ツルゴアXXX

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18 2012

過労死P

■概要
視聴者の心をガリガリ削る鬱展開の作品を多く発表されているニコマスP。その『上げて落とす』演出力は半端じゃない。
後味の悪い作品が多いですが、ストーリー展開と登場人物の内面描写が巧みすぎてついつい色んな作品を読んでしまいます。
とはいえ暗いシリアス系の作品だけでなく、コメディや卓ゲー系、さらにはアダルト系の作品も色々アップ中。
2012年5月18日現在、アダルトな内容のノベマスが何度も運営から削除されアカウントの無期限停止処分を受けてしまっているため、『過労自さつP』という副アカウントで活動中です。

■作品
貴音さんの超パチ入門


961プロから765プロに移籍するも全く芽が出ず生活が苦しくなってきていた貴音。
そんなある日、ふとしたきっかけでパチスロの存在を知り…


貴音によるパチスロの教養講座…に見せかけ、その実アイドルの転落人生を描いた衝撃的な一作。
あずささんのパチンコモニター体験記


クレジットカードの入った財布を落としてしまい、お金が無くなり生活に困るあずさ。
通帳は実家に預けているのだが、肝心の両親は海外旅行中。
やむなく伊織から1万円を借りて数日を乗り切るものの、なんと海外旅行先で新型インフルエンザが発生したらしく両親の帰国が遅れることに。
さすがにもう一度伊織からお金を借りるわけにはいかないため、前にあずさのケータイにメールで届いた『パチンコのモニター募集』に応募してアルバイトをすることに決めるのだが…


パチンコのサクラ詐欺を題材としたアイマス教養講座。
『貴音さんの超パチ入門』とさりげなくリンクしているのもミソ。
こちらはあくまで啓蒙動画として作られているのですが、最後の会話シーンは『超パチ入門』シリーズを見ていると心に来るものが…
夢子→涼←絵理


876学園に通う3年生、桜井夢子は幼馴染の涼に片思いをしていた。
しかし肝心の涼は千早先輩に熱を上げており、近々告白するのだという。
夢子は『同盟』を結んでいる絵理と協力して、涼の行動をチェックするのだが…


キャラ設定を改変した学園物のラブコメ作品。
全3話+オマケ回で完結済?
王道なラブコメ風な割に結構ぶっ飛んだキャラ付けや展開が多いのが魅力の一作です。
特に絵理の中二病かつストーカーなキャラが癖になる。
絵理の憧れは貴音さんでした。


貴音の衝撃的な転落人生はPと、そして貴音のファンであった絵理に大きな衝撃を与えてしまう。
そんなある日、876プロに異動することになったP。
彼が新たにプロデュースするアイドルは、貴音の死にショックを受け自宅に引きこもっている絵理であった。


貴音さんの超パチ入門の続編的な作品。
前作はスロットの紹介も交え、多少は教養講座の体も取っていたのですが、こちらは完全に暗くて重いシリアスなストーリーとなっています。
千早さんの薬物乱用防止教室


苦労を重ねてBランクにまで到達したものの、そこからは能力が伸びず、オーディションにもろくに合格できないといういわゆる『減衰期』に入ってしまい、アイドル活動が停滞気味の千早。
大事なオーディションにも落ちてしまい、一人外を歩く千早の前に、ある男が現れる。
その男は無理矢理千早に『妙にカラフルな錠剤』を手渡し、その姿を写真に収めた。
悪徳記者に嵌められた千早。
身動きが取れなくなった彼女に、悪徳はある取引を持ちかける。
それは「それを黙って持って帰るなら、こちらも今の写真を記事にはしない」というものだった。
相手は『千早自身がその薬を使ってしまう』光景をネタにするのが目的だという。
どこで悪徳記者が目を光らせているのか分からなくて、結局家に持ち帰ってしまう千早。
あくる次の日、千早はレッスンを受けていたのだが、改めて能力が頭打ちになっているという事実に直面し、一週を無駄にしてしまう。
気持ちがついてこず、頑張りたいのに頑張れない千早。
そんな千早に対してPは一週間の休みを与える。
しかし休んでいても何かが解決するわけではなかった。
休暇の最終日、溜まりに溜まった負の感情を払拭したいと考える千早の頭の中に、悪徳記者のある言葉を思い出す。
「その薬は、スーッと嫌な気分を消してくれる、今のあんたにゃぴったりのモンだ―」


この『千早さんの薬物乱用防止教室』教養講座系の作品では決してなく、歌い手としての成長に限界を感じ恐怖した千早がドラッグに手を出してしまい、その結果行き着いた道を描いた作品となっています。
千早の恐ろしいまでの変貌っぷりと、視聴者に不安感を与える演出力が凄まじい一作。
亜美と真美の中学受験一直線!


