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04 2011

ポール・ディニ&ブルース・ティム/バットマン:マッドラブ/ハーレイ&アイビー

表紙_convert_20110302211831
「うっふぅん…」
「ね、プリンちゃん」
「ハーレイに乗らない?楽しいわよゥ!」

/VRROOOOM\ /VRROOOOM\

殺人鬼ジョーカーに恋するキュートな小悪魔ハーレイ・クイン、クールでセクシーな環境テロリストのポイズン・アイビー。
悪女たちの魅力が詰まった『バットマン:ジ・アニメ―テッド・シリーズ』の名作が、ついに復刊!


◆収録作品

1994年02月:Batman Adventures: Mad Love
2004年06月:Batman: Harley & Ivy #1
2004年07月:Batman: Harley & Ivy #2
2004年08月:Batman: Harley & Ivy #3


◆This is "THE" BATMAN
かつて『ワールドコミックス』で邦訳版が出版された『マッドラブ』と、
『JIVE』から出版された『ハーレイ&アイビー』が、
合本化されて再販されました!

特に『マッドラブ』は
10000円以上のプレミアが付いていただけに待ち望んでいた人も多かったんじゃないでしょうか。

表紙のキャラクターは「ハーレイ・クイン」
あの「ジョーカー」に一目惚れしてしまい、
何と自らヴィランとなって押しかけ愛人となったという
バットマン世界の中でもかなりコミカルなキャラクターです。

しかも初出はコミックではなく1992年のアニメ版「バットマン」というのだから驚き。
それでも『あのジョーカーですら手を焼く』、ってな
強烈なキャラクター性を持つハーレイ・クインはファンも多い人気キャラクターです。

本書はアニメ版「バットマン」を手がけた「ブルース・ティム」がそのまま絵を担当、
シナリオもアニメ版に参加した「ポール・ディニ」が付いているのもあって、
アニメの雰囲気そのままに楽しむ事が出来ます。

「カートゥーン・アニメの絵が好きなんだよなぁ」って人は特に楽しめるコミックになってるんじゃないでしょうか。

◆マッドラブ

ハーレイは大好きなジョーカーに一生懸命尽くすのだが、ジョーカーはバットマンを 倒すことばかりに夢中で振り向いてくれない。
バットマンさえいなければ何もかもが うまくいくと、策を講じてバットマンを誘い出すことに成功するのだが・・・・・・。


殺人鬼ジョーカーに振り向いてもらいたくて(主に性的な)アプローチを続けるハーレイ。
しかしジョーカー自身、彼女の事を鬱陶しがっており、全く振り向く気配はなし。

ハーレイ乗らない?_convert_20110303234227
でもめげないわ

可愛いキャラだけどもあのジョーカーに振り向いて欲しいが為だけに悪事に手を染める彼女は
ジョーカーに引けを取らない狂いっぷりです。
恋は盲目?

とはいえヴィランになるまではそれなりに普通の人生を歩んでいた彼女。
彼女の人生はいったいどこでおかしくなってしまったのか?

元々は十代の頃に体操で奨学金を得てゴッサム州立大に入学し、
世界的に有名な心理学部の学位を取るために勉強していた彼女。

…といっても成績は芳しくなく、色仕掛けで単位を貰っていたようですが。

ハーレイの過去_convert_20110303234205

その後彼女はアーカムへインターンに赴き、ジョーカーと出会います。
ここでジョーカーに(彼は単に利用するつもりだったようですが)口八丁で口説き落とされた結果、
ジョーカーに心底惚れ込んでしまうことに。

そしてジョーカーがアーカムから脱走、
バットマンにボッコボコにされて舞い戻ってきた姿を見たその夜、彼女はハーレイ・クインになる決心をします。

未来予想図_convert_20110303234304
カオスな未来予想図

ジョーカーとの輝かしい未来を掴むためにはバットマンが邪魔になる。
ハーレイは単独、バットマンを始末するためにジョーカーにナイショで動き出す…というお話。

本エピソードはなんとアニメ版の最終話で映像化されました。

MADLOVEanime.jpg

…だのに日本では未放映のエピソードです。
アニメ版バットマンは子供向けの作品になっているんですが何と原作に忠実に映像化。

ハーレイ・クインのオリジンが語られるマッドラブ。
アニメ的な絵柄でありながら大人向けのストーリーが描かれており、
ハーレイの狂ったジョーカー愛がいじらしい名作となっています。

