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27 2012

THE MARVEL ENCYCLOPEDIA マーベル・キャラクター大事典&THE DC ENCYCLOPEDIA DCキャラクター大事典

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マーベル&DC大事典表紙

◆マーベル・キャラクター大事典

マーベル・コミックスには絶大な人気を誇るキャラクターが多数存在している。
例えばスパイダーマン、ハルク、アイアンマン、そしてウルヴァリンのような世界的に有名なヒーローたちだ。唯一無二の百科事典である本書には、1000以上のマーベル・キャラクターが紹介され、彼らの身長や体重などの詳細なデータも網羅されている。
本書に使用されたイラストはマーベル有数のアーティストたちによるもので、解説はマーベル・コミックスのエキスパートといわれる一流の執筆陣が担当している。
本書は、マーベル・ユニバースの熱狂的なマニアにとっても、新しくファンになったばかりの読者にとっても必要不可欠な1冊である。


2010年7月10日に発売された、限定3000部というとんでもない少数発行っぷりの大辞典。
そのため、予約の時点で完売という状況になってしまい、入手できなかった難民が大発生。
しかも本屋でも版元からの案内が無いところが多かったために入手が難しかったらしく、ホンの一歩出遅れただけの人達は諦めざるを得なくなってしまったのでした。

また、限定3000部というところに付け込んで転売屋が何冊か買い占めてしまったという事もあり、現在値段の高騰っぷりがすさまじい事になってます。
本当に欲しがっている人たちに行き渡っていないという側面のあるこの大辞典、何とか再版にこぎつけて欲しいと個人的には思っています。
…ただ、実際部数を絞らなかったら売れ残る事も十分あり得たかもと考えると小プロを強く責められないという面はあるのですが。
邦訳されたアメコミが何冊売れているのかって今一良く分からないんですよねー。


デップー_convert_20120127204301本の内容ですが、1000以上のマーベルキャラの初登場誌、身長・体重、能力等の詳細なデータと解説がイラスト付きで載っているのもあってとにかく圧倒されそうなボリュームの本となっています。

…が、その肝心要の解説文がやや固いというか、キャラクター性をいまいち掴みにくい文章になっているのがちょっと気になります。
例を挙げると、左のキャラクターの『デッドプール』の解説文は「ウェポンXの科学者たちが行なう実験に志願して超人と化したものの、肌がズタボロになってしまい、実験の失敗作とみなされ幽閉されていたが脱走した」という基本的な部分は解説しているものの、「精神に異常をきたしている」という設定や「『第4の壁』の破壊能力を得ている(コメディリリーフなキャラでもある)などという最も特徴的な設定には全く触れられていません。
ダケンさん_convert_20120127205857
そのため、これ一冊で完全にキャラを把握するのはちょっと難しい感じがします。
あと、「あのキャラが載ってない…」というような事もちらほら。
もともと全キャラ載せるのは難しかったとの事なので仕方ないのかもしれませんが。
「シュマゴラス」「ブラックハート」「ロケットラクーン」などのキャラクターの項目が無くてちょっぴり落胆したり。

キャラ以外にもクロスオーバー関連のストーリー解説や、マーベル・ユニバースについても簡潔にですが纏められており、やはり資料的価値の高い本だとは思います。
翻訳にやや難がある事と、お目当てのキャラクターが載っていなかったりする点がマイナスでしたけど、日本版ウィキぺディアで取り上げられないようなヒーローの解説や存在を知る事が出来るのも大きなポイント。

ちなみに本書、僕はせいぜい邦訳アメコミをほんの少しかじっているだけなので全く分からないのですが、ちょこちょこ誤訳や解説ミスがあるようです。
実際誤訳なのかそもそも原書の文章がおかしいのかは良く分かりませんがそこには注意。

◆DCキャラクター大事典

スーパーマン、バットマン、ワンダーウーマン、バットガール、ジョーカー、キャットウーマン、グリーンランタン、キャプテン・マーベル、フラッシュ......マーベル・コミックスに負けず劣らずのキャラクターを保有するDCコミックス。本書は、DCコミックス監修のもと編集・制作された唯一無二の百科事典です。ページをめくるたびに、DCコミックスの歴史、いやアメリカン・コミックスの歴史すら感じる貴重な一冊です。
解説は一流の執筆陣が書き上げ、イラストはDC有数のアーティストが描いた作品のなかから選りすぐりのものを掲載しています。また、キャラクターの解説だけにとどまらず、「異次元の地球(アース)」「異星種族とその世界」「驚異の乗り物/武器/基地」などDCユニバースを理解するために必要不可欠な特集ページも満載です!
また日本語版の翻訳者には「アーカム・アサイラム」などのコミックを翻訳した高木亮氏、「ウォッチメン」の翻訳者のひとりである海法紀光氏、さらに200冊以上のアメコミを手がけた石川裕人氏が日本語版監修として参加しています。


