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10 2013

ジェフ・ジョーンズ&アダム・キューバート他/スーパーマン:ラスト・サン

スーパーマン:ラスト・サン表紙

「空から落ちてきた男の子を……連れ帰って出生記録をでっちあげ…
 …実子として育てる。僕にもできるかな」


我々が抱いていた未来への希望は、地球の人々に託された。
その架け橋となるのは、クリプトン最後の息子であるお前だ。


クリプトン人の少年がメトロポリスに不時着した。クラーク・ケントはその少年を自分の息子として育てることにし、クリストファー・ケントと名付けた。しかし、スーパーマンの家族になるということは、スーパーマンのヴィランたちを敵に回すということでもあった……。
ビザロ、ジェネラル・ゾッド、レックス・ルーサー……。
――スーパーマンに勝るとも劣らぬ力をもった彼らが、クリストファーに魔の手を伸ばす!


◆収録作品

2006年12月:Action Comics #844
2007年01月:Action Comics #845
2007年02月:Action Comics #846
2007年08月:Action Comics #851
2008年07月:Action Comics Annual #11


◆クリプトン最後の息子
クリプトンの生き残り

ここ最近、映画『マン・オブ・スティール』の公開に先駆けて色々なスーパーマン作品が邦訳されてきましたが、その内容はエルスワールドものだったり、戦闘をメインとしていないミニシリーズだったりで、ある種メインの『アクションコミックス』誌の邦訳はなかなか出てきませんでした。

…が、今回紹介する『スーパーマン:ラスト・サン』は、『スーパーマン:ラスト・エピソード』以来の、アクションコミックス誌で2006年12月から2008年7月にかけて展開されたストーリーの邦訳!
(全5話の割に異様に時間がかかっている理由は解説で触れられています)
しかも本作の脚本には、映画『スーパーマン(1978)』の監督であるリチャード・ドナーがジェフ・ジョーンズに協力する形で参加したため、当時かなり話題になったとか。
昔の映画スーパーマンを意識した演出を色々盛り込んでいるとの事なので、作中でスーパーマンとロイスが養子に迎えたこの少年に『クリストファー』と名付けたのも、やはりそういうネタだったのかなと思ったり。

それはそうと、爆発したクリプトン星から生き延びたのはスーパーマン(カル=エル)とその従姉妹のスーパーガール(カーラ・ゾー=エル)だけのはず。
ならば、クリプトン人であるこの少年は一体何者なのか…?
『スーパーマン:ラスト・サン』では、スーパーマンの養子となったクリストファー・ケントを軸に、メインヴィランであるゾッド将軍との苛烈な戦いを描くストーリーが展開していきます。

ゾッド将軍たち
罪を犯したクリプトン人が追放されることになるネガティブ・ゾーン。
そこから脱出したゾッド将軍とその部下は、地球を第2のクリプトンとすべく侵攻計画を開始する

ちなみに、ゾッド将軍と一緒にいる部下『アーサ』『ノン』は、映画『スーパーマン』『スーパーマンⅡ』に登場したキャラクターであり、コミックでは今回が初登場になるのだとか。
またゾッド将軍も、これ以前に異次元世界の住人、ロシア人の将軍という風に別設定のキャラとして登場しスーパーマンと戦いを繰り広げていたらしいのですが、今回登場するのはオリジナルの設定に回帰した“真の”ゾッド将軍。
本作はスーパーマンとゾッド将軍が『初めて』対峙するエピソードでもあるのです。
(この辺は正直解説読んでてもややこしい)

◆感想
お前が我々の仲間となるんだ
「お前が我々の仲間となるんだ」

終盤、スーパーマンがルーサーや『スーパーマン・リベンジ・スクワッド』(スーパーマンのヴィランチーム)の面々と手を組んでゾッド将軍との決戦に赴く展開は超熱かった。
『強大な敵に立ち向かうため、宿敵と一時的に手を組む』という展開は大好物なんでもう堪りませんでしたね。
反面、クリスとスーパーマンの親子としての日常描写にももう少し尺を割いてほしかった気持ちもあるのですが…解説を見るに、それはスーパーマン誌の方で描かれていたみたいですね。

余談ですが、今回解説ページがヴィレッジブックスの邦訳並みに充実しております。
特に『ラスト・サン』以降のスーパーマンのストーリー(フラッシュポイント直前まで)丸々解説している部分は要チェック。
  
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3 Comments

アウル  

やっぱり映画公開間近=翻訳だしちゃえ~っていうのがやり易いんでしょうかね?(^^;
こっちは訳してもらってる身分なんで文句なんてないですがw

まぁ、そのお陰なのか最近「ヤングスーパーマン(SMALLVILLE)」にはまってます。
このドラマのレックスがいい奴すぎて(ダークな面もちゃんとあるけど)泣けます。

2013/08/11 (Sun) 00:56 | EDIT | REPLY |   

michael  

>>アウルさん
>やっぱり映画公開間近=翻訳だしちゃえ~
ただ映画合わせの邦訳はほぼ確実に出してくれるというのもあって、今後のアメコミ邦訳に期待できるというのもありますね。
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』とか『アントマン』とかが国内で公開される頃には、今までに無かったヒーローの邦訳本が来るんじゃないかと思うと非常に楽しみです。

…『ゴーストライダー2』の時は完全にスルーされちゃいましたケド。

2013/08/16 (Fri) 20:06 | EDIT | REPLY |   

森野大吉  

質問です

邦訳アメコミ発売予定リストが見れなくなっていますが、復活はなされるのでしょうか。
個人的に予約などで活用させて頂いてましたので、また復活して頂きたいのですが。

2013/08/23 (Fri) 16:34 | EDIT | REPLY |   

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