ツルゴアXXX

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15 2012

光文社発行の漫画雑誌『ポップコーン』

ポップコーン表紙

今日発売の邦訳アメコミ、『ジャスティスリーグ:誕生』『アルティメッツ』を購入するために、本屋を3件もハシゴする羽目になってしまったmichaelです。
いつもは『ジュンク堂梅田店』に向かえば確実に発売日に買えていたのですが、何故か今回は全く入荷してくれていなかったんですよ。アレはショックだった…。

「結局アマゾンに頼るしかないのか」とか思いつつ他に見かけた本屋をテキトーにぶらぶらしていたところ、ちょうどお目当ての本を1冊ずつ売っている店に遭遇することができて、無事購入することができました。

邦訳アメコミの課題「値段」「どこの本屋でもすぐに購入できること」の2点だと思います。割と真剣に。

その後帰りしなに僕の行きつけの古本屋にも寄っていきまして。
そこで掘り出し物が見つかってさっそく購入、ハイテンションで帰宅しました。

過去に『月刊スーパーマン』『光文社版ファンタスティック・フォー』を購入したのもこの古本屋なんです。
一応定価以上の値段で売られていたものの、基本「500~600円」という価格設定であったため、かなり財布に優しい感じで貴重な漫画を購入できるすばらしいお店なんです。

今回入手したのが光文社から発行されていた漫画雑誌『ポップコーン』No.3とNO.6、
そして『漫画の手帖』NO.18。
『漫画の手帖』は、表紙の『スーパーヒーロー特集』という題字に釣られて買っちゃいました。300円でした。
漫画の手帳表紙スパガ
表紙のスーパーガールを描いているのは『亜鬼』さんという方
本の中ではスーパーマンやワンダーウーマンのかわいらしいイラストもありました

日本のヤツだった
特集の中にあるスパイダーマンとバットマンは両方日本人が描いた漫画のヤツからの紹介でした

一応アメコミに関する話題もあったのですが、基本日本の特撮ヒーローや漫画のキャラクターの話がメインで思っていたほどの内容ではありませんでした…しかし!
『亜神』さんという方が描いたマグニート―語りが異様に熱くて読ませる文章になっていたので紹介したいと思います。
マグニート―特集
クリックで拡大します

ネットもろくにない時代によくここまで自力でアメコミの知識を得ているもんだと思いました。すごい!

で、本記事のメイン、漫画雑誌『ポップコーン』!500円でした。
アメコミと日本漫画が一緒くたになった和洋折衷?な感じの雑誌です。
アメコミは裏表紙から、日本漫画は表紙から読むという『両方が表紙』という感じのちょっと面白い本になっています。
ポップコーンNO.3

アベンジャーズ
ポップコーンアベンジャーズ

アーズナルという謎のロボットを倒すために作戦会議を行うアベンジャーズ。
政府と連絡を取り合ったところ、実はこのアーズナルというロボットは、第二次大戦中、連合国軍が開発を進めていたロボット戦士だったのだ!さらにそれを操作する暗号名、ミストレスなるコンピューターシステムも密かに完成させていたのである。
しかし連合国軍は勝利を収め、アーズナルが無用となったのだが、その平和時におけるアーズナルの利用に強硬な反対意見を述べる科学者が一人いた。
その人物とは、トニー・スタークの父、ハワード・スタークだった…。

終盤、アイアンマンはメイン・コンピュータであるミストレスの元に赴き、『ハワード・スタークが連合国軍の勝利をプログラムしていなかったというミスを犯した事実を伝える』のですが、このシーンがなんとも切ない。
父、ハワード・スタークはメインコンピューターに最愛の女性、マリア・スタークのキャラクターを与えていたのです。
ミストレス
二度母を失うトニー・スターク

これ、かなりの名エピソードだと思います。
光文社発行の邦訳アメコミは原文をかなり圧縮していてテンポよく読めるのはありがたいのですが、より原文に近い訳でも改めて読んでみたいところ。

キャプテン・アメリカ
ポップコーンキャップ
キャップのしゃがみ強K

グレイ・ガーゴイルというビランの狙いはストーンパワーによる地球征服。
相棒のファルコンも石にされて操られてしまい、この危機を救えるのはキャップだけになってしまった…!という話。
このエピソードだけではケリが着いていなかったので、次号に話が続いていたりしていたんでしょうかね?