過去に出版された作品では巻末にアニメ制作にかかわった方々のインタビューが収録されていたらしいですが、
(絵を担当したブルース・ティムや吹き替え声優の玄田哲章など)
再販された本書では残念ながら未収録となっております。

◆ハーレイ&アイビー

人の心を洗脳する植物を盗み出そうとしていたハーレイとアイビー。
バットマンに逃走を阻まれたアイビーは・・・・・・。


名コンビ_convert_20110304003422

ポイズン・アイビーとの名(迷?)コンビっぷりが楽しめる全3話のミニシリーズとなっています。
1話目で脱獄、2話目で大暴れ、3話目で見事に再収容と綺麗な流れで進行してます。

クールなアイビーがアホ可愛いハーレイに振り回されつつもなかなか見捨てられないという
普段のバットマン作品では見られない光景が楽しめる作品です。

映画を作ろう_convert_20110304003400

『二人の活躍が映画になる』と聞いたは良いが配役のミスマッチさに不満を抱いた彼女らは、
映画の予算をかすめつつ、ついでに製作に取り掛かるというおバカな話も。

『ハーレイ&アイビー』では『マッドラブ』以上にハーレイのアホ可愛さに拍車がかかっている気もします。

シャワーシーン_convert_20110304003340

どの話にもサービスシーンが入っているのも見逃せない。

◆プリンちゃん
ハーレイはジョーカーの事を『プリンちゃん』との愛称で呼び慕っています。
ジョーカー自身はこの愛称を嫌がっているようですが。

プリンちゃん_convert_20110305224137

しかし、何故ジョーカーが『プリン』なのか説明がなされていないため、
どういう意味でこの愛称を付けたのかよく分かりません。

僕は最初、『Prince(プリンス)』をもじって
『私の王子様!』みたいな意味合いで『プリンちゃん』と呼んでるのかなぁと自己解釈してましたが、
どうやら原書でも『Puddin(プリン)』と表記されてるようなのであっさり否定されましたね。
(そもそも深く考えるようなものでもないか)

◆感想
…というわけでハーレイ・クインの魅力がたっぷり詰まった作品となっている本です。
3/23に発売される『ジョーカー』にもハーレクインは登場するようなので要チェックですね。
過去の雑記でも触れましたが、
ジョーカーが『ヒース・レジャー』風のデザインになっているというのも気になります。
Joker2_convert_20110302230613.jpg
二人とも渋い

そういえばPS3やXbox360で発売された『アーカム・アサイラム』にも登場しているらしいですね。
デザインもゲームの雰囲気に合わせてリデザインされてるとか。

Wow…_convert_20110303234141
わ、わぁお…

こっから無関係な独り言ですけど、
翻訳アメコミのアンケートは読者数の少なさもあってか普通の漫画雑誌よりも意見が反映されやすい気がする。

せっかくだから皆もアンケートの差出有効期間が切れないうちにどんどん出しましょう!
『邦訳を期待している作品』とか書いておくと今後のラインナップに影響するでしょうしね。

◆おまけ
フィギュア_convert_20110305225507

本に挟んであったコトブキヤから発売されるフィギュアのチラシ。
デザインがえらく日本人ウケしそうな感じに。
っていうかダイアナさんいくらなんでも美人すぎやしないかい?









コキャッ_convert_20110305225925

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2 Comments

溝渕  

プリンちゃんっていうのはアメリカなどにおいて「可愛い子」「素敵な子」みたいな意味を持つ愛称「ハニー」「マフィン」「スウィーティー」と同義なのではないのでしょうか?

2012/12/23 (Sun) 17:42 | EDIT | REPLY |   

michael  

>>溝渕さん
「ハニー」や「スウィーティ―」はよく聞きますが「マフィン」っていう呼び方もあるんですか!?
これは初めて知ったなぁ…
こんだけ甘い物に合わせた呼び方があるとなると、溝渕さんのいうように「プリンちゃん」はこれにひっかけた感じの言い回しなんですかね。

2012/12/24 (Mon) 11:06 | EDIT | REPLY |   

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