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20 2011

有賀ヒトシ/ロックマンリミックス

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メガミックス以外の有賀ロックマン作品も復刊して!

岩本先生のロックマンX、有賀先生のロックマンメガミックス復刊&続編のギガミックスが刊行され、
3月下旬(予定)にはの池原先生、井月先生のロックマン漫画が復刊され発売しますね。

ここにきて漫画版ロックマンが非常にアツい!
というわけで今回紹介するのは初期の有賀版ロックマン漫画、
『ROCKMAN REMIX (ロックマンリミックス)』です。


1995年~1996年にかけてコミックボンボンの増刊号に掲載された作品を収録。
収録作品は
『破壊指令』(メガミックスに収録された『R破壊指令』のプロトタイプ)
『メタルハート』
『メガミッション』
の3編となっています。

『破壊指令』と『メガミッション』は2011年1月現在、本書でしか読めない作品となっています。
『メタルハート』は1度目の復刊、ブロスコミックス版で加筆修正されて収録、
現在発売されている2度目の復刊、ブレインナビコミックス版でさらに加筆修正されて収録されていますね。

リミックスに収録の『メタルハート』は、
有賀センセがカメオ出演してたり、
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コマの外に書き文字があったりしてなかなか遊び心を感じる内容となっています。
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(ストーリーは同一)

現在刊行されている復刻版との細かな違いを比較してみるのも面白いかもしれません。



『破壊指令』はリメイクされた『R破壊指令』ストーリーはやや異なるものの、大まかな流れは一緒です。
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『破壊指令』の冒頭はロールちゃんとおつかいに行っている途中、街にワイリーロボが出現というもの。

エアーマン、フラッシュマンとワイリーナンバーズが順番に襲い掛かり、
ワイリーが人類に宣戦布告する流れはそのままです。

スカル衛星の発射、クイックマン戦に割り込むフラッシュマンもちゃんとあります。
(メカドラゴンは登場しませんが…)

リメイク作との大きな違いは
『ライトナンバーズ処分』の話が無い事、(『ロックマン誕生』に該当する事件は起こっていたようですが)
『ロールちゃんがロックマンに変身するためのチップを持っており、すぐにロックマンに変身して戦わない』
『ラッシュやピートが登場する』
(アイテム2号を使わない)

この3点ぐらいですかね?(他にも細かな展開の違いはありますが)
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『R破壊指令』のストーリーと比べるとけっこう明るめなこの『破壊指令』。
ロックマンの漫画は登場人物が増えざるを得ないのに40P程できちんと纏め上げているのはさすがです。
ただ、ヒートマン、バブルマン、ウッドマン、メタルマンの見せ場があまりにも少なく、
(ウッドマンに至ってはいつの間にか敗北してヘリから落下するシーンしかない
この辺の反省点が『R破壊指令』に生かされた感じはします。



『メガミッション』はかつてバンダイから発売されたカードダスの作品であり、本作はそのコミカライズです。
ストーリーや詳しい設定はこちらで
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池原版ロックマンX(ひみつ百科やボンボンのコミカライズ等)同様に一人称が『ぼく』になっている。

再会したヘチマールと戦闘した際、取り憑いていたリミテッドに寄生され、
自分の意思とは無関係に侵食してきたリミテッドの力で殺戮を繰り返してしまう。
そして、ついにはゼロに対しても…


この作品もゲーム同様、自分の持つ力にエックスが思い悩む姿、
そしてレプリロイドの持つ心について描かれています。

僕はメガミッションシリーズの存在を
講談社から発売されたひみつ百科(だったかな?)内での解説でしか知らなかったので、
本作のコミカライズは題材だけでも非常に貴重な内容であると言えます。
カードを揃えてストーリーを把握するだけでも大変そうですしね。
あまり関係ないですが当時子供だった僕は何を考えたのか、
何冊か刊行されていたロックマンの百科本シリーズを裁断して一冊の本にしてしまいました。

何やってんだ当時の僕…けっこう貴重な内容の本でもあったのに…(泣)


・・・

話を戻します。
本作のストーリーは調べた限りそこまで強いアレンジが入っているわけではなさそうです。
デザイン面でも元々のデザインが細かいのもあってあまりアレンジされていません。
110120_014417.jpg設定資料より
ただし登場人物のひとりである『イクス』は原作よりも残忍さが強くなっており、
それに合わせて一人称も『私』から『オレ』に変更されています。
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デッドコピーな存在ってのはXシリーズでは中々新鮮なキャラ

本作は8ボス以外の戦闘シーンに多く尺を使っているのもあって、
『ワイヤー・ヘチマール・L』戦以外は本当に数コマで葬られるシーンが目立ちます。
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数で攻めても足止めにすらならない

リデザインされた8ボスは中々魅力的なだけに残念です。
尺の都合となるとやっぱり仕方が無いんですが。

ちなみにあまりにも女っ気の少ないXシリーズだからなのか、
この作品では有賀センセオリジナルの女性型レプリロイドが登場します。
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お気に入りなのかロックマンマニアックスにもちらっと登場。
マニアックスより_convert_20110120031615

原作のロックマンX~X3までの間はゲーム中では女性なんて一人も登場しない
ある意味ド硬派な作品だったのですが、漫画のロックマンXではオリジナルの女性キャラが多いですね。
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画像は岩本版ロックマンXに登場する女性キャラ『マーティ』『ティル』
作中ではオリキャラでありながら目立つポジションに居ます。

また話が脱線してしまいましたね。

とりあえず『メガミッション』は本書に収録されている他の2作品が明るめな内容である中、
暗く重めなテーマを持って描かれていました。



現在、本書収録の2作品が復刊された『メガミックス』に未収録なのもあってか、
中古での値段が高騰しています。
(ブロス版メガミックスは下がり気味。
でも未収録の4コマやあとがき漫画などが収録されている分まだ強気な価格設定をしてたりもする)


復刊される可能性が無いとも言えないので
足元を見た価格設定の中古には手を出さずに復刊を待つ事をオススメします。


ロックマンマニアックス(仮)が2011年春頃(発売日未定)に発売決定してました。


6月30日発売になったようです(アマゾン情報)。
さらに延期で7月11日に。
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