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30 2013

ジョー・ケイシー&エリック・カネッティー/アイアンマン:エンター・ザ・マンダリン

エンター・ザ・マンダリン表紙

「我には宿命がある。
 地球上のものではない力に呼び寄せられ…
 我が祖先の命令により手に入れることとなった。
 宇宙の技術…支配者が身に付けるのにふさわしい力…
 世界を我が想像した形へ変えるための力。
 そしてここまで来た。これから世界が変わる。
 新たな時代を築いたものとしてマンダリンの名は歴史に刻まれるだろう。
 …敵を倒してきた者として…
 特に西洋の企業家…スターク……その使い、アイアンマン」


映画『アイアンマン3』で登場する謎の敵……マンダリン!
超常的な力を操るこの男の真の姿とは!?


超常的な力を秘めた10のリングを武器に、アイアンマンを苦しめるマンダリン。1964年に刊行された『テイルズ・オブ・サスペンス』#50での初登場、そしてアイアンマンとマンダリンの初対決エピソードを現代的な視点で描き直した秀作を初邦訳!その本当の力と深遠なる野望、そしてアイアンマンとの長きにわたる因縁の理由が本書で明らかに!
アイアンマン最大の戦いは、ここから始まる!!


◆収録作品

2007年11月:Iron Man: Enter the Mandarin #1
2007年12月:Iron Man: Enter the Mandarin #2
2008年01月:Iron Man: Enter the Mandarin #3
2008年02月:Iron Man: Enter the Mandarin #4
2008年03月:Iron Man: Enter the Mandarin #5
2008年04月:Iron Man: Enter the Mandarin #6


◆マンダリンとの対決!
ロケッティア
表紙のイラストすっげえロケッティアに似てるなぁ。

まあそれは置いといて、ようやく小プロからも映画『アイアンマン3』に便乗した邦訳コミックが発売!
まずは『アイアンマン:エンター・ザ・マンダリン』を紹介したいと思います。

原作コミック初期に登場し、長きに渡って数々の戦いを繰り広げてきたアイアンマンの宿敵ともいえるヴィラン、それが『マンダリン』
しかし、映画『アイアンマン3』に登場したマンダリンは設定を大幅にアレンジしての登場であったため、映画でしか知らない人は「そういうキャラクターなんだ」と誤解する可能性が大!
というわけで小プロは映画合わせの邦訳に、マンダリンとの初対決エピソードを大幅にリメイクした『アイアンマン:エンター・ザ・マンダリン』をチョイス。
「これが真実のマンダリンだ!!」という宣伝文句で発売されたこの作品、なんと一度は邦訳刊行が見送られかけた一作だったのだとか。
マンダリンのヴィランっぷりが堪能できる邦訳はこれまで刊行されていなかったので本書の発売は嬉しい

◆ENTER:THE MANDARIN
そろそろストーリーもざっくりと紹介。

この頃はまだ自分の正体がアイアンマンだという事は公表していないトニー・スターク。
世間的にはアイアンマンは自分のボディーガードという事で通していた。
そんな彼の元にシールドのリック・ストーナーから緊急の会談要請が来る。
シールドからアイアンマンに与えられたのは、中国の政治情勢に影響を及ぼすほどの力を持ち始めた『マンダリン』という男の監視任務であった。

すぐさま現地に向かうアイアンマン。
しかし彼の動きは既にマンダリンに感知されていた。
マンダリンの攻撃を受け、アイアンマンは彼の兵士たちに捕らえられてしまう。
だが、アイアンマンの力はそう簡単に封じられるものではない。
彼は独房から脱出し、道中にいた兵士たちもなぎ倒してマンダリンの元に赴き、再度対峙する。

アイアンマンVSマンダリン

しかしマンダリンの使う10の力を持つ指輪から放たれる攻撃は、予想以上に強力な代物だった。
アイアンマンは彼に必死に喰らいつくものの、相手の攻撃を受けるたびにアーマーの損傷が酷くなっていく。
やむなくアイアンマンは全パワーシステムを緊急発射準備のために用い、マンダリンの居城から脱出するのであった…

◆感想
…と、ここまでが#2序盤までのあらすじ。
この後はマンダリンの部下がスターク・インダストリーに新たな刺客を潜り込ませてあるデータ・ディスクを盗み出したり、軍の輸送車を襲撃して兵器を大量に調達したりと、トニーが後手に回っている間にマンダリンの世界征服の野望が着々と進行していくという手に汗握る展開。
アイアンマンは彼の恐ろしい計画を食い止めることが出来るのか!?

本書はマンダリン以外もヴィランがちょこちょこ登場してくれるのも注目ポイント。
マンダリンの息子・『テムジン』と、某蝙蝠男のコミックに出てくるアイツにそっくり『スケアクロウ』がアイアンマンに襲い掛かる!

マーベル版スケアクロウ
ちなみに彼の初登場は1964年の『テイルズ・オブ・サスペンス』#51であり、
向こうの方よりも20年以上遅い

余談ですが、本書の#5のカバーアートと裏表紙はドラゴンの姿をした地球外生物『フィン・ファン・フーン』と戦うアイアンマンの絵になっており、読んでいる時はてっきりコイツも登場してくるのかと思ってたんですが別にそんなことは無くて少し肩すかし。

それとエリック・カネッティーのリアルさとカートゥーンの中間って感じの魅力的なアートにも注目!
彼の描くアクションシーンは構図やら動きやらが凝っていて非常に躍動感がありカッコいいのでアート重視の人には結構おススメかも。

ストーリー自体は正直そこまで惹きつけられるほどの内容ではなかったのですが、アイアンマンがマンダリンに一度敗北してから、より強力なアーマーを(驚きのスピードで)開発して再度立ち向かっていくという展開はテンプレ的ながらなかなか熱かったです。
戦闘シーンがとことんカッコいいアメコミは久々でした。

マンダリンとの決戦

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