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10 2014

クレイグ・カイル&スチュアート・インモネン他/X-MEN:セカンド・カミングVol.1

セカンド・カミング1巻表紙

「ずっと一緒だった。訊くだけヤボだな。
 どんな時も二人で切り抜けた。
 考えてもみろ。1年以上もの間、赤ん坊の一人も生まれない。
 日毎に人数はゼロに近づいてく。そこにあいつが生まれた。
 ホープ…希望さ。
 よく憶えておくんだな。そうめったに起きねぇから奇跡なんだ。
 だったら…死んでも守り抜け」


RETURN OF HOPE

M-デイの結果、数百人のレベルに数が激減したミュータントは、絶滅の時を待つのみだった。

そんな中、Mーデイ以降で、初のミュータントが誕生する。
X-MEN、マローダーズ、ピュリファイアーズ。
運命の赤ん坊を巡り、正邪の陣営が入り乱れる中、赤ん坊を手にしたのはケーブルだった。

この赤ん坊はミュータントの未来を握る鍵だというケーブルの言葉を信じたサイクロップスは、幼子をケーブルに手渡す。
ミュータントの未来を懸けて。

そして、1年が過ぎた。


◆収録作品

2010年04月:Second Coming: Prepare #1
2010年05月:X-Men: Second Coming #1
2010年06月:Uncanny X-Men #523
2010年06月:New Mutants Vol.3 #12
2010年06月:X-Men: Legacy #235
2010年06月:X-Force Vol.3 #26
2010年07月:Uncanny X-Men #524
2010年07月:New Mutants Vol.3 #13


◆関連作品過去記事
【X-MEN/アベンジャーズ ハウス・オブ・M】
【X-MEN:デッドリー・ジェネシス】
【X-MEN:メサイア・コンプレックスVol.1】
【X-MEN:メサイア・コンプレックスVol.2】

◆X-MEN最後の希望
通販限定のX-MENクロスオーバー3冊目、『X-MEN:セカンド・カミングVol.1』の邦訳版がついに到着!

前巻から一気に2年以上後の作品となっているため、邦訳オンリー勢としてはまたも状況把握に時間がかかる一冊……といっても今回は『セカンド・カミング』直前までの解説が充実しているんで、ストーリー展開は飲み込み易いほうかも。
今回邦訳が見送られた『メサイア・コンプレックス』『セカンド・カミング』の間のエピソード、『メサイア・ウォー』『ユートピア』『ネクローシャ』、そして空いた二年間の間に起こった各X-MEN関連誌のストーリー展開については解説書の方であらすじが記載されています。
いきなり本書『セカンド・カミング』を読み始める前に、まずはこのあらすじに目を通しておくことを推奨。

本当言うと間の話もコミックで読みたかったというのが本音なんだけど、全部訳してたらキリがないからね……極力早く現行のストーリーに追いつくための準備段階でもあるし、しょうがないね(諦め)
ちなみに『メサイア・コンプレックス』のあらすじも本書から買い始めた人向けにしっかりと記載されています。
個人的に前作ラストで“死亡”して読者に衝撃を与えた教授がわりと早い段階で復活してたのにビックリ。なんじゃあそりゃあ。

◆RETURN OF HOPE AND DESPAIR
前作『メサイア・コンプレックス』のラストで、ミュータントの赤ん坊、ホープはケーブルに託され、敵の手が届かない未来の世界で育てられることとなった。
それから16年の時が経ち、ミュータント能力を開花させたホープはケーブルに「準備ができた」事を伝え、現代への時間跳躍の旅を決意。
なおも二人を追い続けるビショップを振りきって、ケーブルとホープは現代に帰還する。

しかし、現代の世界は二人が未来へ旅立った1年前よりも状況が悪化していた。
世界中のミュータントの総数はわずか181人。種の存続にはわずかに足りないという絶滅の危機に瀕しており、今が好機とばかりに様々な狂信的反ミュータント組織が一同に介し、バスチオン率いる『人類会議』として団結、ミュータントの根絶を試みていたのである。

