ツルゴアXXX

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07 2014

エド・ブルベイカー&ビリー・タン他/X-MEN:メサイア・コンプレックスVol.2

メシコン2巻表紙

「確かにメサイアの登場で時代は180度変わったさ。
 ミュータントには幸せな人生が保証されて誰もが平和に暮らしてた。
 なのにメサイアは人間を虐殺しやがった…
 メサイアが生まれたのが全ての間違いさ。
 生まれた時、殺されかけたらしいけど、俺だって殺してやりてぇよ。
 アイツさえいなかったらオヤジもオフクロも死なずに済んだんだ!」


WHERE IS HOPE?

11月2日午後3時―
世界は永遠にその姿を変えた。
後にM-デイと呼ばれるその日、ミュータント遺伝子保持者のほとんどがその力を失った。

M-デイ以降、日毎に絶滅へと近づくミュータント。だが、その命運を大きく変える一報が届いた。
M-デイ以来、初めて、ミュータントと思しき赤ん坊が生まれたというのだ。

脅威の赤ん坊を巡りX-MEN、マローダーズら、正邪の陣営が入り乱れる中、いち早く赤ん坊を確保したのは、あまりにも意外な人物だった……。


◆収録作品

2008年02月:New X-Men Vol.2 #45
2008年02月:X-Men Vol.2 #206
2008年03月:Uncanny X-Men #494
2008年03月:X-Factor Vol.3 #27
2008年03月:New X-Men Vol.2 #46
2008年03月:X-Men Vol.2 #207


◆関連作品過去記事
【X-MEN/アベンジャーズ ハウス・オブ・M】
【X-MEN:デッドリー・ジェネシス】
【X-MEN:メサイア・コンプレックスVol.1】

◆『メサイア・コンプレックス』完結
新たなミュータントの赤ん坊を巡り、様々な勢力がぶつかり合うX-MEN関連誌のクロスオーバー『メサイア・コンプレックス』の完結編!
前巻で描かれたミュータントの迫害がより過酷になった未来世界、突如エグゼビア教育院を襲ったセンチネル、ガンビットがマローダーズに与する理由など、様々な謎が明かされる一冊となっています。
さっそくストーリーを紹介。

◆THE END OF AN ERA
X-MENとマローダーズ、ピュリファイアーズを出し抜き、いち早く赤ん坊を確保したのはミュータントの未来を切り開くために孤独な戦いを続けるサイクロップスの未来の息子、ケーブルであった。
サイクロップスは逃亡したケーブルを追跡すべく、ウルヴァリンをリーダーとした白兵戦重視の遊撃部隊『X-フォース』を組織し、赤ん坊の確保に乗り出す。

そしてX-フォースはカナダでピュリファイアーズに追い詰められているケーブルに遭遇、ピュリファイアーズとの戦闘をこなしながら彼を追い詰めようとするが…

X-23VSレディ・デスストライク
X-23 VS レディ・デスストライク
ウルヴァリン同様、彼女もダメージを気にせず突っ込む戦い方をするため戦闘シーンが妙にグロい

…またも裏を突かれ、ケーブルにジェット機「ブラックバード」を奪われ逃げられてしまうのであった。

そして時空を超えて未来へ飛ぶため、フォージの元を頼るケーブル。しかしそこでケーブルが見たのは、何者かの手によって重傷を負い倒れているフォージの姿だった。
急いで駆け寄るケーブルだったが、まだ研究所に潜んでいた謎の人物の攻撃を受け、同じく倒れてしまう。

一方、ミュータントの将来を探るべく80年後の世界に送られたマルチプルマンとレイラは、この世界のミュータント強制収容所に投獄されてしまっていた。
二人はそこで少年時代のビショップに遭遇、何が原因でこの世界ではミュータントの迫害がより過酷になったのかを尋ねる。
ビショップの口から語られたのは、80年前に生まれた新たなミュータント『メサイア』の手によって人間が虐殺されたという衝撃の事実であった…

