の到来を待ちわびているのは彼らだけではなかった。

ミュータントの根絶を目指すバスチオンは、ナイトクローラーら、幾人もの命を奪い、なおもホープ抹殺に追いすがる。
果たして、この死闘の先に待つものとは……。


◆収録作品

2010年07月:X-Men: Legacy #236
2010年07月:X-Force Vol.3 #27
2010年08月:Uncanny X-Men #525
2010年08月:New Mutants Vol.3 #14
2010年08月:X-Men: Legacy #237
2010年09月:X-Force Vol.3 #28
2010年09月:X-Men: Second Coming #2


◆関連作品過去記事
【X-MEN/アベンジャーズ ハウス・オブ・M】
【X-MEN:デッドリー・ジェネシス】
【X-MEN:メサイア・コンプレックスVol.1】
【X-MEN:メサイア・コンプレックスVol.2】
【X-MEN:セカンド・カミングVol.1】

◆定期購読シリーズ第二弾ラスト!
ついに定期購読シリーズ第二弾も本書で終了!
ようやく新キャラクター、ホープが中心となるX-MENの2大クロスオーバーが完訳されました!
ミュータントVS人類会議という一大決戦のエピソード。この2巻ではミュータントサイドから「あの人」「あの人」が復活、戦いに参戦し、(アベンジャーズやFFも顔見せだけして)ストーリーを大きく盛り上げてくれています。
というわけで早速あらすじを。

◆CHILDHOOD'S END
バスチオンの手によって、サンフランシスコ周辺が外部からの侵入を全く受け付けない赤いドームによって覆われ、ミュータントが完全に隔離。
さらにドーム内に小さな球体が出現、そこから凶悪な力を持つミュータント・ハンターロボット『ニムロッド』が次々に送り込まれてきた。

なんとか敵の第一陣を殲滅、すぐに作戦会議を開くX-MEN。
調べた結果、ドームからは物質的な物の出入りは完全に不可能、外界との情報伝達網はテレパシーを含め完全に遮断されている。
さらに小さな球体は未来からこの現代に繋がっているゲートであり、そこからニムロッドがなだれ込んでいる事が判明する。
そして、ニムロッドのその総数は17万以上という絶望的な戦力差が明らかになるのであった。

だが、サイクロップスは「諦めるのはまだ早い」とメンバーを激励。
敵が未来から来るのであればそれを潰せば良いと、メインAIのシステムを書き換えることが可能なニューミュータンツのメンバー、サイファーを遊撃部隊X-フォースと共に送り込み、さらにタイムトラベルが可能なケーブルを未来世界へ同行させることを命令する。
しかしこの方法は、ケーブルがあと一回しか未来にジャンプできないという事を知った上での命令だった。

ホープとケーブルの別れ
ホープとケーブルの別れ

未来世界に飛び、ニムロッドの侵攻を喰い止めるために行動するX-フォース。
現代で5分周期で襲来するニムロッドとの総力戦にあたるミュータント達。
外部からなんとか赤いドームの破壊を試みるアベンジャーズ、ファンタスティック・フォー、X-クラブの面々。
ミュータントという種の存続を懸けた、最終決戦の行方やいかに。

◆未来世界アース-TRN350
デイズ・オブ・フューチャーパストからの分岐世界

本書の解説書P2に「X-フォース一行が現れたのは、デイズ・オブ・フューチャーパストの世界であるアース-811から派生した未来世界アース-TRN350」と書いてありますが、TRNというのはこちらの『Marvel Comics Database』という「誰でも編集できる非公式データベースwiki」であるサイトが「アース名が不明だけどwikiに登録するためにつけている仮ナンバー」であって、公式とは無関係のアース名です。
……wikiのテキトーなアース名を解説に載せるのってアリなのかな。

【Temporary Reality Numbers】
(※アース名が不明な世界を1から順番に分類している。公式でアース名が確定されれば改めて編集している模様)

◆『セカンド・カミング』のネイモアさん
ネイモア関連は今までどおり『ネイモア・ザ・サブマリナー特集』に加筆しようかと思ったんですが、想像以上に記事の編集画面が重くなり更新しづらくなっていたので、今後は邦訳レビュー記事内で突発的にやることにします。

前巻に引き続き、X-MENらと協力して戦闘に参加しているネイモアさん。
一体でも苦戦するミュータント・ハンターロボット、ニムロッドの集団を一人で捌いており、世界初のミュータントとしての格を読者に見せつけております(応援は頼んでたけど)

でも個人的には戦いが終わった後の、バスケを知らないネイモアさんのこのシーンが今回のハイライトだと思ってます。

セカンド・カミングのネイモアさん
バカ!

あと、ある人物がX-MENを抜けたことをスコットに報告する際、「子供だって転校先で新しい友人を作るだろう」と、海底住まいの癖にものの例えに人間社会を持ち出すところも堪らない。
なんかどんどん人間社会に詳しくなっとる!