アイアンマン

飛行しながらアーマーに取り付けた補助装置のテスト中、故障が起こったのか突然落下してしまい、海に飛び込み漂流してしまったアイアンマン。
幸いイギリス船のクルーに拾われ一命を取り留めたものの、災難な事に海賊の襲撃を受けてしまった!
アーマーが傷つきろくに働かない状態で海賊と戦うことになってしまったアイアンマンはこの窮地をどう乗り切るのか?
クラーケン
僕「き、聞いたことないぞ…」


コナン
蛮勇コナン

コラジャの王女は凶暴な遊牧の王であるナトクから自国を救うため、ミトラの神の助言を受ける事にした。
「コラジャを救う道はただ一つ…今宵そなた一人で街を歩き、最初に出会った男に国の運命をたくすこと!」
ミトラの言葉を信じ、最初に出会った男にコラジャの軍の司令官になることを頼む王女。
しかしその男は国の単なるやとわれ兵であり、隊きっての乱暴者と評判のコナンという男だったのだ。

コナンのこのアート、どっちかというと日本漫画っぽい感じで見やすい絵柄でした。
これフルカラーで読みたいなぁ…かつて小プロが刊行した『蛮勇コナン』を買えばいいんでしょうか?

とりあえずアベンジャーズ以外は「次回への引き」があるので微妙に気になるまま終わってしまうのが残念。
でもとにかく上記のアベンジャーズのエピソードが読めたのは良かったです。
ポップコーンNO.6

ファンタスティック・フォー
FFポップコーン

ストーリーはかの『光文社版ファンタスティック・フォー4巻』ラストからの続きです。
ベンが精神に異常をきたして暴れまくったためにマーベル市民からのFFの評価も急落。
さらにマスコミ(JJ)がTVで非難しまくるために世間の批判は止まらない。

一方、シングとハルクが戦っている中にアリシアがシングを止めようと声を上げたことで、シングはその声に反応するのですが、その隙を突かれてしまいハルクの強力な一撃をもらってしまい、目を覚まさなくなってしまう…

急遽現場に駆けつけシングの容体をチェックするFF。ハルクから元の姿に戻るやいなや自分の罪の意識に苛まれ、現場からそそくさと逃げ出すブルース・バナー。
シングは死の危機から脱することができるのか…?

終盤は新たな敵、オーバーマインドとの戦いを示唆して終了。しかしポップコーンはこのNO.6で休刊となってしまったため、続きが読めないのが残念…

スパイダーマン
POPスパイディ

ミステリオ事件の追及を逃れるためにパリに来たJJがビラン達に誘拐皿、さらにロバートスンまでもさらわれてしまった。身代金を持ち、ひとまず犯人からの接触を待つピーター。
犯人が指定した刻限の夕方、ピーターはスパイダーマンに変身し、身代金は渡さず、さらにJJ達を救い出し、ビラン達も叩きのめすために行動するのであった。

ラストでは死んだはずのグエン・ステイシーが登場し、衝撃を受けるピーターの絵で終了します。
あまりの出来事にメイおばさんはグエンの姿を見て倒れて入院したらしく、またピーターも気絶したらしいです。
衝撃なのはわかりますが家族そろって卒倒せんでも

レッド・ソーニャ
『蛮勇コナン』に登場するヒロイン、『レッド・ソーニャ』を主役に据えた短編。
王の密命を受け、宝物殿に忍び込んで怪物を撃退したソーニャ。宮殿に戻り王から報酬を貰おうとした途端、周囲にいた兵士たちに捕らえられてしまう。
そして王のハレムに無理やり連れて行かれてしまうソーニャ…彼女の貞操が危ない!

レッドソーニャ

…と書いたものの、相手がデレデレした隙にさくっと王を殺し、また襲い掛かってくる王の側近もあっさり撃退し王宮を後にするというそんな感じのお話。
コナン以上になかなかバーバリアンなヒロインでした。
雑誌『ポップコーン』ですが、収録されている日本の漫画の執筆陣もかなり豪華です。
『赤塚不二夫』『吾妻ひでお』『大友克洋』『石森章太郎』『石川賢』などなど…そして名作の再録という扱いで書き下ろしてくれたわけではないですが『手塚治虫』『横山光輝』の作品も収録されています。

