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26 2012

ギャグ漫画家が後にシリアスな漫画を描くようになる現象は一体何なのか

ムジナ

『サルまん』『コージ苑』、そして『なにがオモロイの?』などの数々のギャグ漫画で有名な相原コージ先生による本格的な忍者漫画、『ムジナ』という作品を読みました。

これがもう面白すぎて読み始めたら止まらない止まらない。
シリアスな中にもギャグがあり、実験的な漫画表現が盛り込まれていたり、解説やナレーションが合間合間に挿入されたりと凝った演出が魅力的。

どんどんと重くシリアスになっていくストーリー展開にぐいぐい引き込まれていきます。
全9巻で全ての伏線を消化し、綺麗に〆て終了という完璧な漫画でした。

作者のギャグセンスが盛り込まれつつ、超シリアスなストーリー漫画といえば『狂四郎2030』という作品も強く印象に残ってます。
「えっ 今日は全員カレーライス食っていいのか!!」の画像がやたらネット上で有名なアレ。
『ジャングルの王者ターちゃん』の作者、徳弘正也先生の作品なんですけどね。

狂四朗

ちょっと昔、父親が『息子が昔はまっていたターちゃんの作者だから』という理由だけで仕事帰りのおみやげに気を利かせて買ってきてくれたこの漫画、見事に強烈なトラウマを残してくれました。
凄く下品でグロテスクで陰惨な展開だらけの作品なんで、読んでいるとかなり気分が落ち込むストーリー展開…それでも強く惹かれるものがあって結局最後まで追いかけてしまったんですが。
ちょこちょこ入るおちゃらけたギャグが無いと気持ちが持たない。
っていうか子供に読ませる漫画やないでオトン。

『エンジェル伝説』を描いていた八木教広先生は『CLAYMORE』を、『世紀末リーダー伝たけし』を描いていた島袋光年先生は『トリコ』を、『学級王ヤマザキ』を描いていた樫本学ヴ先生は『コロッケ!』を、『ラッキーマン』を描いていたガモウひろし先生が『デスノ(ry』ゲフンゲフン…と、何か色々例を挙げるとキリがない気がするのですが、ギャグ漫画家がシリアスを描き始めるこの現象は一体何なのでしょうか。
しかも大抵の作品(って言い切っていいのか分かりませんが)面白い。
どっかで考察してたりしないでしょうか。
 
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3 Comments

久仁彦  

その昔
「『ムジナ』は『あの』相原コージがシリアスを描いているという一つのギャグ作品であろう」という
いろんな感情がふつふつとわいてくる評を雑誌で見かけた覚えがあります。
いや、そうなのかも知れんけど、その、何と言うか。

ギャグ作家の描くシリアス作品と言うと「月光の囁き」が好きです。
喜国雅彦ならいくらでもギャグに持っていけるであろう材料でしっかり青春純愛ドラマを描いちゃう辺りがステキ。

2012/07/26 (Thu) 22:21 | EDIT | REPLY |   

流浪牙  

久し振りです

その辺りは結局のところ"作家の顔は多面体"ってコトなのかもしれませんね。
作者が暫し我々に見せる面は仮面に過ぎず、ホントの素顔は全く違った代物なのか、
または作者自身ですら未だ気付かぬ顔が中側にそっと潜んでいて、表に出る日を待っているのか……

あと、ギャグは相当に体力を消費させてしまうらしいのも原因ではないか? と。

2012/07/27 (Fri) 13:45 | EDIT | REPLY |   

michael  

>>久仁彦さん
>「『ムジナ』は『あの』相原コージがシリアスを描いているという一つのギャグ作品であろう」
そういう見方もあるかもしれないけども!あるかもしれないけども!
ギャグとして片づけられるとモヤモヤする!
>「月光の囁き」
むむむ、読んだことないです。
これはチェックしないと。

>>流浪牙さん
「ギャグ漫画家はギャグしか描けない」なんてのは勝手な思い込みですもんね。
お笑い芸人でもそうですけど何かしら色々な知識や趣味を持っている人の方が面白いネタを作れている気がします。

2012/07/27 (Fri) 23:41 | EDIT | REPLY |   

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