おバカタレントが総出演する『とあるクイズ番組』を見て、高学歴タレントを目指すためにも、中学受験を目指すことに決めた亜美と真美。
その話を聞いたPは現時点でアイドルと小学生を両立している状態で、さらに中学受験が重なってやっていけるのか心配するのだが、本気で受験も頑張るという双子の意志の強さを知って、Pも応援することを決める。
こうして、スタートとしてはかなり遅い二人の受験勉強が始まった!
片方がアイドル活動を行っている時はもう片方が勉強に時間を使うという、入れ替わりが可能な双子である事の強みを生かして着々と努力を重ねる二人。
今や二人は遊びよりも勉強を優先するように変化していた。
ある日、お盆休み最後の一日だけ息抜きにどこか遊びに行かないかと提案するP。
しかし喜ぶ真美に対して、亜美はその申し出を断って勉強に費やすべきだという。
亜美と真美が受験勉強を始めてから、いつしか二人の間には常に緊張の糸が張りつめるようになっていた…。


全三話からなる中学受験がテーマの一作。
受験により人間関係にヒビが入るという、現実でもありがちな悲劇が題材となっているというのがまた重い。
中編では試験本番を、そして後編では合格発表が行われ中学入学を果たしたストーリーが描かれていくのですが…
いおりんに生えてきてれぅ10の理由


美希から「生える薬」を受け取った伊織。
彼女はその効果を疑いつつも一応その薬を飲み干す。
翌朝、伊織の下腹部には女性にはない「あるモノ」が生えてしまっていた。
身体がうずいてしょうがない伊織は、必死に手でそれを慰めようとするのだが、いくら出してもそれが静まることはなかった。
そして伊織はお抱えの運転手に「音無小鳥の家」に向かうように指示する。


氏の過去作『やよいに生えてれぅ10の理由』の流れを受け継ぐ作品であり、作風も下ネタから完全に官能小説に移行。
興奮を抑えることが出来ない伊織が、その劣情を765プロの人間に向けていくというストーリー。
その過激な内容から運営に何度か削除を喰らい、消されては修正版を投稿している問題作。
ちなみに五話目は四回ほど削除を喰らっており、文字のみのバージョンが生き残っている状態。
合間に挿入される一枚絵も規約違反かそうでないかのかなりギリギリなイラストになっており、その光景はもはやチキンレースです。
亜美と真美のソロデビュー奮闘記


二人一組のアイドルであった『双海亜美』はCランクを目前にアイドル活動を停止、その後、亜美と真美は別々にソロデビューを果たして再度活動を始めた…というところからスタートするお話。
双子といっても人気が横並びになる事はなく、別々に活動した事で亜美と真美の人気に大きな差が出るようになってしまう。
周囲に持ち上げられるようになった真美と、落ち目になりつつある亜美。
そして精神的に追い込まれた結果亜美は…


仲良しな双子でも、互いに争いあう環境に置かれるとこういう風になってしまうのではないかと考えさせられてしまう作品。
床下少女やよい


『自分の部屋』を両親から貰えることになったやよい。
伊織は次のオフの日にやよいの部屋に遊びに行く約束を取り付け、その日を今か今かと待ちわびていた。
それから暫くしたある日の事。事務所のPの元に、やよいの通う学校から「やよいがもう2週間も学校に来ていない」という連絡が入る。


濃厚なやよいおりが楽しめる一作。
本当に怖いのは動画のラストにさしかかってから。
我那覇 響のダイエットチャレンジ!


