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16 2012

ハリアーP(2009年発表作品)

■概要
各キャラをすべて手書きで書き起こしてノベマスを作成し投稿されているニコマスP。
(主に『ハリアー手描きシリーズ』と呼ばれる)
投稿ペースも早く、2012年7月16日現在の投稿作品数は260以上。
ギャグ作品を中心に、ここまで多くの作品をハイペースで作成できるネタの引き出しの多さには驚かざるを得ません。
投稿を重ねるにつれ向上していく画力にも注目。

テキストのセンスも高く、『絵柄にクセがあるから』とか『キャラ付けが独特っぽいから』とかで回避していると勿体ない面白さを持っています。
アクの強いキャラクター達に加えオリキャラの登場、カオスなバトル展開など実際クセのある要素も多分にありますが、ハマると抜けられない作風。
一次設定を尊重した上で全く新しいアイマスの世界観を作り出している点がハリアーPの作る作品の最大の魅力です。
ちなみに普通にゲームの立ち絵素材を用いたノベマスもいくつか作成されています。

大百科のキャラ紹介記事や、ハリアーPの個人ブログ、そしてpixivでは動画で使用した一枚絵やモバマスの漫画などを公開されており、どれも非常に読み応えがあるので一読をお勧め。
また、マイリスコメには本編に姿を現さない高木社長の一言コメントが掲載されているのでハリアー作品ファンは要チェック。

■作品
不機嫌りっちゃん


一年のアイドル活動を終え、765プロの新マネージャーとしてバリバリ働き始めた律子。
だが、連日の過酷なスケジュールを担っていたPが倒れてしまい、しばらくの間765プロは、律子の働きによって支えていかなければならない状況になってしまう。
彼女は仕事により情熱を注ぐために、とうとう学校を休む選択をするのだが、それをPは強く叱った。
Pからすれば律子を思っての発言だったのだが、それは悪い形で律子に伝わってしまったようで、結果彼女は不機嫌になってしまう。


ハリアー手書きシリーズ第一作という記念すべき作品。
この頃は春香や伊織、亜美と真美も割とマトモなキャラをしているので今見ると逆に新鮮だったり。
しかし暴力的な律子のキャラはこの頃から健在。
千早、律子、真を担当しているP2の初登場回でもあります。
アイドル最速は誰なのか!?


首都高最速の『スピード・クイーン』を決めるためのレースが開催されると聞き、響を連れてやってきた貴音。
彼女らの前に続々と名のある走り屋がやってくるのだが…


過去にお笑い@2ch掲示板に立っていたスレ、【首都高】こんな通り名は嫌だ【峠】を元にした一作。
何とも言えない通り名を持つアイドルたちを見て異様にテンションが上がる貴音と、それを見てツッコミを入れる響の姿が面白すぎる作品です。
最初期の作品というのもあり、まだアイドルたちが後の作品に比べ『まだ』大人しいキャラ付けなのも特徴。
その後、2011年5月1日、第四次ウソm@s祭りにて手書きバージョンのリメイク作を投稿。


こちらは現在のような強烈にキレたキャラ付けに変化しています。
また、内容も若干アレンジされているので一見の価値あり。
貴音の休日


貴重な休日をカフェで過ごしていた貴音。
そんな彼女の前に2人のファンが現れ、色々質問を振ってきた。
961プロに所属していたころは『社長を通してください』と答えるだけで対応できたものの、現在は765プロに所属しているためおざなりな対応はできない。
そんな時、離れた場所で春香・伊織・響の3名がカンペを出してくれている事に気付く。
貴音はその指示に従いファンの質問に答えていくのだが…


響と貴音が765プロ所属となって初登場するエピソード。
(上記の『アイドル最速は誰なのか!?』は世界観が異なる短編なのでノーカウント)
そして天海春香、水瀬伊織、我那覇響の3人からなる『鬼畜リボン』が結成されるのもこの作品。
雪歩の一人暮らし


