ツルゴアXXX

ARTICLE PAGE

23 2013

なめこ

■概要
ネタMADやノベマスを投稿されている方であり、平沢進の「救済の技法」をBGMに用いたシュール動画『ドヤ顔の技法』を流行らせた人でもあります。
ノベマスでは、シュールな空気とシリアスが同居した独特な作風に注目。

■作品
雪歩「私は、犬について自信があります」

 

「犬というものは猛獣だ、人に襲い掛かるものなんだ」と懇々と語る雪歩。
彼女は様々な実例を挙げながら『犬』という生物の恐ろしさについて説明していく。


太宰治の『畜犬談』を元にした、前後編からなるノベマス。
【青空文庫:畜犬談】

原作がそもそも「私」が犬を恐怖の対象と見て、その苦手とする理由を徹底的に話し倒す』内容の短編なので、配役はベストマッチと言えるでしょう。
犬に対して恐怖どころかもはや憎悪を抱いている雪歩の姿がなんかもう凄まじい…のですが、犬千早が登場してからの下りは和みます。
へび歩


響が事務所に置いてきたヘビ香と一緒に遊ぶ雪歩。
そこに貴音が帰ってくるのだが、ヘビが苦手な彼女は、ヘビ香を首に巻き付けて自分に近づいてくる雪歩を見て思わずうろたえてしまう。
雪歩は貴音のその反応を見て自分が避けられていると勘違いしてしまい、ややこしい事態に発展してしまうのであった。


途中から貴音視点に切り替わりちょっとした回想シーンが始まるのですが、そこからは冒頭のほのぼのとした空気から一転、765プロに移籍してからアイドル活動が上手くいっていない貴音が抱えている『重圧』に焦点が置かれるようになります。
765プロに移ってからもずっと神経を張り詰めさせていた彼女が、何をきっかけにして心に余裕を持つようになったのか。
雪歩に救われる貴音の姿を描くこの回想シーンは必見。
…かとおもえば後半からは雪歩と貴音のドタバタ劇に切り替わる、なんだか独特の空気感がある一作です。
関連記事

0 Comments

Leave a comment