新春ライブでの新曲『The world is all one!!』の歌唱ユニットを決めるため、765プロ内でユニット選抜レースが開催された。
響にとってこれは961プロから765プロに移ってきて一番最初の仕事であるため、「負けられない」と強く意気込む。
人一倍レッスンに打ち込む響。ある日、彼女は体重の話題で盛り上がっている伊織と春香の話を聞く。
「アイドルは体重にも気を使った方が良い」
それまで体重変化を気にしていなかった響は、自宅でふと他の765アイドルのデータを調べてみると、他のアイドルとの体重差が殆ど無いことに気づく。
響は過剰なレッスンに加え、体重を落とすために食事量を減らすダイエットに打ち込み始める。


こんな響チャレンジは見とうなかった!
響が食事量を極端に減らし、それに加えてとにかく運動しまくるという間違ったダイエット方法に取り組むというお話。
異常なダイエット方法を取ってしまったがために身体が壊れ、食事をしたくてもできなくなってしまう響の姿はなんとも…
そもそもアイマスのアイドルの身長&体重の設定は現実的に見れば痩せすぎな傾向があるんですよね。
今、巷の女性に大人気のアイドル「菊地 真」


女性週刊誌の表紙の仕事を獲得した事で、アイドル活動が軌道に乗ってきた真。
だが、活動が46週目になったある日、Pが活動停止の話を切り出す。
実際Bランクのリミットが間に合わず、ファンが増えなくなってきていたのも事実だったのだ。
そして、引退コンサートを終え、Pと二人での帰り道、真はPにある質問を投げかける。
「ボクの、何がいけなかったんでしょうか。次があれば活かしたいです」
その質問に対するPの言葉は、あまりにも正直すぎる、真にとってあまりに重くショックな内容だった…


最後の最後で選択肢を間違えるから…
オーディション戦略など、実際のゲームのメタネタも豊富に盛り込まれた一作。
『いつもの展開』もあるのですが、本作はそのオチの流れがちょっと変化球となっております。
響さんの家スロ入門


親友の貴音を失い、心に傷を負っていた響に舞い込んできたオファー。
それは『スロットの遊び方講座』という仕事だった。
貴音はパチスロによって殺されたと感じている響は当然この仕事を一度は断るのだが、話を持ちかけてきた男の話をよく聞いてみると、それは『家スロ』という、お金をかけずに趣味の範疇に収める遊び方を教えるためのものだという。
「これ以上貴音のような被害者を出したくない」という想いを持っている響は、悩んだ末にこの仕事を引き受けるのだが…


全3話で完結済。
『貴音さんの超パチ入門』の続編で、時間軸は『絵理の憧れは貴音さんでした。』あたりに設定されています。
家スロの導入方法を親切丁寧に響が解説する教養講座…と思いきや案の定不穏な雰囲気が漂う作品。
『アイドルマスター LIVE in SLOT!』が発表されたばかりの絶妙なタイミングでの投稿なのも目を惹きます。
プレッシャーに負けそうな雪歩の話


アイドルランクSを目指すため、Pの徹底的に効率を重視したプロデュースを受けている雪歩と伊織のユニット。
オーディションでは毎回合格枠ギリギリで通過するため、雪歩はすっかり精神をすり減らしてしまっていた…


作中で描かれるオーディション戦略が実際のゲームプレイに応用できそうなくらいに丁寧に描かれているのが面白いメタネタ豊富な一作。
加えて雪歩が精神的に追い詰められていく描写が視聴者にも強く伝わってくるため、見ているこっちもヒヤヒヤさせられます。
公開当初は単発作品だと思っていたのですが、どうやらシリーズ物として連載されていく模様。
いおりんの初体験


やよいの家に遊びに行ったときに『もよおして』しまった伊織。
トイレを借りることにするのだが、やよいの家のトイレは伊織が利用した事のない『和式タイプ』だった。
不安定な体勢を取らなければいけないうえ、排泄物との距離が近く悪臭が鼻を挿す。
いっそコンビニのトイレを利用することも考えるが、それは「あなたの家のトイレは私には使えません」と宣言するようなもの。やよいを傷つけることになる。
伊織はやよいのためにも、この和式トイレで用を足す覚悟を決めるのであった。