一人暮らしを始めた雪歩の部屋に春香・千早・響が遊びに来た。
春香と響は雪歩がお茶を入れるために居間を離れたその隙に、部屋のガサ入れを開始。
そして二人は雪歩の『MY詩集』を発見するのであった。


雪歩のポエム趣味をいじっていじっていじりまくるハイテンポなギャグ作品。
とぅるばってて、ちぶる足りねぇな


いい大人なのにイマイチしっかりしていないあずさと小鳥。
痛いところを伊織と響の二人がつつきまくるそんなお話。


小鳥さんの絶妙な表情が個人的にツボです。
今作で春香、響、伊織、雪歩を担当するP3が初登場。
765プロはドッジも強い


765プロ全員での番組の収録が終わり、帰りのバスが来るまでの待ち時間、たまたま落ちていたボールを見つけたのでドッジボール対決で時間をつぶすことに。
遊びとはいえ全力全開のアイドル達。
繰り出される必殺技、ボールを受けて大きく吹っ飛ばされるアイドル…
もはや何の動画なのかわからないくらい激しく熱いドッジボールが繰り広げられるのであった。


ノリが完全にバトル漫画のソレでありつつもしっかりとギャグを挟んでくる傑作エピソードです。
しかも前編・中編・後編からなる3部作。やたら大ボリューム。
本作での貴音のムッツリスケベキャラ春香さんがP0に恋心を抱いているといった描写は後の手書き作品では殆ど見られなくなるので今見ると新鮮なシーンだったりします。
なぜ悪魔に出会ったか?


本作は芥川龍之介の『三つのなぜ』『なぜフアウストは惡魔に出會つたか?』をオマージュしており、『Kinetic Typography』を用いた文章デザインが印象的な一作。
オチで「ハリアー作品の響がなぜ文学少女なのか」という理由の一端が垣間見えるのにも注目。
(より詳しい理由は後述の『響き渡る声』で明かされる事になるのですが)
監獄☆ロック


雪歩のマンションにアポなしで突入してリアクションを楽しもうと考えていたリボンズの面々。
しかしオートロックの玄関に無理に侵入しようとしたところ警報が作動し、不法侵入で春香・伊織・響の3人は留置所にぶち込まれてしまったのであった。
そして各々面会に向かう雪歩・貴音・小鳥。
彼女らは日ごろの恨みをここぞとばかりにぶつけていく…


鬼畜リボンに対してとうとう被害者が反撃に出た!な回。
さらっと流されてるけどアイドル3人が前科者になってるという設定は凄まじい。
ラーメン765へようこそ!


765プロの皆と一緒に食事に行きたいという思いを抱えているものの、なかなか率先して言い出せない貴音の気持ちを汲んで、キッカケを作ってやろうと春香に「貴音にラーメンを作ってくれないか?」と提案する響。
さっそく次の日、春香・真・伊織の3人は貴音にラーメンを振る舞う…というよりも、「貴音を一番唸らせるラーメン職人は誰なのか?」を決める料理対決が開かれることになったのである。


ラーメンを食べるたびに芸人並みのリアクションを取り、やたら豊富な語彙で解説を行う貴音が見どころな作品です。
765 JUSTICE


765プロに泥棒が入った!そして偶然その光景に遭遇した律子、美希、やよいの3名。
大慌てする美希とやよいを尻目に攻撃を仕掛ける律子。
しかしそれでも攻撃を掻い潜り、逃走しようとする泥棒。そこで律子は美希に「後で高級米のおにぎりをおごってあげる」という一言を投げかけ、美希を覚醒させるのであった…!


765プロに入ってしまった時点で泥棒の運命は決まっていたと言わざるを得ない。
876プロはバスケが弱い


久々のオフ、のんびり公園をぶらぶらしていた876プロの仲良し三人組な愛、絵理、涼。
そこで偶然バスケに興じていた真と響、そして律子に出会う。
最初は真と響のバスケというより「戦闘」のような試合を眺めているだけだったのだが、真の提案で本気の『3 ON 3 』をする羽目に。
もはや人外のような強さを発揮する765プロの面々に、876プロの三人はどう立ち向かうのか!?


