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08 2013

バットマン:アーカム・シティ(Batman: Arkham City)

アーカムシティタイトル画面
『アーカム・シティに逃げ道などない…』

ゴッサム・シティの中心にある広大な巨大監獄…
そこには凶悪犯罪者や悪名高い悪の親玉が巣食っている…
命の危機にさらされている罪なき市民を救い、
ゴッサム・シティに正義をもたらすことができるのは彼しかいない…

バットマンしか…

トゥーフェイス、ペンギン、ベイン、そしてジョーカー。名だたる犯罪者たちが集う街、アーカム・シティ。
アーカム・アサイラムの所長であったクインシー・シャープがゴッサム・シティの市長となり、そのスラム街を巨大な刑務所とした場所。

プロトコル10と呼ばれるプロジェクトを調べるため、そこに潜入したバットマン。逃げ出しさえしなければ自由というルールの下、多くの犯罪者たちがそれぞれの目的を抱え跋扈する街で、バットマンはプロトコル10が何かを突き止めることが出来るのか?


◆ギネス認定された『BATMAN Arkham Asylum』の続編
今年の夏ごろに小学館集英社プロダクションのHPで『100名様プレゼントキャンペーン』というのが行われていまして、僕そのキャンペーンに応募したんですね。
そしたら見事にゲーム『バットマン:アーカム・シティ』当選しちゃいまして。
ラッキーと喜んでたわけなんですよ。
ただその頃は『逆転裁判5』やら『ロックマンアンリミテッド』やら『ジョジョASB』に入れ込んでたので、本作は序盤を軽くプレイして以降はず~っと積みゲー状態に。

ようやく上記のゲームが一段落したんで、本腰入れて『アーカム・シティ』のプレイに乗り出したんですが、遊びこむうちにどっぷりハマってしまいました。

アニメ版バットマンスキン
画像はアニメ版バットマンのスキンを導入したもの
ちなみに本作の脚本はアニメ版バットマンを立ち上げたポール・ディニ

本作はDCコミックスのコミック『バットマン』を題材にした、オープンワールドのアクションゲーム。
2010年に発売され、「最も高い評価を得たヒーローアクション」としてギネスにも認定された『BATMAN Arkham Asylum』続編タイトルです。
続編とはいえ、前作を遊んでいなくてもストーリーは単独で楽しめるようになっているので問題は無いですよ!
(実際僕も未プレイですし)

戦闘では簡単操作でカッコいいコンボを決めることができ、またバットマンの持つ多彩なガシェットを活用したり、時には敵に気付かれないよう音を立てず敵を仕留めるステルスアクション要素も盛り込まれており、思う存分にコミックや映画で見たようなバットマンのアクションを自分で体験できるようになっています。

敵の攻撃の前触れが把握しやすいようになっているので、“見切って攻撃する”爽快感も味わえ、コンボを繋いでいけば強力な攻撃を繰り出せるようになっていくのが気持ちいい。
またステルスアクションの方でも敵を足場に吊るしたり、消火器を壊して目くらましをしている間に首を絞め落としたり、ガラスから飛び出して敵を一撃で倒したりと実に様々な攻撃方法が用意されています。
多才なアクションを駆使して自分なりの攻略方法を見出すのが実に楽しい。

グラフィックの出来も高水準。
トゥーフェイス、ジョーカー、ソロモン・グランディ、マッドハッター、ザズーなどのヴィランの外見のおどろおどろしさは声優の名演技もあわさり必見です。
登場キャラがかなり多いので、本作を遊べばバットマンの主要なキャラクターは大体抑えられるんじゃないでしょうか。

アーカムシティのアズにゃんちなみにヴァレーではない
アズにゃんまでもが登場!
しかし中の人はヴァレーでは無い模様…
というか、モリソンバットマンで“第三のバットマン”を名乗ってたアイツだコレー!