ミュータント迫害の真実
ミュータントが迫害を受けるこの悲惨な未来は、皮肉にもミュータント自身が招いた物だった

◆感想
『メサイア・コンプレックス』第2巻!新たなミュータント「ホープ」を巡る物語がついに決着!…な内容なんですが、
本作はあくまで今後のX-MENタイトルの話の方向性を決めるクロスオーバーであり、前巻で示された謎はある程度は明かされるものの本作単独では解決しない問題や伏線は山積みなままでストーリーが完結しちゃいます。
それもあって読み終えたときのモヤモヤ感が結構大きい…

ただ様々なキャラが内に秘めていた思惑が次々に判明し、また意外な人物による裏切りやメインキャラの死が描かれていくためストーリーの衝撃度は高め。
というか「このキャラ死なせちゃうの!?」「このキャラが裏切っちゃうの!?」と驚きしきりでもはや困惑するレベル。

前述したように本作『メサイア・コンプレックス』は起承転結でいう「起」の部分にあたる内容なので、これ以降の通常号のX-MEN関連タイトルが翻訳されない現状が本当に恨めしい…!
(そんなん言い出したらキリが無くなるのである程度はしょられるのは当然なんですが)

というわけで、話はそれなりに楽しめたのですが、邦訳オンリーの自分にはイマイチ乗り切れない部分もある作品でした。
ガンビットがマローダーズに所属していた理由が明かされたのにはホッとしましたけどね!

次は間の話をすっ飛ばして『X-MEN:セカンド・カミング』の邦訳!
話が飛んだことで本作では赤ん坊だったホープが一気に成長していて驚きなんですが、メシア三部作の完結編にあたる内容らしいんで今から楽しみ。

ケーブルとホープ

◆メシア三部作メモ
【X-Men : Messiah Complex】

メシア三部作第一章
M-デイにより絶滅の危機に瀕しているミュータント達だったが、
この状況を変えるであろう、ミュータントの希望(ホープ)となる赤ん坊が生まれる

【X-Force / Cable: Messiah War(未邦訳)】

メシア三部作第二章
「メサイアコンプレックス」のラストシーンから続いている作品
『ホープがミュータントの救世主となった未来から来た男』ケーブルと、
『ホープが原因でミュータントに絶望を振り撒かれることとなった未来から来た男』、
それぞれ別の時間軸から現れた二人が激突する

【X-Men: Nation X(未邦訳)】

著しく変化する世界情勢
X-MENはミュータントという種を守るために、独立国家を建国する

【X-Necrosha(未邦訳)】

ブラック・クイーンの手により、次々に死者が蘇るという事件が発生
そんな最中、X-MENは独立国家への移住を望むかつての仇敵と出会っていた

【X-Men: Second Coming】

メシア三部作完結編
M-デイによりミュータントの絶対数が減少した今が彼らの根絶の好機と見た
反ミュータント主義者のバスチオンが、残されたミュータントらに対し全面攻撃を仕掛ける

次刊行されるのは『セカンド・カミング』ですが、その間に起こった三つの事件(クロスオーバー)「メサイア・ウォー」「ネイションX」「ネクローシャ」は今回未邦訳。
解説でがっつりフォローされることに期待したい。
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6 Comments

星羅  

なぜ彼が・・・

ついに完結しましたね。メサイア・コンプレックス。これがメサイア三部作の序章となるんですが、言いたい事は一言です。なんでビショップ裏切り者にしたの!?です。一番好きなキャラが唐突に彼の時間での真実が語られて、裏切り者の外道にさせられる。しかもその後はぶっちゃけ「ビショップの過去で起こった事っておおよそこんな感じなんじゃあ?」ってかんじでもうホープ殺しとけばよかったんじゃない?って感じです。一応Uncanny X-FORCE Vol2で改心したんですけどそれまでは本当に怒れてきましたもん。エイジオブアポカリプス、オンスロートの彼はどこいったのって感じで今回買おうとは思えませんでした。にしてもビショップの未来って謎が多いですよね。オンスロートでX-MENが壊滅したけどスコットは生き残った。でもM-DAYがあったってことはスカーレットウィッチが暴走した事になる。そしてサマーズリベリオンというミュータント開放の指導者はスコットのエマの子供でフォージはジェネシスとして偉大なミュータントとなった。一体ここら辺で何があったのかはX-FACTORで少し語られたらしいですけど翻訳ののぞみは薄いですよね。後ガンビットのマローダーズ入りの詳細教えてくれないでしょうか?経緯は知ってるんですけど詳細はわからないので

