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06 2013

格無しP

■概要
元吹奏楽雑誌編集で元ゲームメーカー勤務という経験を持つ、非常に多才なニコマスP。
アイマスや非アイマス楽曲の自作アレンジや、よく女性Pが登場するのが特徴的な心暖まるノベマス作品を色々投稿されており、またニコマス以外の活動では『オータムリーフ管弦楽団』への楽曲提供、同人ではアイマスの二次創作小説を発表しています。
余談ですが、かつて2chの吹奏楽板で『若年寄』というコテハンを名乗っていた方でもあります。

■作品
学園天国

 

961プロから響と貴音が移籍し、加えて美希も戻ってきた765プロ。
プロデューサー達は彼女らの新曲のため、学校を貸し切ってのPV撮影を企画していた。
そして協力を申し出た学校に訪問するプロデューサー達だったのだが、そこでこの学校は今年で統廃合が決まっている事を知る。
「最後に何か想い出に残る事をしたい」という生徒の思いに共感したプロデューサー達は、この学校で最高のPV作品を作り上げることを決意するのであった。


この作品で特徴的なのは、ノベマスでは珍しい女性P(名前は初芝奏といいます)が主人公であるという点。
竹を割ったような性格である彼女の目線から描かれるアイドル達の姿がとても可愛らしいのが魅力のストーリーとなっています。
初芝Pは小鳥さんよりも年上という結構な年長者として設定されており、他の年長組とはまた異なる立ち位置に収まっているのも他のノベマスではあまり見られない部分。
(若手Pの役は彼女の後輩である男性P・園川真純と、Pに転向した律子の2名が担っています)

もう一つ面白い設定なのが、初芝Pは響と貴音の二人を自宅に居候させているという点。
家に遊びに来た他の765プロアイドルとの会話や、PV撮影の舞台となる高校の生徒との交流など、見ていて楽しく、心暖まるシーンが盛りだくさんな一作です。

ちなみに両名を居候させることとなった経緯は下記の『ふたりと、くらそう。』で描かれているので要チェック。
ふたりと、くらそう。


アイドルアルティメイト決勝で765プロに敗北し、961プロを追い出されてしまった響と貴音。
そんな二人を765プロは拾い上げ、アイドルとして再デビューできるよう移籍の手筈を整える。
だが、響と貴音を会社の尞に住まわせようにも部屋の空きがないため、765プロの女性プロデューサーである初芝奏が自分の家でしばらく預かることに。
こうして、女三人の賑やかで楽しい共同生活がスタートするのであった。


全10話で完結済。
時系列的にはアイドルマスターSPの後日談にあたり、加えて同氏の連載作品『学園天国』の前日譚となっています。
とはいっても『学園天国』を見ていなければ話に入り込めないというわけではないので、この作品から視聴しても問題なし!

話のメインとなるのは響と貴音、そして初芝プロデューサーの三人なんですが、この三人の会話が凄く平和なんですよ。
お互いに笑いあったり、時には衝突したり、泣いてしまったりと家族のような関係になっていく。
終始ゆったりとした空気感に包まれているおススメの一作です。
個人的に、6話の響の帰省エピソードがお気に入り。
ひなどり、にひき。

 

小鳥の家である一枚の写真を発見したP。
それは、彼がかつてファンとして追いかけていた、現在は引退してしまったアイドル『陽菜』と若かりし頃の高木社長との2ショット写真であった。
「自分が密かに憧れている事務員の先輩はあの『陽菜』かもしれない」
そんな疑念を抱いたPは好奇心に負けて、思わず小鳥にかつてアイドルをやっていなかったかと尋ねてしまうのだが…


全6話+番外編1話で完結済。
元々は2010年の冬コミで格無しPが無料配布した二次創作小説であり、本作はそれを動画化した作品です。
ちなみに現在はpixivでも閲覧可能。

【THE IDOLM@STER】ひなどり、にひき。(前編)
【THE IDOLM@STER】ひなどり、にひき。(後編)

メインキャラクターは主人公であるPと、最近お別れコンサートを行い学生に戻った千早、そして小鳥さん。
「ひなどり、にひき。」ではみんなの「お姉さん」でありつつ、ちょっと「ダメ」な所もある小鳥さんの姿が丁寧に描かれていきます。
また、作中ではPと小鳥さんが千早にとって身近な「お兄さん」「お姉さん」ともいえる存在となっており、このあたりの描写も素晴らしいので必見。
ShinyGirls!

 

貴音の妹・四条天音が、貴音を四条の家に戻し当主の座に就かせる為に765プロにやってきた!
しかし貴音は今やトップアイドルの身。そう簡単に四条の家に帰るわけにはいかない。
そこで天音は“トップアイドルの座”をかけて彼女に勝負を挑む。
対決の舞台は1ヶ月後の全国オーディション。
こうして天音はしばらくの間765プロの一員となり、Pやアイドル達に支えられながら実力をつけていくのであった。


『第4次ウソm@s祭り』投稿作品でありつつも、その後連載が開始され全10話で完結済。
ゲームでは貴音をプロデュースした時に、その会話の中でだけちらっと登場する貴音の『妹』
本作は、その貴音の妹がメインキャラクターとして活躍する非常に珍しいノベマス。

本作の魅力は「765プロに後輩アイドルが入社」「成長したアイドル達が先輩に」という“IF”の物語が楽しめる点。
実質オリジナルキャラクターである『四条天音』は、貴音によく似た外見ながらやや強気な性格となっており、765プロアイドル達の中に混じっていても違和感のない絶妙なキャラ造形となっています。
(ちなみに天音の立ち絵を制作したのは百合根P

本作の時系列はアイマス2の貴音ED後であり、作中でもゲームで描かれた展開が大きく組み込まれているため、貴音EDを見ていない人はまず『2』でクリアしておく事をお勧め。
サワルナキケン!