また、様々な場所を駆け巡ることになるアーカム・シティの荒廃した街並みも堪らない。
街にある広告や建物、オブジェクトはよく見ると原作ネタに溢れた作り。
映画『バットマン:リターンズ』に出てきた猫の張りぼてやアヒル型ボートがあったり、レスリー・トンプキンスのクリニックがあったり、『ロング・ハロウィーン』などに登場するファルコーネ一家が看板を出していたりと見渡してみると色々な発見があります。
街に蔓延る囚人たちの会話もストーリーの進行状況に合わせて変化するため、全部聞こうと思うとそうとうな根気が必要。
バカバカしくて面白い会話も多いため、攻撃を仕掛ける前にまず最後まで聞いてみるのも一興。
これどんだけパターンを用意してるんだ…

◆感想
実の所ストーリーは若干超展開気味でしたけど、バットマンでアクションを全面に押し出すならまあこんな感じになるよねと割り切ったのでまずまず楽しめた感じ。
邦訳で例えると下記の2作品が本作のノリに近いかな?

【バットマン:ハッシュ 完全版】
【ダークナイト:姿なき恐怖(THE NEW 52!)】
(※本作には『バットマン:ハッシュ』の重大なネタバレがあるので、邦訳を読もうかなと思っている人は先に読んでおくか、サイドミッション「アイデンティティ窃盗」を後回しにした方が良いかも)


で、アクションゲームとしてはもうこれ以上ないほどにのめり込みました。
もうキャラゲーのお手本のような作品ですね。
しっかり普通のゲームとして、いや平均水準以上にしっかりと作り込まれていたのが最高でした。

難易度も高すぎず低すぎず、無作為に敵に突っ込んでいくとあっさりと、本当にあっさりとやられるというあたりが絶妙な調整。
(難易度「ノーマル」設定での体感)
2週目である『新しいゲーム+』で遊ぶと敵の攻撃力が上がったり、制限時間のあるミッションがシビアになったりと普通に難しくなりますけどね!
こちらのミスター・フリーズ戦の難易度は鬼畜。
あとサイドミッションである『リドラーチャレンジ』「こんなん分かるか!」と叫びたくなるような解法が求められたりするのでなかなか大変です。

リドラーチャレンジ
リドラーチャレンジはなんと全400問!
全問解くとリドラーと戦えるため、必然的に彼がラスボスのような感覚になったプレイヤーは多いはず
ちなみに『新しいゲーム+』ではリドラーチャレンジの進行状況も引き継がれるため、
全問解いたデータで始めた場合は逆に序盤の敵と化してしまう

他に難しかったのといえばグライド飛行の練習をさせられる『拡張現実トレーニング』かな。
初級編はともかく上級編では、慣性が働きまくる所為で若干クセのあるグライド操作に慣れていないと本当にキツい…ただ操作に慣れてしまえば、次からはあっさりとクリアできるんですけどね。
ニュートラルにすれば真っ直ぐに飛行できるという事に気付くのにすげえ時間がかかったぞ。

本作で唯一不満を挙げるとすれば翻訳のデキでしょうか。
一応念を押すとゲームをプレイする分にはさほど支障は無いレベル(コンバットチャレンジの条件で「アーマード」の事を「武装した」と誤訳していたり、「飛び移っての空中攻撃」というやけに分かりにくい文章になっていたりなど全く問題が無いわけではない)なのですが、文章の途中で改行が入っていたり、加えて誤字も目立っている(例:ミスター・フライズ、バットコンンピューターなど)と、どうも翻訳に関しては若干の雑さが目立ってました。
あとバットマンの一人称が「俺」で、かつ会話ではちょいちょいラフな口調になっていたりするあたり、どうにも邦訳のイメージと異なる印象を受けたかな。
(映画だと一人称が「俺」なのはあんま珍しくは無いですけど)
バットマンの口調やらは百歩譲って受け入れるとしても、誤訳や誤字脱字、そして字幕の表示に関してはもうちょいしっかりしてほしかった。

でも不満といえば本当にそれぐらいなんで、バットマンファンやアクションゲーム好きな人はまず間違いなく満足する作品だと思いますよ!