食事中の人は閲覧注意なノベマス。
伊織が和式トイレで用を足すその葛藤と排泄描写が過労死Pの高い文章力で緻密に描かれていきます。
元々は『2ch:ニュー速VIP』で発表したものを動画にしたのだとか。

SS版:http://www.logsoku.com/r/news4vip/1362936167/
内容は同じですが、完結後にやたら便器話で盛り上がっている点は必見。

【伊織「やよいの家のトイレって和式なの?」】『エレファント速報』様)
※こちらはまとめブログに取り上げられたバージョン。一部表現に編集で勝手に伏字が使われている
金欠シュガーハートさん


あまりに収入が少なく、レッスンの時間の確保のためにバイトもこれ以上増やせないという理由から生活困窮寸前に至っているアイドル、佐藤心。
自分のPに「せめてレッスンの時にバイト代程度の給料が出ないか」を相談するのだが、そこに事務員のちひろが現れて……


モバマスのアイドル、佐藤心をメインに据えたノベマス。元々は過労死PがSS速報VIPで発表したSSを動画化した作品。
【シュガーハート「もー☆ 今日も仕事がなーい♪ ぷんぷーん☆」】

この佐藤心というアイドルは、26歳という年齢でありながら長野から上京し、売れるために必死でぶりっこ系のキャラを作っているややクセのある人物。
本作は心のこの設定に目をつけ、わりと深刻に生活が切迫している所まで来ている売れないアイドルの姿を描いた世知辛い内容のお話です。
キツい正論を振りかざすちひろさんが鬼過ぎる。
もしもPSLでPがエターナルハーモニーばかり構ってたら

 

プラチナスターライブに向けて結成された期間限定ユニット『クレシェンドブルー』。
しかし他メンバーの家庭の事情に配慮してレッスンを18時には切り上げてしまうリーダーの静香と、厳しい練習スケジュールを組むべきと考える志保の間で対立が起こり、とうとう志保が「ユニットを辞める」と宣言して出て行ってしまう。
ごたごたを起こし、いたたたまれない気持ちを抱えて帰宅する志保。
そんな時、弟が持ちだしたアルバムの中に入っている一枚の写真に目を向ける。
その写真には、北沢家から居なくなった父親に繋がる重要な事実が含まれていた……


過労死PがSS速報VIPで発表したSSを動画化した作品であり、最上静香の父親との対立、そして北沢志保の「父親が家にいない」という設定にフォーカスを当てたノベマス。
ミリマス内の『クレシェンドブルー ストーリー』が元になっているのですが、Pが全く干渉しなくなるだけでここまで重い展開になるとは……
でもまあ、志保にとってはこの展開でもある意味ハッピーエンドかもしれない。

【もしもプラチナスターライブシーズン2でPがエターナルハーモニーばかり構っていたら】
※SS版はラストの静香の独白が若干異なる。
橘ありす合作


ニコマスPが自身の担当を布教し知名度と人気を挙げることを目的とした『アイマス一人合作シリーズ』の一つ。
冒頭のアイマスネタでズレた会話が進んでいくアンジャッシュ風味のフルボイスノベ(CV過労死P)、ノベマスPらしくノベマスパートの挿入、細かすぎて伝わらないモノマネ、お約束のように用意されたBE MY BABYパートでBE MY BABYをアイマスキャラの名前だけで歌う下りなどカオスでシュールなネタパートが多い一方で秀逸な橘ありす考察があったりと、とにかく見どころ豊富な良質一人合作です。オススメ!!

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【ツイッター】※カロちゃんP(2.5d)名義
【pixiv】
【過労死Pの連日定時帰り】
【ザ・インタビューズ】
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2 Comments

No Name  

>ゲームプレイを徹底的にストーリーに落とし込むノベマスはいろいろある

興味があるのでぜひ紹介してもらいたいです!

2012/12/14 (Fri) 15:43 | EDIT | REPLY |   

michael  

>>No Nameさん
おススメなのはサイ天使Pの『Satan×Stars』、こちPの『落ちたPの再起録』、平蜘蛛Pの『ディライトスーパーノヴァ』あたりですかね~。
全てアイドルプロデュースがストーリーの主軸になっている作品です。
どれも熱い展開が目白押しでしたよ!

2012/12/14 (Fri) 19:11 | EDIT | REPLY |   

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