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22 2012

ブライアン・マイケル・ベンディス&スティーブ・マクニーブン他/ニューアベンジャーズ:コレクティブ

コレクティブ_convert_20120221154246

「数週間前、再びこの街を襲った脅威と戦うべく、
 ヒーロー達が力を合わせました」
「オリジナルのアベンジャーズが誕生した時と
 よく似た状況が再現されたのです」
「こうして我々は決意しました。倒れた兄弟達の遺志に報い、
 我々を信じてくれた世界中の人々の信頼に応えよう…」
「この街と世界に誠意を示すために、アベンジャーズを再集結しようと」

「アベンジャーズ・タワー、この新たな我が家で…」

「ご紹介します…ザ・ニュー・アベンジャーズ!」


地上より一掃された数百万のミュータント人口。
この大異変は世界に何をもたらすのか?

「ハウス・オブ・M」事件により、
一夜にして、数百万のミュータントが地上から消え去った。
全世界を揺るがせていたミュータント問題が、
瞬く間に解決したのだ。
しかし、これが解決と言えるのだろうか。
ミュータントは、ただ単に消え去っただけなのか……。

話題作『X-MEN/アベンジャーズ ハウス・オブ・M』の後日談となる「コレクティブ」編に加え、スパイダーウーマンの謎の行動の真相に迫る「シークレッツ&ライズ」完結編も収録。
人気アーティスト、フランク・チョウのゲスト参加も嬉しい人気シリーズ第3弾!


◆収録作品

2006年02月:New Avengers #14
2006年03月:New Avengers #15
2006年04月:New Avengers #16
2006年05月:New Avengers #17
2006年06月:New Avengers #18
2006年07月:New Avengers #19
2006年08月:New Avengers #20


◆関連作品過去記事
【ニューアベンジャーズ:ブレイクアウト】
【ニューアベンジャーズ:セントリー】
【X-MEN/アベンジャーズ ハウス・オブ・M】

◆QUAKE AFTER A STORM...
フランク・チョウ_convert_20120222033938
前巻でのスパイダーウーマンの行動の謎が明かされ、もう一つ、新生アベンジャーズをTVでお披露目することになる『シークレット&ライズ』完結編が収録。
この完結編2編のみゲスト参加として「フランク・チョウ」がアーティストとなっています。
この人の描く女性キャラは妙に肉感的でエロいゲフンゲフン。
実際本国でもチョウの描く女性キャラクターは人気が高いのだとか。

ちょっと話が逸れましたが、スパイダーウーマンの重い過去と、元アベンジャーズのマーベルマンがここで再登場と相成る女性キャラ推しな完結編となっています。

で、本書のページ数を多く割いているのは『ハウス・オブ・M』の後日談となる『コレクティブ』編。

アルファフライト_convert_20120222033910
日本ではあまり見る機会の無いチーム『アルファフライト』が登場!…するんだけど

町を一つ吹き飛ばした強大なエネルギーを持つ謎のミュータントの存在を感知したシールドは『アルファフライト』を向かわせますが、彼らのチームは1Pで全滅させられます。
け、結構歴史のあるチームなのに…!
そんなわけでシールドはアベンジャーズに協力を仰ぐ事に。

『マイケル』と名乗る謎のミュータント。
アベンジャーズはこの強大な力を持つ相手をなんとか食い止め、その正体を突き止めようとするのですが…

脱衣KO_convert_20120222034012
脱衣KO

あまりの実力差に苦戦を余儀なくされるのでした。一体このミュータントは何者なのか?

「ハウス・オブ・M」ラストシーンで妖しく輝いていた光の謎、そしてミュータント達が蓄えていたエネルギーの行き場が描かれることになる「コレクティブ」編。
「ハウス・オブ・M」既読者は絶対読むべきと言える一編です。

◆感想
…と、いうわけで、何故か今年の邦訳予定にアベンジャーズが全然来ないので今夏公開予定の映画『アベンジャーズ』便乗翻訳して欲しいとの思いを込めてニューアベンジャーズの邦訳を一気にレビューしました。
この新生アベンジャーズに『ソー』は出ないけど。
この時点で邦訳されたのは原書の#1から#20までという状態ですからね。

すでに原書は一区切りついて第2期的なものに突入しているようなので、『New Avengers Vol.1』は何とか邦訳で『The New Avengers Finale』まで読みたいところです…!
単純にこの3冊だけじゃストーリー上、まだまだ未解決の問題が残っている状態ですし続きが気になる。

マグニートー_convert_20120222033953

◆PICK UP キャラクター セントリー
セントリー_convert_20120222004024「人々の希望のために僕は戦おう」

謎の血清を投与した事により、未知なるスーパーパワーを手に入れた超人
タイツにマント、さらにコスチュームのS字マークとにかく強いとしか言いようが無い能力の高さもあって、まさに『マーベル版スーパーマン』と言っても過言ではないキャラクター。
というかコレ絶対狙ってやってますよね。

セントリーはシルバーエイジの時代から活躍しておりスパイダーマンと協力して悪と戦ったり、ソーやアイアンマン達とも共闘していたり、ハルクと仲良くしていたりと大昔からマーベルヒーロー達の中心的なポジションを獲得していた…

という後付け設定のスーパーヒーロー。
僕は『ニューアベンジャーズ:セントリー』を読んで思わず
「エエエエェェェェ(゜Д゜;)ェェェェエエエエ」と叫んでしまいました。

実際は2000年ごろに発売された『セントリー』という作品が初出で、売り出す際にスタン・リーがファンタスティック・フォー以前に考案したもののこれまで忘れていたヒーローと称し、コミック情報誌まで巻き込んだフェイク・キャンペーンが行われたキャラクターなのです。
で、この作品で初期のマーベルヒーローの指標的存在であったことが描かれ、終盤とある敵を消滅させるためにセントリーの存在を人々の記憶から消滅させる必要があるため、リードとDr.ストレンジがセントリーの記憶を消して作品は終了したのでした。
そんな扱いにくいヒーローであるセントリーを本作では再登場させ、その際にシルバーエイジ風の架空のコミックスやバリアントカバーわざわざ60~70年代に活躍したアーティスト(ニール・アダムス)を起用して書き起こしてもらい、捻られた再登場を果たしたのでした。

実質新キャラ状態なクセに昔から登場していたヒーロー扱いというちょっと珍しすぎる後付設定で登場したセントリー。
ヒーロー数人で立ち向かって苦戦している敵でも一人で立ち向かって押さえ込めるという強すぎな設定…というかどうにもスーパーマン的なキャラ付けが魅力なヒーローです。

ちなみにセントリーは『ハウス・オブ・M』『シビル・ウォー』など登場時期が限定されており、現在は死亡してとっくに退場しているヒーローなのだとか。
セントリーは『シージ』(未邦訳)という大型クロスオーバーで重要キャラとして立ち回るため、長らく続いてきたクロスオーバーを締めくくるために登場させられた新キャラかもしれないと見る向きもあるようです。
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