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18 2012

ガテラー星人P

■概要
アイマスDS・SPの設定とストーリーをさらに膨らませた短編を多く制作されているニコマスP。
多くの作品でテンポの良さと台詞回しの秀逸さ90年代臭のする暖かい雰囲気の手書きイラスト、BGMでは懐かしのJPOPが楽しめるのが特徴。

現在はアイマスでの活動を終了されておりMAD動画の制作をメインにしておられるようです。
余談ですが、ガテラー星人PはかつてDNMLで同人ゲーム「月姫」の二次創作SS『種の正義』を執筆されていた方だとか。

■作品
菊地真の転落


IUで優勝し、カッコいい路線を極めた真は本来の夢だった『可愛いアイドル』の路線に変更する旨をPと一緒に社長に伝えにいく。
しかし、社長から返ってきたのは「その道を選ぶなら、君は確実にトップから転落する。最大の武器を捨ててはその辺の女の子となんら変わらない」という厳しい言葉だった。

社長室を出て、一度今後についての作戦を練り直す二人。
Pは真に「選ぶ道を路線を変更すると、今より仕事が減って、売り上げも落ち、惨めな思いをすることになる。それに耐えられるか」と問いかける。
真は『トップの地位』『女の子らしさ』を天秤にかけ、自分のファンを減らすことになっても自分の夢を追うべきかどうか葛藤し続けることになるのであった。
悩みに悩み、真が出した結論は…


真の本来の夢『女の子らしい可愛いアイドル』が叶うとどうなるか?という点を徹底的に突き詰めた秀逸なノベマス。
ここまでアイドル・菊地真を深く切り込んだ作品はそうそうないのではないでしょうか。
真ファンの人には特に見てほしい一作だと思います。
あなたにレインボー


小鳥のあんまりな食生活を心配したやよいは、日頃サポートしてくれるお礼も兼ねて彼女の部屋で手料理を振る舞う。
久々に人の手料理を食べた小鳥は翌日、Pと社長を呼んで「どうすればやよいと結婚できるのか」について真剣に相談するのであった。


小鳥さんの元アイドル設定を題材とした、小鳥誕生祭参加作品。
やよいを中心とした賑やかなコメディ物かと思いきや凄くいい話!
「やよいが小鳥さんの夢を繋ぐ」という下りが本当に素晴らしい。
やよいとイケメン春香さん


Pから今月のギャラを貰った春香とやよい。
しかしやよいは、そのギャラを家賃の支払いに充てるという。
お金の事で毎日苦労をしているやよいを見て春香は、「本当に困ったときは相談してほしい」と伝え…


『百合m@s108式』という投稿企画で発表されたはるやよ動画。
春香のイケメンっぷりが際立っている一作です。
ラブコメ主人公のように他の765プロアイドルからいじられる春香の絵面は貴重かも。
SP美希の恋が成就するには


Pにいくら熱烈にアタックしてもまるで恋が成就する気配がない状況に不安を感じ始めている美希。
そんな美希の前に「落とし神」を名乗る桂木桂馬と、悪魔少女のエルシィが現れるのであった。


ギャルゲー的(メタ)にはまず恋が実る状況に無いSPの美希。
そんなSP美希の恋が成就するには『どういうルートを辿るべきなのか』が前後編で描かれる秀逸な作品です。
漫画『神のみぞ知るセカイ』とのコラボ作品となっていますが、別に元ネタを知らずとも楽しめます。

動画投稿後にガテラー星人Pが執筆したこちらの記事も併せてどうぞ。
【SP美希を弁護してみる】
萩原雪歩、新人を引っかけラブラブデート


憧れの四条貴音が765プロに移籍し、異様にテンションが上がりまくる雪歩だったのだが、そんな彼女の前に週刊誌のスキャンダルが突きつけられる。
しかし雪歩はそれを逆手に取り、貴音の嫉妬心を煽る作戦に出る。


雪歩の『貴音好き好き病』がひどく進行してしまっているギャグ短編。
如月千早、961プロに電撃移籍


中学時代の恩師に『今のお前の歌にはハングリー精神が感じられない!』と厳しい指摘を受けた千早。
千早は考えた末に比較的ぬるい環境である765プロを退社し、961プロから再デビューするのだが…


千早の当初の『歌でトップを目指す』という考え方でアイドルを続けると『どういう結果になるのか』というのをギャグ交じりに展開していく一作。
面白おかしい内容なものの、芸能界のシビアな部分はきっちりと描いている点に注目。
ちなみに終盤、動画上に二つの選択肢が現れエンディングが分岐するという実験的な試みがなされています。
スポットライトにようこそ!


