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25 2013

酷くないP

■概要
ホラーやギャグ作品をメインに、様々な短編作品を発表されているニコマスP。
特に抜きん出た文章力と表現力で構成されたホラー作品は、真綿で首を絞められるようなじわじわとした恐怖を味わうことが出来ます。
作品の多くは「一見すると気付きにくい仕掛け」が施されているため、初見時は基本的にコメ非表示を推奨します。
ちなみに、氏の投稿者コメがこれまた面白いので要チェック。

■作品
七六五(仮)

 

記者の善永は雑誌の企画のために、
765プロアイドルの実際に体験した怖い話について一人ずつ取材していた。
アイドル達はそれぞれ、身の毛がよだつような恐怖体験を語っていく…


酷くないPの代表作にして処女作。
2013年5月29日現在、第11話まで投稿済。
といってもストーリー的には10話までで一区切りとなっており、11話からは追加ストーリーといった感じで響の怖い話が発表されています。
ちなみにタイトルの元ネタはアレな出来のホラーゲーム『四八(仮)』からですが、怖い話のネタは全て完全オリジナル。
『猿夢』は元ネタのテイストが少し入っていたりしますが)

千早を様々な不幸から守ってくれる霊の話『守護霊』
その話を別視点から語る律子の『守護者』
真についたサイコなファンの話『70cmのファンレター』
ほっと一息つけるギャグ回の『東京都穴ほり巡り』
そして、子供たちの間で流行っている謎の遊びについてやよいが話す最恐エピソード『お月さん』が個人的にお気に入りです。

あとは貴音の怖い話だけなんですが…新作まだかなー。
FSS系列ドラマ 『膝枕争奪戦』ーあの太ももは誰のもの?-


小鳥に膝枕をしてもらっているP。
Pは酒に酔った勢いで小鳥に告白するのだが軽くあしらわれてしまい、彼はそのまま微睡んで寝てしまう。
午前二時。暗くなった部屋でふと目を覚ましたPは、膝枕をしている小鳥に対してまた改めて告白し眠りにつくのだが、その直後にした物音と部屋に点いた明りに気付き目を開ける。


酔っぱらいのPが小鳥さんの太ももに対する熱い思いを語ったりするはっちゃけたノベマス…と思わせて、一捻り加えた展開が。
最初の内は笑わせて後半でゾッとさせる、酷くないPの短編作品の魅力が詰まったノベマス。
「リボンの檻」


ここ最近、何者かによる無言電話や不気味な投書を受け取ることが増え、すっかり精神をすり減らしてしまっているP。
特に堪えたというのが、最初は通勤路の金網に結んであった謎のリボンが少しずつ家のアパートに向かって増えだしてきたという不気味なイタズラ。
Pの身を案じた響は、彼にある提案をする。


少しずつ恐怖が忍び寄ってくる感覚が味わえて怖い一作。
巧みな構成が目を惹くヤンデレ物となっています。
「プロデューサープロデューサー」


961プロから移籍して、765プロのPのプロデュースを受けている貴音。
しかし彼女は事あるごとにPに無理難題をふっかけ、非常に多くの負担を強いていた。
そしてある日とうとう口論になり、Pは貴音のプロデュースを降りてしまう。


SPのワンダリングスターのアフターストーリーとなっているノベマス。
貴音とPの二人三脚のアイドル活動を描いていくのかと思いきや、物語は壮大で感動的なSFモノにシフトしていきます。
「どうも、小鳥さんの彼氏です」


小鳥さんにお見合い話が持ち上がった!
しかも相手は職業が医者で年収1千万以上、39歳で離婚歴なしという超優良物件。
しかし当の小鳥本人は暗い顔。その相手にはちょっとした問題があったのだ。
Pは小鳥に彼氏役を頼まれ、お見合い話を破棄するための彼女の両親の説得に嫌々ながら付き合う羽目になってしまう。


小鳥さんのすさまじい妄想トークPの辛辣なツッコミが面白い、酷くないPの代表作。
全3話で完結済。
ひびき的な姉貴


優しい理想的な姉・響と、性格に問題があるわけでもないのに友人が少ない弟・P。
弟Pはある日、「お姉さんに俺の事を紹介してほしい」と必死に懇願する青年に絡まれてしまうのだが、そこに響が現れ…


『シス☆MAD』にて投稿された一作。
姉響と弟Pのほのぼのした姉弟モノかと思いきや、後半から不穏な空気が漂い始め…
今さら人に聞けない「幼馴染五ヶ条」


伊織をゲストに迎え、幼馴染のなんたるかを真がとことん講義!
今回はまず、初歩中の初歩『幼馴染五ヶ条』からレクチャーしていく。


幼馴染キャラのテンプレを真の毒のある解説で学んでいく教養講座?的なギャグノベマス。
動画のラストでは模範的な幼馴染を実際のケースで見ることが出来ます。
その人選は意外にもあの人。
「フェロデューサーさん」


