ツルゴアXXX

ARTICLE PAGE

21 2012

ブライアン・マイケル・ベンディス&スティーブ・マクニーブン他/ニューアベンジャーズ:ブレイクアウト

ブレイクアウト表紙
「みんな、行くぞ!」
「キャップ、アレ聞かせて、アレ!」
「AVENGERS ASSEMBLE!」

チーム崩壊の悲劇を乗り越え、
今、新生アベンジャーズが始動する!

世界最強のヒーローチーム、アベンジャーズを崩壊に追いやったのは、狂乱した最古参メンバーだった。悲劇の傷が癒えぬ中、彼らの不在につけ込んだ陰謀が密かに進行していた。謎の人物に雇われた悪役エレクトロによって、重犯罪刑務所ラフトの警備システムが破壊され、数十人ものスーパービランが野に放たれたのだ。だが、ニューヨーク崩壊の危機アベンジャーズはいない。運命の導きによって集まったヒーロー達は、戸惑いながらも巨大なる悪に立ち向かう。多勢に無勢の死闘の中、新たなるアベンジャーズが産声を上げた!

最強チームの終焉を描いた問題作「アベンジャーズ・ディスアセンブルド」の後を受け、『アルティメット・スパイダーマン』のブライアン・マイケル・ベンディス、『アルティメットX-MEN』のデビット・フィンチのコンビが贈る、新たなアベンジャーズ・サーガ。ウルヴァリン、キャプテン・アメリカ、アイアンマン、スパイダーマン、スパイダーウーマンら人気ヒーローに加え、ルーク・ケイジ、セントリーという異色の顔ぶれも参加。21世紀を舞台に、新たなアベンジャーズ伝説が幕を開ける。


◆収録作品

2005年01月:New Avengers #1
2005年02月:New Avengers #2
2005年03月:New Avengers #3
2005年04月:New Avengers #4
2005年05月:New Avengers #5
2005年06月:New Avengers #6


◆ASSEMBLE AGAIN
アベンジャーズの一員だったスカーレットウィッチの暴走によりアベンジャーズは崩壊、そして2005年1月に発売された『アベンジャーズ:フィナーレ』でアベンジャーズのストーリーは一度幕を下ろしました。
そして矢継ぎ早に新創刊されたのが本作『ニューアベンジャーズ』です。

新生アベンジャーズの結成と相成る事件からまずは描かれる本作。

脱走囚人_convert_20120221173425

謎の人物から仕事の依頼を受け、刑務所に収監されていたヴィランを一斉に解放させるという大事件を引き起こすエレクトロ。
何十人ものヴィランが総登場する様はなかなかに壮観。
仕事で居合わせたデアデビル、ルーク・ケイジ、スパイダーウーマンと、別の場所で仕事をしていたキャプテン・アメリカ、騒ぎを聞きつけてやってきたスパイダーマンとアイアンマンがこの事態の鎮圧に乗り出します。

ヒーローと大多数のヴィランがぶつかり合い、てんやわんやの大乱闘に。
(ちなみにこの邦訳版では乱闘の結末ははしょられています。原書の『Spider-Man: Breakout』で描かれているとか)

そして、同じく刑務所に収監されていたロバート・レイノルズ、かつてセントリーと名乗っていたという謎のヒーローも乱入し、キャップ達の手助けを行います。

セントリー_convert_20120221174430
「あん時ゃ、てっきりソーかと思ったよ」(スパイダーマン談)
ぶっちゃけ誰?という感じの本作登場のキャラクター。実は2000年頃に発表された全5話のコミックの主人公だったりするのですが…本書の時点ではあまり詳しくは掘り下げられません。

結局42人の囚人は逃がしてしまったものの、なんとか皆の力で事態を鎮圧できたことで、キャップはアベンジャーズの再結成を考えるのでした。

見つけたぞこのヤロー_convert_20120221174441
なんという威圧感…

こんな感じでニューアベンジャーズの結成譚が描かれる本書。

事件の黒幕やシールドとの確執、謎のヒーロー・セントリーなど伏線が山積みのまま終了しますが、
本書は続きモノの作品ですから仕方ないというより当然ですね。
バトル展開が多く、さらにヒーロー同士の軽妙な会話も楽しめたりと、アクション漫画としての要素がバランス良く揃っている感じの本作。
ヒーロー同士がしっかり団結して(強調)巨悪に立ち向かっていく熱いストーリーとなっていて面白い!

あと、さっきも述べたのですがチームにスパイダーマンが加入している事で、会話が真面目すぎる雰囲気にならないのがまた程よいバランスになっています。
やっぱりこの手のムードメーカーは必要ですね。

全然関係ないよ_convert_20120221174451

スパイダーマンの「ググれカス!」ってセリフは原書だと何て言ってたのか気になる今日この頃。
※(「Google it!」って言ってたらしいです)

※2013年6月28日加筆
【参考画像】
google it!
正確には「Google it when we get home.」でした

◆謎のキャラクター
本書の表紙を見て、「え、こいつ本編に全然登場しないんだけど誰なの?」と思ったキャラが居ると思います。

だ、誰だ―!?
キャップの左隣に居るこの方

『ブレイクアウト』以降の巻を読んでもまったく登場しないんで、気になっていた人も多いはず。
結論から言いますと、このキャラクターは次巻『ニューアベンジャーズ:セントリー』から登場する、ローニンというキャラクターです。

ハンドと戦うローニン
ハンドと戦うローニン

外見が表紙と全然違いますが、この絵が描かれた時点ではローニンのデザインがまだ固まっておらず、仮デザインを採用してしまったのが原因だとか。邦訳版は何でこの絵を表紙にチョイスしたのだろう…?
コレについては特に解説書に記載されてなかったんで一応。
関連記事

0 Comments

Leave a comment