クラスに一人はいる誰にも気にされない空気みたいな女の子、水谷絵理。
そんな彼女の心の拠り所はネットの世界で猫動画をアップすることだった。

ある日、有名ネトア『サイネリア』の動画を見た絵理は何の気なしに彼女の作品に対抗した猫のPV動画をアップした事からサイネリア本人と知り合い、自分自身もネトアの世界に飛び込むことを決める。
『ELLIE』として活動を始めた当初は顔を隠していたが、「どうせクラスの誰も気付くはずがない」と考えて顔を出して動画をアップしたところ大評判となり、絵理はいつしか「ネトアのクイーン」の座を不動のものとする。

しかし、学校での彼女は相変わらず空気のまま。
ネットでの自分と現実での自分のギャップに不満を持ち始めた絵理は、自分の学校の裏サイトにある書き込みをしてしまう…


絵理誕生祭に投稿された短編であり、DS本編では不明だった『絵理がひきこもった理由』をテーマにした一作。
他にも不明瞭だったサイネリアと友人になった経緯、ネトアの道を歩み始めた理由などが描かれており、かなりの説得力を持った名ノベマスです。
ちなみにサムネにも使われているイラストは、おーつきけんじとエマニエル5『踊る赤ちゃん人間』のジャケ絵のパロディ。


善意の境界上


響とお喋りしている時に、千早の両親が離婚寸前であるということを知ったやよい。
彼女はすぐさま千早の元に駆け寄り「離婚なんてとんでもない!話せばきっと仲の良かった頃に戻れます」といった理想論をぶつけてしまうのだが、その発言が千早の逆鱗に触れ、やよいは顔をはたかれてしまう。

その後響とPが間に入ったおかげで何とか仲直りできたものの、すぐにまたやよいが話を蒸し返してしまい、結局千早との間には大きな溝が出来てしまうのであった。
自宅に帰ったやよいは家族と会話し、改めて家族がいる事の幸せを噛みしめるのだが、父親が働く意欲を無くしてしまっている事、弟たちが増長し始めている現実を知り、大きなストレスを溜めこんでしまうことに…


千早の家族と対比させることで、やよいの家族観が揺らいでしまう様を描いた短編ノベマス。
Pが守ってきたというのもあって、トップアイドルでありながら未だに良くも悪くも純粋すぎる性格のやよいは善意から千早の家族を救おうと行動するのですが、それを本人から強く拒絶されてしまう。
やよいが大いに悩み、どうにもならない現実を知って少し成長するその過程を13分半程度でテンポ良く見事に描ききっています。
シリアス度が高めな一作ですが、これは多くの人に見られて欲しい作品。
ラビットパニックでノベマス


「描いたことが現実化する」という魔法のノートを事務所に持ってきた貴音。
貴音の言うことを信じていなかった伊織は、ノートに適当なウサギの落書きを書いてしまう。
すると、ノートから伊織が描いたウサギが本当に飛び出てきてしまった!
加えてノートから飛び出したウサギに逃げられてしまうが、特に害はないと考え放置する伊織と貴音。
しかし、ウサギは自分の絵が描かれたノートをコピーして大量に増殖し、町は大騒ぎになってしまう!


セラニポージの曲「ラビットパニック」を題材としたギャグノベマス。
(動画中で用いられているのは伊織がカバーしたバージョン)
歌詞通りに絶妙に可愛くないウサギのデザインが秀逸。
アイドルほど素敵な商売はない


すっかり人気が頭打ちになってしまっている律子。
そこでPは『眼鏡を外してイメージチェンジを図ろう』と提案。
しかし律子は『眼鏡を外すくらいならアイドルを辞めさせてもらう』と反発。
今後の方向性を社長に決定してもらうため、Pと律子のプレゼン対決がスタートする!


面白おかしく、しかしそれで居て真剣に今後のプロデュースについて討論する描写が非常に丁寧な作品です。
ヒーリング・イコン


オーディションで勝利をつかむためならどんな汚い手も用いる桜井夢子。
彼女はオーディションで標的にしたアイドルから『三浦あずさ』という甘い性格のアイドルの存在を知り、次のカモにしようと考える。
夢子はさっそくあずさの事を「お姉さま」と呼び慕う姿を見せて彼女に取り入ろうとするのだが、あずさと付き合いを続けるうちに少しずつ自分の行いに迷いが生じるようになってしまう。


この作品『ヒーリング・イコン』アイマスDSでまったくと言ってよいほど掘り下げられなかった『あずさと夢子の仲が良い理由』を作品の主軸にしています。
『他のアイドル達を様々な手段で蹴落としてきた夢子がなぜあずさをお姉様と呼び慕うのか?』、そうなるに至った経緯が描かれます。
もうこれが公式設定でいいんじゃないかなと思ってしまうほどの一作。
まこりん1日デート!


下級生のちょっと危ない女の子に迫られている真。
「自分には付き合っている男性がいる!」とウソをついて追い払おうとしたところ、証拠を見せろと返されてしまったため、Pに彼氏の振りをしてほしいと頼み込む。
Pは真の為に仕方なく、その女の子の前で真とデートする事を承諾するのだが…


MMDとニコスクリプトを使用しており、本物のアイドラのように選択肢を選んでお話を楽しむことが出来る意欲作。
分岐が多いので何度もストーリーを楽しむ事ができます。
DSアフターストーリー -夢の先-


876プロのアイドルが参加したあのアイドルアルティメイトから5年…
涼はすっかり男らしい顔立ちと体つきに、愛は高校生に、そして絵理はアイドルの新たな可能性としてバーチャルアイドルの開発に勤しんでいる。

アイドルとしての活動にもいつかは終わりが来る。
876プロアイドルが今後辿っていく道とは一体?


前後編で完結済。
二次創作でありながら、原作のアフターストーリーとして見ても違和感ない素晴らしいデキの一作です。

■関連リンク
【プラネット・ガテラー】
【星間通信】
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