◆おススメのバージョン
通常版やら初回生産特典付きやらコレクターズ・エディションやら何気に色々な種類がある本作ですが、今から購入して遊ぶのであれば、国内未発売ではあるものの日本語字幕にも対応しており、かつ全てのDLCが収録されている『Game of the Year Edition』版でのプレイをおススメします。

 
PS3、Xbox360はリージョンフリーなので普通に海外版も遊べます

ていうか値段的にも国内版を選ぶ理由が殆ど無いんじゃないのかコレは!
ちなみに僕が持ってるのは普通のベスト版です。

◆おまけ:『ポール・ディニ』がライターを務めた作品の邦訳本の紹介記事や小ネタ
【バットマン:マッドラブ/ハーレイ&アイビー】
【バットマン:ブラック&ホワイト2】
【DCスーパーヒーローズ】
【『バットマン:アーカム・シティ』カレンダーマンの新たな隠しメッセージ】
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4 Comments

久仁彦  

『アーカムシティ』面白いですよねー。
一時期コンバットチャレンジでランク入りするぐらいのめりこみました。
ストーリー的には回り道が多かったり前作の伏線がちょっとガッカリな消化をされたり
やや微妙なところも目立ちましたが歴代ヴィラン大盤振る舞いなごった煮感が好きです。

>翻訳
『Marvel vs Capcom 3』みたいに監修が付いていればなあ…という以前に
まず字幕が小さすぎるところを自覚していただきたいっ。

来月には『アーカム・ビギンズ』も発売されますし楽しみですね(微妙にステマ)。

2013/11/08 (Fri) 21:55 | EDIT | REPLY |   

アウル  

先ごろアメリカではその続編の「アーカムオリジンズ(日本名:アーカムビギンズ)」が発売され、とある生主さんが放送してくださったんですが、そっちには日本語は入っていないとのことです(T T)
とはいえ、今回はちゃんと(?)ケイブに戻れたりアルフレッドが3作品目にしてようやく本人初登場など、バットマンマニアもファンも楽しめるゲームになってますが(^^

2013/11/09 (Sat) 12:30 | EDIT | REPLY |   

サム・ライス  

Arkham Origins

はじめまして。
こちらのブログのアメコミ記事をいつも楽しみにしています。
セーブデータの消失にもめげずArkham OriginsのPC版を
日本語化(元から字幕データが入っているのでそれを利用)して遊んでいるところですが
翻訳の質は相変わらずですね(文節が短すぎるアサイラム家庭用よりはマシですが)……。
今回はバッツだけでなくゴードンの一人称も”俺”です。


SS
http://steamcommunity.com/sharedfiles/filedetails/?id=189054079
http://steamcommunity.com/sharedfiles/filedetails/?id=193749091
http://steamcommunity.com/sharedfiles/filedetails/?id=190761356
http://steamcommunity.com/sharedfiles/filedetails/?id=190762912

2013/11/10 (Sun) 19:09 | EDIT | REPLY |   

michael  

>>久仁彦さん
>字幕が小さすぎる
本作に限らずなんだか字幕が小さいゲームって多い気がする!
視力の低い現代っ子としてはもう少しだけフォントサイズを大きめにしてほしいところですね。
僕はマサイ族じゃあないんだ…

>>アウルさん
さすがにもう家庭用海外版に日本語字幕を付ける事はしなくなったんですねー。そりゃそうか。
でも他の方のコメントを見るにPC版は関係無いのかな?

>>サム・ライスさん
初めまして!いつも閲覧ありがとうございます!
あと4枚目のスクショのバッツは人見知りとかそういう問題じゃない気がします!

2013/11/10 (Sun) 22:17 | EDIT | REPLY |   

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