後輩が購入し、実際に使ったところすぐさま彼女が出来たというフェロモン香水。
Pはその香水を後輩から借りて自分につけてみたら、何と本当にアイドルにモテモテになった!
…のではなく、本当の所は普段からモテていたのを自覚していなかっただけのP。
Pの妙な思い込みを取り払うために、律子たちはフェロモン香水に効果なんてないことを伝えようとするが…


アイドル同士の絶妙なやり取りや、勘違いしているPのウザい発言など、酷くないPのギャグセンスが如実に現れている一作。
本作の酷くないPのセンスが如何なく発揮されたテンポの良い漫才のような掛け合いは必見。
ちなみに現在四話まで投稿されているのですが、その意味深なラストから未完で投げたのではないかという憶測が流れていたり…
「ひびきこもり」


響が自宅の部屋に篭って出てこない。
心配したPと貴音は彼女の家に様子を見に行くのだが、それでも響は一向に姿を現そうとしない。
二人は響にドアの隙間から手紙を渡され、その中身を読んで仕方なく今日は引き返すことにする。
一方響は、六年前にイトコのちぃ姉と交わした会話を思い出していた。


現在と、響の回想を交互に描写して展開されるホラー作品。
響が部屋から出てこないワケは、彼女の誕生日に理由があった。
話が進むにつれ、少しずつ悪寒が立ち昇ってくる一作です。
961大喜利


アイドルには頭を素早く回転させてアドリブで答える能力も必要であると主張するP。
そこで響と貴音の今回のレッスンは『大喜利』を行うことにするのであった。


Pの出すお題に対して響と貴音がボケ回答を披露しまくる『大喜利M@ster』参加作品。
単なるギャグ動画で終わるかと思いきや…?
「あずささんが免許取ったから皆逃げろ」


あずささんが運転免許を取得してしまった。
そしてPは次の休みの日にあずささんと一緒にドライブに行く事になってしまう。
Pは真と雪歩を巻き込み、皆でドライブに行くまでの時間をあの手この手で必死に引き延ばすのだが…


『i-Fest@!』にて投稿されたタイトルが秀逸すぎるギャグ作品。
あずささんの運転免許ネタの二次創作といえばまずこの作品が浮かぶほど、ネタやストーリーの展開が傑作なノベマスです。
ちなみに、あずささんの「仮免すら取れない」という運転技術が語られる原作コミュはこちら。


「チャイルドプレイ」


バラエティ番組で一日ママさんをすることになった千早。
イマイチこの仕事をこなす自信を持てない千早は、Pの提案でちょっとした練習を行うことにするのであった。
千早がママ役でPが赤ちゃん役になるという、傍から見ると『赤ちゃんプレイ』にしか見えない異様な光景。
二人はその練習風景を気付かぬ内に様々な人に見られてしまい…


酷くないPのギャグ作品の中でも、特にテキストセンスが素晴らしいと個人的に思う一作。
BGMの選曲もさらに笑いを増幅させる一端を担っています。
Pの観察日記

 

春香の誕生祝いに、自家栽培に挑戦して育てたベビーラディッシュを振る舞おうと考えたP。
それから時は過ぎて春香の誕生日当日。
Pは春香を家に呼び、まずはベビーラディッシュ栽培の事の顛末を記録した映像を見せる。


前後編からなる『園芸m@ster春の陣』投稿作品。
前編ではベビーラディッシュの観察日記で、後半は方向転換して料理動画となっており、Pと春香さんの軽妙な掛け合いが楽しいノベマス。
また映像の多くは実写となっているのが特徴的。
そして話のラストでは意外な展開になり、タイトルの意味に気付かされるという一作。
「そして、しあわせな響」


沢山のペットの世話と仕事の両立で少し疲労を感じている響。
それでも彼女は今、とても充実していた。


序盤の内はPと響のドタバタトークを楽しむだけのお気楽な内容。
しかし終盤で視聴者の知らない事実が判明した時、一気に怖い話に変貌するという巧妙な作りの一作。
「ロングロングバケーション」


船の転覆事故に遭ったものの、奇跡的にPとあずさは生きて無人島に漂着していた。
Pはいつか助けが来ると信じて何とかあずさと生活していたものの、そのまま時間は過ぎて早くも一週間経ってしまう。
そして、Pはいつまで経っても助けが来ない原因に気付く。


前半はコメディチックに、後半からはシリアスな「泣けるノベマス」に変貌する一作。
約五分のショート作品でありながら、充分にゾクゾクする感覚を味わえます。
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