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05 2013

AKIRA

AKIRA鉄雄AKIRA
1998年【日】


1988年7月に第三次世界大戦が勃発。それから数年が経過した2019年のメガロポリス東京。
健康優良不良少年グループのリーダー・金田はこの荒廃した都市で仲間とバイクを駆り、暴走と抗争を繰り返していた。
そんなある夜、仲間であり幼馴染みでもある鉄雄がバイクで暴走している時に、奇妙な風貌をした実験体の少年と遭遇し、転倒負傷する。
呆然とする金田たちの前で、彼らは軍の研究所へと連れ去られてしまうのであった。
鉄雄を救出するため、研究所へと潜入を試みる金田。だが、彼はそこで、渦度の人体実験により新たな「力」に覚醒した狂気に満ちた鉄雄の姿を見る…
一方、研究所内の特殊ベビールームでは実験体の少女が、「最高機密=アキラ」の目覚めを予言する。
鉄雄は自らの力の謎に近づくべく、地下深く眠る「アキラ」への接近を開始したのであった。

…というお話なんですが、公開当時原作コミックはまだ連載中だったため、原作を大幅に圧縮し、かつキャラクター設定も改変して途中からオリジナルのストーリーを展開するようになっていきます。
結果世界観やストーリーがちょっと掴み辛い内容になっているのですが、意味不明という程ではないのでそこまで構えて観る必要はありません。

世界観の雰囲気作りと作画のレベルの高さは折り紙つき。
芸能山城組による民族音楽風のBGMや、「さんをつけろよデコ助野郎」「俺達ァ健康優良不良少年だぜ!」などといったやたら印象に残る名セリフの数々、金田のバイクの疾走シーンなど、とにかく目が離せない要素が多いです。
バイクのテールランプの残像をアニメで表現したのはこの作品が初なのだとか。

日本のアニメ映画の傑作と言われるだけあって、凄まじいまでに完成度の高い作品でした。
ディストピア色の強いサイバーパンク世界であり、グロテスクな表現がかなり多いという側面があるためちょっと人を選ぶかもしれませんが、とにかくお勧めな一作。

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4 Comments

久仁彦  

>フォーン・ブース
面白いですよねー。
事態を察した刑事が「”弁護士”はすぐに連れてくるから待ってろ!」と告げて
スチューを勇気付けるシーンが特に好きです。

サスペンス・電話繋がりだと『セルラー』も面白いです。
ヘタレなチャラ男時代のキャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンス)が
必死で駆け回る姿が拝めて、サスペンスとしても佳作。
敵方にジェイソン・ステイサムが混じってる分、絶望感もえごいのでオススメ。

2014/07/07 (Mon) 21:01 | EDIT | REPLY |   

michael  

>>久仁彦さん
>「”弁護士”はすぐに連れてくるから待ってろ!」
あの警部さん、犯人に悟られないようスチューの味方であることを伝えるために『弁護士』という言葉を強調していたのが凄く良かったです。交渉人とは何だったのか。
こういう緊張感のあるサスペンス物は見ていて時間を忘れますね!

>セルラー
これ原案がフォーン・ブースの脚本家と同じラリー・コーエンなんですねー。チェックチェック……

2014/07/08 (Tue) 21:02 | EDIT | REPLY |   

久仁彦  

>プリズン・フリーク
うわー、すっごい好きですコレ。
ジョンを見捨てようとするネルソンに「でも、俺達が出会えたのはアイツのおかげだろう?」と
囁くバリーはヒロインの鏡ですね。
あと吹替え陣の人選が妙に豪華なのもツボ。
主役二人がてらそままさき×千葉繁ってちょっと渋すぎると思う。

ジョン役のダックス・シェパードが副主人公で出演している『26世紀青年』も
「パロ邦題だけど実は良作」枠のビデオスルー作品なので機会があれば是非ご覧ください。
こっちも吹替えが関俊彦×高乃麗と無駄に豪華。

2014/08/24 (Sun) 21:41 | EDIT | REPLY |   

michael  

>>久仁彦さん
バリーのヒロインっぷりはホント素晴らしいですよねー。
付き合いの悪いネルソンに対して「近頃そればっかりっ!」って言って拗ねるシーンとかは普通に可愛かったです(錯乱)。
まあ性別がちょっと問題ですけど、逆に言えば性別以外は充分ヒロインの条件を満たしているキャラだと思いました。

2014/08/25 (Mon) 23:46 | EDIT | REPLY |   

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