事務所に残っていた自分のアイドル時代の映像が保存されているLDを貴音に発見されてしまったP。
そこから流れるように数々の黒歴史アイテムをアイドル達に発見されてしまい、Pは悶えに悶える。


アイドル達に己の過去を弄られまくるPの姿を描く、ドタバタ系の短編作品。
Pが羽交い絞めにされるという光景を、真に台詞枠を掴ませるという方法で表現しているのが面白いです。
ちなみに作中に登場するPの設定が初芝Pと似通っているのですが、無関係のキャラクターだとか。
夏を見渡す丘で

 

三浦なつき、13歳。今は、迷子になってる途中。

伝説のアイドル・三浦あずさの娘、「三浦なつき」
“将来なりたいもの”が見つからない彼女は、学校での三者面談の日にあずさとケンカをし、教室を飛び出してしまう。
雨の中、スクーターに乗って友人の家に向かう途中でなつきは雷に打たれ、目の前が真っ白になり…
目が覚めた時には、彼女はなんと2012年7月5日…17年前の世界に来てしまっていた!
何とか知っている人に、母親のあずさに会うために765プロを訪れるなつきだったが、そこで彼女は父親の浦賀プロデューサーが交通事故に遭い意識不明の重体となっている事、そしてあずさがその交通事故で亡くなってしまっているという衝撃の事実を知る。
同じようで少し違うこの過去の世界で、なつきは元の世界に帰るカギを見つけることが出来るのか。
そして、若い頃のアイドル達と出会い、彼女はどのように成長していくのか。


あずさの娘・三浦なつきというオリジナルキャラクターの少女が主人公の、IF展開が魅力のノベマス。
元々は格無しPが『ShinyGirls!』連載中に、むらたま氏がツイッター上で呟いていたネタを見かけて思わず反応した事が本作制作のきっかけだったとか。


当時格無しPは「春香とPの子供が、ドーム大成功エンディングの最中に未来での事故が原因で過去へとやってくる」という内容の『ママは小学4年生』の架空戦記の制作を考えていたとの事なのですが、むらたま氏のツイートを見て方針を変更。
その後、格無しPが「物語として自分も見たいし書いてみたい」と考え行動した結果、多くの人の協力を得てオリジナル作品である『夏を見渡す丘で』が発表される事となったのです。

単純なタイムスリップ物ではなく、何故か改変されたパラレルワールドに来てしまっているというミステリアスな展開、なつきが知る彼女達とは大きく年齢が異なる765プロアイドルとの交流など、主人公が『アイドルの娘』だからこそ描くことが出来る展開が目白押し。
またイベントシーンの一枚絵、改変立ち絵や改変背景、挿入されるボイスやエフェクトなど、演出面もかなり細かく作り込まれています。

とにかく力の入った一作なので、是非一度視聴してみてほしいノベマス。

【制作チーム】
原案:むらたま&格無しP
キャラクターデザイン・CG:九野十弥・Pセプター
脚本・動画制作・楽曲アレンジ:格無しP
演出・CG:むらたま
タイトルロゴ:べろちょろP
協力:ランプキンP・シロP・おしるP・燦々P

※むらたま氏関連リンク
【pixiv】
【ツイッター】
【玉々草】
ぴよあみとレトロPCであそぼう!


事務所で珍しいパソコン『X68000』を発見した亜美。
小鳥にこの古いPCについて尋ねてみたところ、なんとゲームを遊ぶことができるという。
さっそく小鳥に勧められたゲームを立ち上げてみることに。
ドラクエにそっくりなゲームに驚きつつもテンションが上がる亜美だったが、この作品の壮絶な難易度の高さに苦しめられることになってしまう。


小鳥さんと亜美の二人がレトロPCゲームで遊ぶという、ゲーム好きにはたまらない内容の架空戦記モノ。
この第1回で取り上げられたゲームは、かつてドラクエファンの間で話題となった『T-DRAGON QUEST(タイニードラゴンクエスト)』という、TNB製作所の田圃氏が製作したフリーゲーム。
(初期名称は「DRAGON OUEST」だったため、「ドラエ」と呼ばれる事も多い)
逐一小鳥さんの詳しい解説が入るため、プレイ動画としてもゲームの紹介動画としても面白い一作です。
ただし本作は『第七次ウソm@s祭り』投稿作品。続かないのが非常に歯がゆい。

■関連リンク
【格は無くとも心は錦】
【白猫工房作業日誌】
【夏を見渡す丘のふもと】
【北澤さん家の本棚】
【ツイッター】
【pixiv】
【どう見ても格が無いブログ】
【「kakunasisan28」さんのまとめ(togetter)】
【ニコマス2010年4月デビューPの集い】
【ask.fm】
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