愛、絵理、涼の初登場エピソード。
まだ吹っ飛んだキャラ付けがなされていない頃の876プロの面々がこれまた今見ると新鮮。
前後編からなる一作で、実力に開きのありすぎる真や響、律子に対して876プロの三人が協力してなんとか立ち向かう展開はギャグ作品ながら熱い
765プロの焼肉はスゴイ


事務所で第1回『765プロ・焼き肉大食い大会』が開催された!
それは、実力の無い者はろくに肉を食べることができないシビアな戦い。
必殺技を持つメンツだけがどんどんと肉をかっさらうため、千早、貴音、あずさ、雪歩、やよいの常識人たちは野菜ぐらいしか手を付けられないという事態になってしまう。


またもアイドル達が必殺技を繰り出しまくるカオスな短編。
一人マイペースに焼きおにぎりを食べる美希や、ある人物の裏切り、そしてなんともいえない妄想展開など見どころたっぷりな前後編です。
あとP1~P3が一堂に会している貴重な1ショットもアリ(特に亜美真美、やよい担当のP1は本作が初登場で、顔の出ないP0よりも出番が少ない)
後編のラストには下記で紹介する作品『響き渡る声』の予告編が流れます。
響き渡る声

 

ストーリーは響の回想という形で始まる。
家庭の事情で家の離れに『次郎』といういとこが住むようになってから、初めての15歳の夏休み―。
響は個性豊かな仲間たちと過ごしながらも、我那覇家の人間と距離を取っている次郎の事を気に掛けるようになっていく。


響の沖縄時代を描いていくノベマスで、響の友人たちや、アイドルデビューに至るまでの顛末などが丁寧に語られる一作。
全8話+後日談で完結済。
あくまでハリアーP作品の響の過去編であり、かなりオリジナル設定も多いのですが、そんな些細な事は気にならないくらい引き込まれるストーリーになっています、
公式設定との絡ませ方も非常に上手い!
ちなみに原作での次郎はアイマスSPの真ストーリーで『真に似ている響の親戚』という設定しか語られていなかったキャラクター。
『ハリアー手書きシリーズ』の中でも特におススメな一作です。観よう!

余談ですが、本作『響き渡る声』を響役の声優、沼倉愛美さんが視聴されたかもしれないとかなんとか。

【※1:28頃】

怪 談


学校近くのマンションで一人暮らしを始めた春香。
始まる新生活に胸を躍らせる彼女だったが、夜の9時、「15日に会いに行きます」という謎の女性の声が部屋に響く。
その日は気にしなかったものの、その声は毎日夜の9時に何処の部屋に居ようと必ず聞こえることが判明する。
しかし、お金のない学生の春香は別の場所に引っ越す事は出来ない。
こうして、春香と謎の声との生活が始まった。


『765プロのアイドルで撮ったホラードラマ』という体で描かれる前後編からなる一作。
「15日の夜9時に何が起こるのか?」
真綿で首を絞められるようなじわじわとした恐怖を味わうことが出来るホラー作品です。
Welcome to Underground


自分のアンチスレが立てられている掲示板を覗いてしまいショックを受けてしまった千早。
そのことを知ったリボンズの3人(春香・伊織・響)は、千早に元気を取り戻してもらうため、伊織の力を使って回線を別々に用意したPC30台と助っ人の絵理を召喚し、掲示板に突撃して壮大な自演を行う作戦に出るのであった。


千早の為に自演書き込みを行うリボンズなのですが、だんだんとその書き込む内容がエスカレートしてきて…な一作。

■関連リンク
【ハリアー手書きシリーズ】
【pixiv】※『The Princess of Tennis』用のアカウント
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