ツルゴアXXX

ARTICLE PAGE

12 2014

エド・ブルベイカー&マーク・シルベストリ他/X-MEN:メサイア・コンプレックスVol.1

メサイアコンプレックス第1巻表紙

「そう、これは運命の岐路だ。新たなミュータントが生まれたんだ。
 力を貸してくれ。その子を守りたい」


HOPE IS COMING

11月2日午後3時―
世界は永遠にその姿を変えた。
後にM-デイと呼ばれるその日、ミュータント遺伝子保持者のほとんどがその力を失った。

一夜にして絶滅危惧種へと変貌したミュータントは、このまま終焉を迎えるのか。

そんな中、ミュータントの未来に関わる事態が発生する。
北の果てアラスカで駆けつけたX-MENを待つものとは……。


◆収録作品

2007年12月:X-Men: Messiah CompleX One-Shot
2008年01月:Uncanny X-Men #492
2008年01月:X-Factor Vol.3 #25
2008年01月:New X-Men Vol.2 #44
2008年01月:X-Men Vol.2 #205
2008年02月:Uncanny X-Men #493
2008年02月:X-Factor Vol.3 #26


◆関連作品過去記事
【X-MEN/アベンジャーズ ハウス・オブ・M】
【X-MEN:デッドリー・ジェネシス】

◆定期購読シリーズ第二弾開始!
ヴィレッジブックスが贈る通販限定タイトル『シビル・ウォー:クロスオーバーシリーズ①』に続くタイトルがようやく手元に届きました。
定期購読シリーズ第二弾はなんと、超久々なX-MENの邦訳!
X-MEN関連誌で展開されたクロスオーバー『X-MEN:メサイア・コンプレックス』『X-MEN:セカンド・カミング』の2作品です。
で、今月届いたのは『X-MEN:メサイア・コンプレックス』の第1巻。
本来やや分厚いとはいえ、原書では1冊に纏まっていた本を分冊で販売されるのはちょっと足元を見られている感がなくもないのですが…まあいいか!(思考停止)


原書TPBは352ページ。邦訳はこれを2冊に分けて販売
セカンド・カミングも同様に2冊になる模様

元々ヴィレッジブックスはニューアベンジャーズシリーズと並行して『アストニッシングX-MEN』誌の邦訳を続けていたのですが、(売れなかったのか)2巻目以降刊行が打ち切り。現在は絶版という状態です。

【アストニッシングX-MEN:ギフテッド】
【アストニッシングX-MEN:デンジャラス】

それから一年後、リミテッドシリーズである『X-MEN:デッドリー・ジェネシス』の邦訳版が刊行されたのですが、この作品の続きが描かれる『アンキャニィX-MEN』誌は全く邦訳されなかったため、何ともモヤモヤ感の残る1冊となっていました。(コレも現在は絶版)

【X-MEN:デッドリー・ジェネシス】

こんな感じでどうにも中途半端な邦訳が続いていたX-MENですが、現在ニューアベンジャーズシリーズを中心に邦訳を続けているヴィレッジブックスは、X-MENのクロスオーバーを発売してアベンジャーズ側とX-MEN側のストーリーの流れを把握させる方針に決め、最終的に2012年に展開されたクロスオーバー『AVX』の邦訳に繋げる事を考えているとか。

クロスオーバー限定とはいえ、久々にX-MENの邦訳が刊行されることになったのは素直に嬉しい。
それではさっそく『メサイア・コンプレックスVol.1』のレビューをしたいと思います。

◆X-MEN:A NEW HOPE
今やミュータントはその数ほんの数百人という所にまで落ち込み、絶滅寸前という危機的状況に追い込まれていた。
そんなある日、ミュータント探知機能を持つスーパーコンピュータ・セレブラが強大な力を持つミュータントの誕生を検知する。
すぐさまX-MENはその赤ん坊が誕生した現場、アラスカ州クーパーズタウンに向かうが、そこは火の海に包まれており、多くの人々が虐殺されていた地獄のような状態だった。

エマのテレパス能力で生存者の頭の中を覗いたところ、反ミュータント主義者の狂信者集団・ピュリファイアーズと殺戮集団・マローダーズが各々の思惑を持ってミュータントの赤ん坊を奪取せんと街を襲ったことが判明する。
そこでサイクロップスはリーダーとして各メンバーに指示を出す。

マローダーズの足跡を追うためX-MENはマグニートーの信奉者集団・アコライツと戦闘、X-ファクター探偵社のメンバー、リヒターをピュリファイアーズに潜入させ、またマルチプルマンとレイラをフォージの元に送りミュータントの未来を調査させるのだった。

哀愁漂う教授
『デッドリー・ジェネシス』にてサイクと教授の間に出来た亀裂は未だに修復されていない
教授は皆の力になろうとするが徹底的に跳ね除けられてしまう
物悲しい表情は見ていていたたまれなくなる(原因は教授だけど)

指示を出し終えたサイクロップスの前に、全く戦闘に駆り出されないことに不満を持ったニューX-MENのメンバーが現れる。
サイクロップスは「戦う時期と場所に関しては私が決める」と彼らを追い返すのだが、ピュリファイアーズに多くの仲間を殺された恨みがあるニューX-MENのメンバー、サージは一部の仲間を引き連れ、独自に彼らと戦うことを決断する。

数々の思惑が複雑に絡み合う中、一人の赤ん坊を巡るX-MENの新たな戦いの火蓋が切って落とされた。

ウルヴァリンVSガンビット
マローダーズの本拠地にてガンビットと戦闘するウルヴァリン
ウルヴァリンは赤ん坊の居場所を聞き出すが、ガンビットから語られたのは驚きの事実だった

