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11 2012

映画『逆転裁判』感想とか

おとといツイッター上で『手塚トリビュートまつり』なるものが開催されており、色々な方が手塚キャラの絵を描かれていました。
著名な漫画家やイラストレーターが多く参加されており、その模様がトゥギャッターに纏められています。
必見です。

【漫画の日 - 手塚治虫トリビュートまつり(作家別五十音順)】
こっから映画話を。
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【公式サイト】

映画『逆転裁判』さっそく観てきましたー。
さっそく原作ファンとして、原作ゲームと比較した感じの感想を書こうと思います。

原作未プレイの人には不親切な感想になってるかもしれません。
原作ゲーム『逆転裁判』のネタバレも含んでいる感想なので未プレイの方は注意。
ベースとなっているのは原作ゲームの1作目で、基本的にはゲームにある程度忠実なストーリー展開となっていました。
第1話『はじめての逆転』と第3話『逆転のトノサマン』冒頭でちょこっと再現されるのみのファンサービス的な扱いで、基本的には原作第2話『逆転姉妹』と最終話『逆転、そしてサヨナラ』が1つの事件として展開していく内容となっています。

原作ゲームの第2話と最終話を繋げるため、小中大が完全にオリジナルキャラクターとなっているのが最も目立つ変更点。
DL6号事件の橋渡し役に。

途中まで見て気になったのが人物描写の掘り下げの薄さ。
ナルホドくんと真宵ちゃんがいつの間にか仲良くなっていたり、イトノコ刑事が(細身のイケメンな役者なのも気になりますが)ナルホドくんに信頼関係が出来るほど交流していないのにミツルギ検事の弁護を依頼するシーンや、原作と違って温厚な面を見せている…と思いきや裁判パートでは原作通りのキャラに豹変している狩魔検事(それでも後半はキャラ改変気味)など、
ストーリーを圧縮しているせいで妙な事になっていたり、ただ単に変な性格になっているキャラがちらほらいます。

また、妙ちくりんな演出も目立ちます。
中に人が入っていないのに動いているタイホくん(説明なし)や、ピアノを弾く真宵ちゃん
そして怖すぎるサユリさんの霊の登場シーンなどが悪い意味でインパクトがありました。
いや本当サユリさんの霊の登場シーン怖すぎやねん…ホラー映画かと思った。

ゲームを再現しようという気概は見られる作品でした。
ゲームでは『くらえ!』と証拠品を突き付けるシーンが、
映画では画像のように近未来的な装置を用いているというのは面白い改変。
あと、映画では灰根のエピソードが大幅に肉付けされているのですが、小日向さんの演技力も相まって非常に印象深いものになっていました。
それだけにサユリさんの霊のシーンはいらなかった。
入れるにしてもあんなホラーっぽいのは勘弁してほしかった。

それと、映画では原作ゲームの曲のアレンジもちょいちょい流れます。
なかなか良い感じのアレンジなんでサントラが出たら欲しいと思いました。
ちなみに何故か『4』の曲も流れてました。

それなのに『追求』が一回も流れなかったのは残念でならなかったです。

逆裁の魅力の一つであるギャグ、映画では原作のような爆笑する笑いというよりもシュールさで笑ってしまうような感じでした。
他の邦画でよく見る光景ですが、物静かな雰囲気の中ギャグを飛ばして笑わせに来るアレです。

裁判パート部分は時間の都合で非常に駆け足気味。
原作では勢いでたたみかけてる面があってもあのゲームだから許されるノリみたいなのがありましたが、ややシリアスな空気も漂っている映画版では説得力の薄さが悪い意味でにじみ出ていました。
とはいえ要所要所でよい感じの掛け合いになっている部分もあったので全部が悪いわけではなかったのですが。
退屈になったかと思いきや、時に目を引くような逆転展開になったりといった感じ。

あと、傍聴席に原作キャラっぽい人らが居たのは面白い小ネタだと思いました。

ですからまあ、良くも悪くも原作ファン向けな映画だと思います。
原作再現に力が入ってるのに意図が分からない改変があったりはしますが、前述の灰根のエピソードやDL6号事件の内容の改変は原作よりも好みです。
(原作1で描かれたエレベーター内での酸欠はやっぱり無理がありましたし…)

実写映画なのにも関わらず原作っぽさはなかなかのものだったので、
もし次回作があるのなら、事件を完全オリジナルにしたうえで原作のノリをさらに追求した映画版を三池監督に作って欲しいです。
ちょっと気になった点

本映画のDL6号事件での舞子失脚の流れが、
逆転裁判Q&Awikiで唱えられている『DL6号事件真相』『御剣信の証言』の解釈に若干近いものになっているのは意図的なものなんでしょうかね?
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2 Comments

六実  

逆転裁判というと、軽快かつ珍妙(本人たちは真剣w)なやり取りが好きなのですが
劇場版はちょっと違うノリなんでしょうかね。
CMをちらっと見た程度ですが、裁判シーンはすごく緊張感があって面白そうですね!

2012/02/13 (Mon) 17:35 | EDIT | REPLY |   

michael  

>>六実さん
割と原作っぽくしようとしてるのに要所要所でちょっぴり妙な演出が入ったりするのに違和感が…
でも、ゲームの『異議あり!!』と叫ぶ非現実的なシーンとかが実写でも結構良い感じに再現されてたのはナイスでしたよ!
ギャグの方は原作のテンポとはまた違う感じで笑わせに来てました。
全体的にどうしても駆け足な感じはしましたけど中々面白かったですよ。

2012/02/13 (Mon) 21:48 | EDIT | REPLY |   

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