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31 2013

クリストス・ゲージ&スティーブ・クルス他/アイアンマン3:プレリュード

社長3プレリュード

「アイアンマンだけでは不充分だ。ウォーマシンの助けがあったとしてもな。
 必要なのはこれだ…“アイアン兵団リージョンさ”」


『アイアンマン3』の前に、一体何が起きていたのか!?
映画では描かれない真実を見よ!!


映画『アイアンマン2』ではトニー・スタークと共闘し、『アイアンマン3』ではさらに重要な役目を背負うことになるウォーマシン(ローディ)。トニーの親友であり、米軍の空軍中佐でもある彼は、なぜ『アベンジャーズ』の戦いに加わることができなかったのか?その裏側には、『アイアンマン3』へと繋がる、もう一つの“戦争”が隠されていた!

映画本編では語られないウォーマシンの“シークレット・ウォーズ”を緊急刊行!!


◆収録作品

2005年01月:Iron Man Vol.4 #1
2012年11月:Marvel's Iron Man 2 Adaptation #1
2012年12月:Marvel's Iron Man 2 Adaptation #2
2013年03月:Marvel's Iron Man 3 Prelude #1
2013年04月:Marvel's Iron Man 3 Prelude #2


◆映画アイアンマン3の副読本
小プロから刊行された、映画『アイアンマン3』合わせのもう一つの邦訳本。
それが本書『アイアンマン3:プレリュード』
映画合わせの割にはちょっとギリギリな発売日だった(2013年5月29日発売)気もしますが、本書は映画の前日譚が収録されており、映画では語られていないエピソードを楽しめる一冊となっています。
さっそく収録されている三作品を紹介。

◆MARVEL'S IRON MAN 2 ADAPTATION #1-#2
アイアンマン2ダイジェスト
社長のドヤ顔ダブルピース

まず収録されているのが、映画『アイアンマン2』のコミカライズ作品。
何故今更…と思わなくもない収録作品ですが、原書の発表年月も2012年11月~12月とごく最近だった模様。
2時間ある映画を40ページ程度でまとめ上げているため、異様なまでにテンポ良くストーリーが進行していきます。
アクションシーンは多いものの、1回の戦闘に割く尺があまり取れないため、ラスボスのヴァンコですら2ページで葬られる始末。

しかし、そんなカツカツな内容でありながらも映画では描かれていない1シーンがあったりするのには要注目!
ローディが社長にスーツの操作方法を教えてもらうシーンとか、ウォーマシンの左肩に『ミサイルランチャー』が装備されていたりとか(映画では不採用だった)、ヴァンコがアイアンマンとウォーマシンのパワーを吸収するシーン等、映画では存在していなかった描写が色々あります。

まあ兎にも角にも、「アイアンマン2ってどんなストーリーだったかな?」となった時にさっくりと復習できる一作って感じですかね。

◆MARVEL'S IRON MAN 3 PRELUDE #1-#2
ウォーマシン大活躍

映画『アイアンマン3』でのローディはイマイチ見せ場が少なく、全国のウォーマシン&アイアンパトリオットファンやホットトイズが涙を流しましたが、本作『アイアンマン3:プレリュード』ではなんと彼が主役!!
逆に社長の見せ場が少ない感じでストーリーが進行していきます!

時系列的には映画『アベンジャーズ』で描かれたNY事件の真っ最中。
あの時期、ローディーは“テン・リングス”について調査していたというエピソード。
最初から最後まで迫力あるアクションシーン豊富であり、まさにローディファンのための一作
ちょいちょい映画『アベンジャーズ』の1シーンが挿入され、ローディがNYでの戦いに参戦できなかった理由が描かれるというのもあって、アイアンマン3の前日譚というよりも映画『アベンジャーズ』の外伝的な作品にも感じられたり。
とはいえラストでは社長がマーク42にまで至る、35体ものアーマーを作る動機が描かれるため、映画の前日譚という役目もきっちり果たしています。
“別れた妻”の登場には思わずニヤリ。

◆IRON MAN(2005)#1
収録作品3作目はまさかの『アイアンマン:エクストリミス』。
いや映画の下地にはなってますから『まさかの』ってわけでもないですが。
1ヶ月ぐらい前に#6まで読んだよ!

とりあえずレビュー自体は前に描いたので内容については下記の記事で。
【ウォーレン・エリス&アディ・グラノフ/アイアンマン:エクストリミス】

今回は『映画シリーズに与えた影響が強め』だったという#1のみが収録されています。
ヴィレッジの邦訳版を所持している人は訳の比較を楽しんでもいいんじゃあないでしょうか。

翻訳比較エクストリミス
上が本書、下はヴィレッジ版

個人的にはセリフ回しが自然に感じるヴィレッジ版の翻訳の方が好みかも。
でも小プロ版ではプロ市民が持ってた『STARK ARMS NEW WORLD ORDER』というプラカードを新世界秩序に武装させるな」と訳していたりしてヴィレッジ版より忠実っぽい所もちょこちょこ。
比べてみるとセリフの意味が変わってる部分もちらほら見受けられて面白いです。
(そんでもってどちらが忠実な訳だったのか分からなくてモヤモヤ)

なんにせよ、ストーリーの続きが気になったらヴィレッジブックスから絶賛発売中の『アイアンマン:エクストリミス』を買おう、な!
今買える社長邦訳本では(元々選べる作品がそんなに多くないけど)特におススメな作品ですし。

◆感想
個人的には『アイアンマン3:プレリュード』以外の収録作品に今更感が拭えず、ちょっと物足りなさを感じてしまった一冊。元々ボリュームのある本でもないため余計に。
しかし映画本編の予習・復習・設定の補完が行える作品群でもあるため、『アイアンマン3』の副読本として押さえておいても損は無いと思います。
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2 Comments

WRRRYYYYY  

全シリーズとアベンジャーズを観た自分にとってこれはいい本です。ウォーマシン兼アイアンパトリオットの活躍が不遇なせいか、十分心を埋める事が出来ました。ただ唯一の疑問点はウォーマシン マークⅡの二連装砲は実弾なのかリパルサーなのか細かくてスンマセソ

2013/06/11 (Tue) 21:03 | EDIT | REPLY |   

michael  

>>WRRRYYYYYさん
ローディファン涎水ものな薄い本である事は確かですね!(語弊がある言い方)

2013/06/11 (Tue) 22:45 | EDIT | REPLY |   

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