ツルゴアXXX

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13 2013

うおゆき

■概要
有名な小話をノベマス化しているニコマスP。
投稿作品はあまり多くないものの、ちょっぴり凝ったインターフェースで丁寧に作られています。

■作品
幸福のアイドル


昔々、とある国のとある街―
765プロというアイドル事務所に『幸福のアイドル』と呼ばれるアイドル候補生がいた。
彼女は「この娘がアイドルデビューすれば国中の皆を幸福にするだろう」と呼ばれるほど全てにおいて能力が高かったため、いつしかそう呼ばれるようになっていたのだ。
彼女以外にも、765プロには他のアイドル候補生が沢山いる。
彼女たちの事を深く思いやっている幸福のアイドルは、他の候補生がアイドル業界で輝けるよう、自分の長所をあえて無くしていく事に決めたのだった。


オスカー・ワイルドの童話『幸福な王子』のパロディ作品。
ちょいちょいギャグを入れて笑わせてくれますが基本は原作に忠実な一作であるため、ラストではやっぱり涙ぐんでしまいます。

最終電車にて


最終電車のドアが閉まる直前、一人の少女が乗り込んできた。
その少女は何故か乗客に相手の年齢を聞き、その相手の年齢をズバリと言い当てては他の乗客に尋ねて周っていた。
周囲の乗客はその少女の奇異な行動に注目し、加えてその驚きの能力にただただ感嘆するのだが…


「意味が分かると怖い」で有名な2chのとあるコピペをノベマス化した作品。
ちなみに原作はコレ。
※ネタバレ注意

あと10分ほどで真夜中になるという時間帯に、私は特急電車に乗っていた。
やがて、途中の駅で一人の男が乗り込んできた。
その男は、電車のドアが閉まると、突然我に返ったように乗客の顔を見回し始めた。
「すみません。あなたの年齢は28歳ですか?」
男が私に話しかけてきた。
「そうですが、どうしてわかったんですか」
私が聞き返しても、男は無視して、また別の人に話しかけた。
「あなたの年齢は45歳ですか?」
「そうですけど……」
「あなたは62歳ですね?」
「どうしてわかったんだ?」
そんなやり取りを繰り返していく。
どうやら、その男には、顔を見ただけで年齢を当てる特殊能力があるらしい。
次の停車駅までは、まだ15分以上ある。
私を含め、乗客たちは全員その男に注目し始めた。
「あなたは50歳ですね?」
「そうですが、あと5分で日付が変わったら、51歳になるんですよ」
最後に質問された女性は、笑顔でそう答えた。
年齢を当てていた男の顔が、その途端に青くなった。
「凄いですね。百発百中じゃないですか」
私は男に話しかけた。
すると、男は青い顔を私に向け、こう言った。

「・・・私が見えているのは貴方がたの寿命です」

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