◆感想
1巻の時点では様々な伏線が張られるのみであり、基本的に各チームが置かれた複雑な状況の描写がメイン。
ストーリーが大きく盛り上がるのは次の2巻からかな。
でも1巻の時点でも見どころは多いです。特にアコライツやMr.シニスターとの戦いは邦訳では本当に久々な光景で懐かしくて懐かしくて。
あと、X-23が本格的に邦訳デビューしたのにも注目したいところ。

ローラchang!
ニューX-MENのメンバーというのもあり出番も多く、目立つ活躍もするのでファンは要チェック

一方で大量のキャラの把握がなかなかに大変。馴染みの薄いキャラの人間関係やら何やらを知るのに冒頭のキャラ紹介や解説書を何度往復したか!
X-MENらを取り巻く状況が変化しまくっていて、邦訳オンリー勢には調べないと分からないことがちらほら。
何よりガンビットとサンファイアーが知らないうちにX-MENと袂を分かち、殺戮集団のマローダーズに所属しててビックリしました。敵になった理由が解説書を読んでもイマイチよく分からないんだけど2巻で何かしら判明するんだろうか。

あとハウス・オブ・Mのラストで能力を失ってしまった事が判明したアイスマンがしれっと能力を復活させている経緯がデッドリー・ジェネシスに引き続き今回もスルーされてたのでそろそろちゃんと解説してあげてほしいな!
一応ウィキペディアに簡潔な説明が載ってはいるけども。

【ディシメーション】

そういえばこの作品、クロスオーバーではありますが『ハウス・オブ・M』『シビル・ウォー』等のように専用タイトル+タイイン各誌という構成ではなく、各誌に渡ってエピソードを繋げていくというちょっと珍しい作りになってます。
この形式のクロスオーバーは他の邦訳だと『バットマン:ラーズ・アル・グールの復活』ぐらいかな?
関連記事

6 Comments

WRRRYYYYY  

初めて通販に手を出したぞ!ジョジョ―ッ!(父の手を借りて)
絶版のX-MENの邦訳本ですが京都の大垣書店でデンジャラスを発見!このメシア・コンプレックスですが久子以外の日本出身のX-MENの存在、ニューX-MENの活躍(ロックスライドカッコよし)、チャールズェ……、他にも書きたい事があるがマドロックスとレイラがフォージの研究所に行く時レイラがハロー・キティの傘を持っていたシーンに少し和んだw

2014/03/12 (Wed) 22:33 | EDIT | REPLY |   

アウル  

自分はまだ読んでる途中ですが、冒頭から「え~っと、あなた どちらさんでしたっけ?w」ってなってますw
これ読んでやっとシニスターの能力理解する俺ヽ(•̀ω•́ )ゝ✧
デップーのゲームやってるとき、やたらポンポン自分や部下のクローン増産するから増殖するミュータントなのか?と勝手に思いながらプレイしてたときが懐かしいです。

2014/03/13 (Thu) 01:01 | EDIT | REPLY |   

森野大吉  

この本の事を忘れてた、恥ずかしい…。
ガンビットとサンファイヤーがいきなり悪役になってて、ファンなのでかなりショック。vol. 2やセカンド・カミングでフォローがあるといいなあ。
それと、ニューX-MENにまで責められる教授が…。こちらも名誉挽回があればいいけど。
あと、ヴィレッジブックスさんに質問したところ、セカンド・カミングも21日頃から単品予約開始だそうですよ。
Ps.シン・シティも買わないのですね…。

2014/03/13 (Thu) 10:14 | EDIT | REPLY |   

michael  

>>アウルさん
>「え~っと、あなた どちらさんでしたっけ?w」
多くの人物が密接にストーリーに関わってくるので、邦訳オンリーな僕としてはキャラを覚えるのが大変しんどかったです。
シビル・ウォーとかのクロスオーバーは、登場人物の多さの割に本編に密接に関わるキャラは有名どころばっかりなんで結構すらすら読めるんですけどねー。
久々に登場人物紹介と解説を熟読したかもしれない。

>>WRRRYYYYYさん、森野大吉さん
>チャールズェ……
>ニューX-MENにまで責められる教授
サイクに突っぱねられたからニューX-MENの方に近づいたらこっちでも除け者にされたでござる。
正直見ていて悲しすぎるので教授を早く救済してあげるべきだと思いましたね…
この展開の所為で、昔の邦訳X-MENやファーストクラスで皆に慕われている教授を見てると切なくなっちゃうんだよォ!

2014/03/15 (Sat) 16:41 | EDIT | REPLY |   

星羅  

とりあえず自分が知っているのはこんな感じです

メシア三部作は買おうか迷って高いのと一番好きなビショップがヴィラン化したから結局買わなかったですねぇ・・・。
正直気になるって言えば気になるんですよ。ピクシーとか久子とかNew X-MENは好きな娘が多いので。ただメシアウォーやんなくていいんでしょうか?一応メシア三部作に入っているのに・・・。

ガンビットとサンファイアですけど、ガンビットはハウスオブMで能力を失い、サンファイアーはレディ・デスストライクに両足を切断され、ローグに能力を託しました。その後アポカリプスがMーDay後に復活し、その新しいフォーホースメンとしてふたりが選ばれました。(残りは同じく能力を失ったポラリスとゲイザーという新キャラが加わりました。)X-MENはなんとかアポカリプスを撃退するんですけど、ガンビットとサンファイアーはX-MENにいられなくなってマローダーズに入ったらしいです。ちなみにゲイザーは死亡、ポラリスは昏睡状態でした。

2014/03/16 (Sun) 01:01 | EDIT | REPLY |   

michael  

>>星羅さん
>ガンビットとサンファイア
なるほどー、ありがとうございます。

2014/03/18 (Tue) 19:03 | EDIT | REPLY |   

Leave a comment