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04 2013

ゴーストライダー2

ゴーストライダー2ゴーストライダー2
【原題】
GHOST RIDER:SPIRIT OF VENGEANCE
2011年【米・アラブ首長国連邦】


闇の力をコントロールし、地獄の炎で世界を救え
父親を死から救うため冥界の魔王メフィストフェレスと契約し、自らのなかに悪魔を宿してしまったサーカスのスタントマン、ジョニー・ブレイズ。彼は憎しみや怒りに呼応して、本人の意志とは関係なく突然出てくる内なる復讐の精霊ゴーストライダーの存在に苦しみ続けていた。
生まれた場所を遠く離れ、人知れず静かに暮らしていたジョニーのもとに、僧侶モローが訪れる。彼は悪の化身ロアークが新たに取り憑く“体”として狙っている少年を助けてほしいとジョニーへ依頼する。そして、ロアークこそ、ジョニーがかつて契約を結んだ張本人である魔王であった。もし魔王が少年の体に取り憑くと、彼の力は誰にも抑えられないものになり、世界は悪の手に堕ちてしまう……。モローは少年を助けだしたら、ジョニーのなかに宿ったゴーストライダーの呪いから解放する方法も教えてくれると約束していった。
その頃、運命の少年ダニーは母ナディアとともに盗みを働き生活費を稼ぎながら各地を逃げまわっていた。ナディアは自らの体に魔王の子を宿され、いずれ彼がその子を奪いに来ることを知っていたのだ。過去の過ちに悩みながらも、息子を守りたいと願う母ナディア。
しかし、ロアークは母子を捕らえるため、邪悪な心を持つナディアの元恋人、キャリガンを雇い、徐々にふたりを追いつめていくのだった。果たして、ジョニーは自分のなかに巣食うゴーストライダーがもつ闇の力をコントロールし、最強の敵から少年を救い出し、自らの呪いを解くことができるのであろうか――?

日本では2年遅れの2013年2月8日に公開されたアメコミ映画。それもあって海外版BD・DVDは既に発売済み。マーベルナイツレーベルでの制作となったことで暴力表現がパワーアップ
続編という扱いではあるものの、基本設定を引き継いだ以外は完全に別の単独エピソードとして展開されるため、いきなり本作から観ても大丈夫な作りになっています。
(時系列的には『1』の一年後との事)
設定が変更された部分もあるため、下記のリンクを参照すると良いかも。
【【直前予習】「ゴーストライダー」と「ゴーストライダー2」の関係FAQ】

監督が『アドレナリン』のマーク・ネヴェルダイン&ブライアン・テイラーコンビになったおかげなのか、前作とは異なりいきなり派手なアクションシーンから始まり、オリジンの解説などはそこそこに終始ド派手なアクションシーンに終わる作品になっていました。

2でも主人公・ジョニー・ブレイズを演じるのはニコラス・ケイジなのですが、今作ではゴーストライダーのアクションも本人が演じており、極力CGを使わず撮影されたスタントシーンは圧巻。
またキャラクター性も前作とは異なり、戦闘時には若干狂い気味に見えるほど謎なテンションの高さを見せてくれます。
ノリノリで重機を操作するシーンや火炎照射ションベンのシーンなど、おちゃらけ要素もアリ。
ちなみに今作では初代ゴーストライダーの設定に合わせたのか『ペナンス・ステア』は未使用。なんか似たような技は使ってましたけど。
(本来は2代目ゴーストライダー・ダニエルが使う技だったのだが映画1作目ではジョニーが使えていた)
相変わらず無双っぷりがすさまじく、苦戦するかと思われた敵も「アレは遊んでいただけなのか」というぐらいアッサリ仕留めてしまうぐらい強いヒーローとして描かれているのですが、今回はとにかくアクションシーンが爽快になっていたので肩すかし感はやや薄れていました。
ただアクションシーンではやたらカメラが揺れまくるのでちょっぴり見づらいのが難点でしたが。

ストーリーは、『とある僧侶・モローから「ゴーストライダーの呪いを取り消してやる代わりに、悪の化身であるロアークが“新たに憑りつく身体”として狙っているダニーという少年を救ってほしい」という依頼を受けて悪と戦う』というかなり単純な展開。
もうホントぶっちゃけると内容自体は薄いので、ただひたすら爽快アクションとニコラス・ケイジのハイテンション怪演っぷりを楽しむ映画です。
映画comの宣伝通り、確かに『ストレス発散ムービー』って感じでした。
(でも公式の『燃焼系ヒーロー』というコピーは正直どうなのか)

余談ですが本作は海外での評価が低めだった割に日本では数多くのタイアップを打ち出して盛り上げようと頑張っていたのも特徴。
吉川晃司にイメージソングを提供してもらった(別にEDで流れるわけではない)、女子プロレスラー・モンゴール☆天山がダイエット企画に挑戦したり、デーモン閣下が“燃える魔界特使”に就任されたり、ストーブを扱うホンマ製作所のオンラインショップで買い物すると映画の鑑賞券が抽選でもらえたり、映画館に行くと激辛カレーが貰えたりなどなど、本当に色々な企画を打ち出していました(これでごく一部)
あと、同じマーベルなのに映画『アベンジャーズ』をやたらライバル視しているかのような宣伝だったのが印象的。

最後にこれは映画と関係ない単なる愚痴なんですが、小プロ、ヴィレッジからは本作に便乗した邦訳が特に出なかったのが残念。
いまからでも遅くないので本作の原案となった『Ghost Rider: The Road to Damnation』を邦訳しよう(提案)


※小ネタ
作中で『手に触れる物すべてを朽ち果てさせる能力』を得たキャリガン。
食事しようとしても手にした食料がどんどん朽ち果ててしまうため、食べられるものがないか探した結果、唯一口にできる食べ物が見つかりそれで腹を満たすシーンがあったのですが、その食べ物がパッと見何か分からなかったので調べてみたところ、『トゥインキー』というお菓子だったみたいです。
このお菓子、化学物質が大量に含まれているため『何年経過しても痛むことがない』という都市伝説があるのだとか。
【Ghost Rider: Spirit of Vengeance (2011) - Trivia - IMDb】
そういうネタ込みのギャグシーンだったわけなんですね。

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