2014/04/08 (Tue) 14:06 | EDIT | REPLY |   

WRRRYYYYY  

今作ではケーブルが一番目立っていましたね…アレ?ケーブルってたしかテクノーオッガニックウイルスによって左腕が鋼鉄の腕になったのに治療する必要あるんですかね?あと敵味方含めて犠牲者が多すぎィ!でもニューX-MENが前作よりさらに活動し、それぞれカッコよかったので許す(大魔神顔)

2014/04/08 (Tue) 16:55 | EDIT | REPLY |   

michael  

>>星羅さん
一応彼なりの理由があるとはいえ、「ホープの命を狙う敵役」というポジションに変化したのは星羅さんみたいなビショップファンにはキツイ展開かもしれませんねー。
とはいえ「昔からいるキャラが裏切る」というこの手の衝撃展開がコミックから無くなると話が味気なくなりますし難しいところです。

>ガンビットのマローダーズ入りの詳細
※ネタバレ反転
マローダーズの捕虜となっており、現在死にかけているローグを救うためというのが理由でした。
表向きはマローダーズとして活動しつつ、その裏では同じくローグを救おうとしているミスティークと協力し、シニスターを出し抜いてローグ復活のキーである赤ん坊を手に入れるのがガンビットの真の目的です。

2014/04/08 (Tue) 20:12 | EDIT | REPLY |   

星羅  

ありがとうございます。

ガンビットがマローダーズに入ったのってそういう理由だったんですね。納得です。お答えくださってありがとうございます。こういう理由なら買っとけばよかったかなとちょっと後悔もありますね。

ビショップに関しては理由が納得できればいいんです。ただやってる事がかつて止めようとしたリージョンと同じな事、その結果をうまくまとめきれず結果的に矛盾だらけにしてしまった事(AVENGERS X-SANCTIONでのケーブルが結果的にビショップと同じ行動をしている)一応まとまったのに蒸し返すのが腹が立つ理由ですね。

後今更ですけどデッドプールとパニッシャーに関しても。
パニッシャーに関しては彼が海兵隊に所属していた事を考えると自分の任務で行ってきた事とヒーローたちの行動に違いはあるのかその矛盾を突き詰めていく点が不足しているという天があると思います。ただ復讐をよりどころに戦うという点が人間の弱さを表していると思います。
デッドプールに関しては個人的にはたちの悪い悪ふざけって感じでした。それを楽しめる人もいると思いますけど私はご都合主義とかが鼻につきますね。パワーパックまであれでしたし

2014/04/08 (Tue) 22:36 | EDIT | REPLY |   

アウル  

シニスターに関しちゃデップーのゲームやってるせいか、あんまり実感ない自分がいます(^^;

ケーブル「ウェイド、そいつは○○○○だ」

デップー「またかよ(´・ω・`)」

2014/04/09 (Wed) 01:52 | EDIT | REPLY |   

森野大吉  

「ぷっ…ローグの変顔」
と吹いたら、シニスターいきなり死んで凍りついた森野でござる。
ガンビットはカッコよくネタバレされたけど、サンファイヤーがなあ。なんか嬉々として悪役やってるみたいで。
本当にこの人、某地上最強のヒーローチームに入って大丈夫なんだろうか…。

2014/04/09 (Wed) 10:13 | EDIT | REPLY |   

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