◆感想
バスチオンとの最終決戦

めちゃくちゃ面白かった!
この第2巻はひたすらバスチオンとの戦いだけが展開される一冊となっていて、とにかく最終決戦感溢れる「熱い」ストーリーでした。
未来と現在、二つの時代で激戦を繰り広げるという、若干形は違いますが『デイズ・オブ・フューチャーパスト』を想起させる話運びも面白い。
それと、ホープとケーブルの家族愛の描写もより掘り下げられててホロリとくる。
もちろんX-MENのストーリーはまだまだ続いていくわけですから、ラストでは新たな伏線が数々張られ、「NOT THE END!」なんてフレーズで締めくくられるわけなんですが。

前巻の感想でも書いたように、スコットがミュータントという種の存続を目的とするあまり不穏な性格に変わりつつあって、これが例のテロリスト化に繋がっていくのかと思うと今後の展開が気になって仕方がない。
(邦訳でここまで追いかけてくれるのかはまだ分かりませんけど)

エーックス!!
『All-New X-Men #1』より

あとは『ニューアベンジャーズ』シリーズの邦訳を進めて、X-MENのストーリーと合流、マーベルのリランチ『マーベルナウ!』直前のクロスオーバー作品である『AVX アベンジャーズ vs. X-MEN』を発売すれば一つの区切りになりますね!

それはそれとして、次の定期購読は『シビル・ウォー クロスオーバー第2弾』『マーベルマストリード』のどちらを先にやるんだろう?
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5 Comments

WRRRYYYYY  

ケーブル…アンタぁ男だよ。・゚・(ノД`)・゚・。
ホープが覚醒する場面で上記の台詞と繋がっている所が良く出来てる。
あとアベンジャーズとF4が余り役に立たなかった事は遺憾

( 0 0)<…オレちゃんの出番が二コマだけっておかしくね?

2014/06/08 (Sun) 17:45 | EDIT | REPLY |   

星羅  

これからの事

次は何の翻訳ですかね?マストリードのことはよく知らないので個人的にはシビルウォー関連がやって欲しいですね。まだCIVIL WAR X-MENは翻訳されたないので(個人的に好きなビショップやファーストファイブが活躍するしいので)今回アベンジャーズやファンタスティックフォーはあまり役に立ってませんが、来てくれるだけマシですよ。あいつらミュータントの問題にはノータッチのくせに自分たちが困ったら援軍を頼む恩知らずばかりですから。

後TRNってどういう意味だったんですね。知らなかったです。そして私もネイモアさんは好きでNATION-X買っちゃいました。AVXは色々思うところがありますが、スコットやマジック、ネイモアさんといった好きな面々が活躍するので早く翻訳して欲しいですね。後セカンドカミングでのHELL BOUNDは翻訳されないんですね。ガンビットとマジック好きなので残念です。

2014/06/08 (Sun) 19:27 | EDIT | REPLY |   

アウル  

会話が一切なしですがデップーも出ていてよかったですな~(´_ゝ`)

ノーマンが失脚ってやっぱシージが間に挟んでるため、シークレットインベージョン読んでないと(読んでても)若干ネタバレ食らうのはしょうがないのでしょうな・・・。
しかも今月ようやくダークアベンジャーズ翻訳ですし、長いですな~。

最後のフェニックスとスコットの笑み、これだけでアベンジャーズ vs X-MENまでこのモチベーション維持できるんであろうか(^^;

2014/06/09 (Mon) 01:28 | EDIT | REPLY |   

michael  

>>WRRRYYYYYさん
>アベンジャーズとF4が余り役に立たなかった事は遺憾
X-MENの話はマーベルユニバース本編とはあまり関わらず孤立化が進んでるらしいんで、「他のヒーローは必要以上に絡ませない」といった制作側の意図が垣間見えます。
とはいえ大事件にアベンジャーズらが反応しないのは不自然なんで、一応登場させたって感じでしたね。(メタ視点)

>>アウルさん
>若干ネタバレ食らうのはしょうがないのでしょうな
ま、まあさすがにノーマンがずっとシールド長官を続けるわけがないってのは薄々感じてましたし!(またメタ視点)
僕も前に「アメリカン・サン」を読んだ事でダークアベンジャーズの展開を一部知ってしまったんで、邦訳本で多少時系列が前後してしまうのは仕方ないと思って諦めてます。

2014/06/09 (Mon) 20:26 | EDIT | REPLY |   

No Name  

ひとつ気になるのはラストの葬儀参列のシーン。
見開きでブリン!がポカ~ンとした顔でウルヴァリンを眺めてるのは何故?
最前列にいないことを不思議がってるんだろうか…

2014/06/10 (Tue) 05:24 | EDIT | REPLY |   

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