吾妻先生の『ななこSOS』、赤塚先生の『キャスター』、大友先生の『That's Amazing World』がお気に入り。

余談ですが赤塚先生の『キャスター』という作品は第2話が封印作品となったことで有名ですね。
このせいでポップコーンNO.2が回収騒ぎになり、収録されていた作品はNO.3にこの問題作を除いて改めて収録されたというのもまた有名。
(それもあってこのNO.3だけやたら分厚い本になってます。ただ、アメコミのみ再収録は無かったとか)

NO.1~2、NO.4~5は手に入るかどうかわかりませんが、もし入手できたらまた色々この記事で紹介したいと思います。
いや~、それにしてもプレミア価格が当たり前なこの雑誌を500円でゲットできてホントにラッキー。
今年度分の運はすべて使い切ってしまったかもしれません。
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6 Comments

名無し  

ポップコーンめちゃくちゃ懐かしいですね
確か2号にはX-MEN センチネルのエピソードが収録されてました(ハボック初登場?の話です)

2012/12/17 (Mon) 23:56 | EDIT | REPLY |   

michael  

>>名無しさん
へえ!気になりますねー…でもポップコーン2号は一番入手が難しそう…
個人的にはX-MEN:デッドリー・ジェネシスに繋がるクラコアのエピソードが収録されている5号も読んでみたいところです。
デッドリー・ジェネシス邦訳のついでに収録してくれてもよかったのよヴィレッジさん!

2012/12/19 (Wed) 20:57 | EDIT | REPLY |   

流浪牙  

RYUをライユーと読めば欧米人、リュウと読んだら日本人

ザビエル教授にシメリアのコナンにスーパービラン、ですか……
なんだか時代を感じさせる邦訳ですね(悪いんじゃないけど)。

あとアイアンマンの顔面マスクの奥の目がハッキリ見えると
こっちみんなと反射的に直感してしまうのは何故なのだろう。

2012/12/20 (Thu) 20:03 | EDIT | REPLY |   

michael  

>>流浪牙さん
>なんだか時代を感じさせる邦訳
月刊スーパーマンもそうですが、原文を圧縮してテンポよく読めるのが昔の邦訳アメコミの魅力だったりもします。
今の邦訳も吹き出しに収めるために結構意訳することが多いらしいんですけどね。
ポップコーンは月スパのような面白翻訳は全然無いのがちょっぴり残念。

2012/12/30 (Sun) 19:02 | EDIT | REPLY |   

流浪牙  

>原文を圧縮してテンポよく読めるのが昔の邦訳アメコミの魅力だったりもします。
>今の邦訳も吹き出しに収めるために結構意訳することが多いらしいんですけどね。

そういうのとは違う意味、でしたのですけど……誤解させる書き込みですいませんでした。
本来は Xavier→ザビエル/エグゼビア Cimmerian→シメリア/キンメリア villain→ビラン/ヴィラン
(忘れちゃいけないmarvel→マール/マール)
といった、時と場所によってたびたび一致しなかったりするアルファベット読み日本語表記の事でしたので。
長年(+訳者が誰でも)変わってない表記のほうが多い一方で、そのあたりの言葉についてはなぜ後年になって表記変更の程を……?

まぁ邦訳による味の違いってのは確かにありますかね。アメコミじゃ無いですけど
海外小説など邦訳される場合は、日本語訳された年代や翻訳者の違い――などで
色々と変わってたりするのでして。たとえば蛮勇コナンの原作小説などは
同じ内容でもハヤカワ文庫版と東京創元社文庫版それぞれの邦訳の違いで結構違った読感だったり。

ついでに意訳超訳オレ訳というのは出来ることなら……とつい夢想してしまうのは悪いことでしょうか

2013/01/05 (Sat) 21:14 | EDIT | REPLY |   

michael  

>>流浪牙さん
うぎゃー!完全に意味を取り違えてました!恥ずかしい!

時代によって見直されているのか表記揺れはよく起こってますね。
パニッシャーがパニシャー表記に変更されたかと思えば、最近出たブランニュー・デイではパニッシャーに戻ってたり。

最近だとソーの持つハンマーの表記ゆれが面白かったです。
(「ムジョルニア」→邦訳シビル・ウォー「ミヨゥナ」→その後結局「ムジョルニア」に)

2013/01/05 (Sat) 22:20 | EDIT | REPLY |   

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