人類会議のトップ、バスチオン
人類会議のトップ、バスチオン
ミュータント・ハンターロボット、センチネルの1号機であり、
唯一自由意志を持っていたマスターモールドが人間体に転生した姿
シールドの管理下に置かれていた所をピュリファイアーズに盗み出され、復活を果たした

ケーブルの帰還をキャッチしたサイクロップスはすぐさま各メンバーに指示を出し、二人の保護に動き出す。
だがその一方で、何故かケーブルとホープの居場所を察知している人類会議の追手が襲撃する。
X-MENのメンバーはホープを守りつつ、ミュータントに全面戦争を仕掛けてきた人類会議との戦いに乗り出すのであった。

ウィリアム・ストライカーとの対決
ピュリファイアーズを率いる聖職者、ウィリアム・ストライカーとの対決

◆感想
前巻、『メサイア・コンプレックス』は四つ巴という複雑な戦いとなっており、またストーリーの「起」の部分であったため、色々未解決な事象が多く若干モヤモヤする展開でしたが、本作『セカンド・カミング』はホープを含めミュータントを亡き者にせんとする『人類会議』との苛烈な戦いがメインな割りとシンプルなストーリー。
ミュータントと人類の衝突という決戦感漂う内容だったため、終始目が離せず面白かったです。
当然本書の時点では決着が描かれていないので2巻の発送が楽しみ。

あと今回ネイモアさんもX-MENに協力しており、ミュータントの新たな拠点であるユートピアの守りに付いているのですが、なんか「おだてておけば気分よく仕事してくれる」みたいな事をサイクロップスに言われてて地味にひでえと思いました。
でも本人が満足そうだからいいか。
マグニートーに至ってはもはやビランではなくX-MENに転がり込んだ単なる寝たきり老人で、90年代のX-MENのイメージが未だに強い身としては現在のシナリオは色々と衝撃です。
(マグニートーはミュータントを一つに纏めたサイクロップスに恭順の意を表し、争う理由が無くなったとか)
あとサイクロップス、ミュータントの絶滅を食い止めるためとはいえ、必要とあれば敵の殺害を命令したり「ホープこそが救世主!」とやたら盲信的になっていたりと、どんどん不穏な性格になってきてますね……

ホープとケーブルの1シーン
不器用なりに育ての親をやってるケーブルの1シーン

今回話が飛んだことでホープがいきなり0歳から16歳になってるわけですが、16になるまでの彼女の成長譚とケーブルとの絆が出来上がっていく過程だけでも、やっぱり解説じゃなくコミックで読みたかった!
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5 Comments

森野大吉  

大好きなキャノンボールとニューミュータンツの活躍は嬉しいけど、カルマの足がぁ!
何だか、アノ人がアレしちゃうよりショックでした。だってアレしても、どうせそのうちアレしちゃうんだし(ニューミュータンツの面子をチラチラ見ながら)。

2014/05/11 (Sun) 09:47 | EDIT | REPLY |   

WRRRYYYYY  

何かスカッとする気分(小並感)
セカンド・カミングからだんだん戦闘が激化する中でウォーロックを見ると和む。ローラさんも相変わらずコワイ!

2014/05/11 (Sun) 10:40 | EDIT | REPLY |   

No Name  

死人も出てるしシリアス全開で笑いどころではないのだけれども
ヒューマントーチっぽいペアルックのローガン&ローラで笑ってしまった。
似た者父娘だけど、こんなとこまで揃わんでも…

2014/05/11 (Sun) 23:27 | EDIT | REPLY |   

アウル  

なんか冊子読んでると浦島現象にでもあったかのような進行具合で驚きです。
この間のストーリー、いつか翻訳してほしいですね。

2014/05/13 (Tue) 01:06 | EDIT | REPLY |   

michael  

>>アウルさん
メサイア三部作完結編にあたるだけあって盛り上がりは凄いんですけどねー。
発売日未定ですが『マーベルマストリード』で何かしらエピソードを抜粋して邦訳とか…ないかなぁ。

2014/05/13 (Tue) 01:23 | EDIT | REPLY |   

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