本来2011年3月29日頃に発売予定だったところを6月30日に、そして6月が近付き「いよいよ発売か」と思われた矢先11月16日に延期との連絡が。

そんでもって11月中旬に近づき「やっと出るのか…」と思わせたところに、さらに同月29日にちょっぴり延期というとんでもない焦らしプレイを行なってからようやく発売と相成った一冊です。

たび重なる発売日変更で読者だけでなく小売店をも混乱させて振り回しまくった困ったちゃん。

ムスッ
このすさまじい延期っぷりに興が削がれた人は決して少なくないハズ。

とはいえ正直発売中止を危惧していたので無事に発売された事は喜ばしいです。
毎回延期のメールが届くたびにテンションが下がっていったのですが、無事発売日が決定して商品が手元に届いたときはなんだかんだで小躍りしました。

こちらも原書にはいくつか記述に間違いがあったらしく、延期の原因は内容のチェックに時間がかかったのが理由かもしれないのだとか。
【DCキャラクター大事典】

ブゴッさん_convert_20120127211421

本書は翻訳が見直されたのか非常に読みやすい文章になっています。
原書が2008年発売の本(厳密には2004年に出た本の改訂版)であるため、リランチ後の現在ではちょっと情報が古い感じがしなくはないですが…

最新版_convert_20120127212457
本国ではリランチ前ギリギリのデータを纏めた本が既に出てたり。ただしページ数は200ページ程度と抑えめ

まあ別に設定の全てがかき消えるわけでもなし、ぶっちゃけ邦訳アメコミしか読んでいない身としては現在進行形で資料として役立つ本です。
マーベル大辞典同様、クロスオーバーイベントやエルスワールドも簡潔にですがしっかり解説されています。

本書もまた全キャラクターを解説しているわけではありません。
また、あくまでDCユニバースに存在しているキャラのみの事典なので『ウォッチメン』『Vフォー・ヴェンデッタ』といった作品のキャラは未掲載です。そりゃそうか。

父さん!_convert_20120127213810

◆感想
2冊とももはや凶器ともいえるレベルの重量なので気楽に開いて読める本じゃありませんが、やっぱり手元に置いておきたい二冊です。

・・・実を言うと未だに僕はこの2冊の大辞典を読み切れていません。
ボリュームがありすぎて順番に読み進める気がなかなか起きず、あくまで事典として使っている感じです。
邦訳されたアメコミで馴染みの薄いキャラが出た時や、ファンの集まる掲示板などでよく知らないキャラが話題に挙がった時に開くのが主な用途になってますね。
 
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2 Comments

久仁彦  

>アメコミ発行部数
また聞きですが現行の翻訳本も初版数千部というところらしいので、
コレを鵜呑みにするとすれば「限定にする意味なかったじゃねえか!」と思わなくもなかったり。
スポーンなんかは一大ブームが起きたおかげで百万部単位で売れたそうですがもうこのレベルは難しいかなあ。

>マーベル・キャラクター大事典
そもそもの原語がヒドイ…というのをよく目にしますが、流石に確認するために原語まで揃える気は起きず。

アメコミトークイベントに行ってきたのですが、
この手の大事典系は、出版社側が「この手のものを買うのは『もう知ってる人』が確認のために買う」と判断して作っているため
全く知らない初心者向けにはやや敷居が高いそうです。…何のための資料本やねん。

2012/01/28 (Sat) 17:24 | EDIT | REPLY |   

michael  

>>久仁彦さん
>スポーンなんかは一大ブームが起きたおかげで百万部単位で売れたそうですがもうこのレベルは難しいかなあ。
百万部単位…ブームってのは本当に凄い…何かしらの「きっかけ」みたいなのが無いとそこまで大きなヒットってなかなか無さそうですよね。
といってもスポーンみたいに「一時のブーム」で終わるのはアメコミファンとしてはちょっと困りますけど。
特に邦訳の打ち切りとか…

>アメコミトークイベントに行ってきたのですが、
「アメコミnight!」の事ですかね?僕も行きたかったのですがさすがに東京まで出向くのはムリでした…
何で気になるイベント事は東京でばかり開催されるのか!うらやまー。

>全く知らない初心者向けにはやや敷居が高いそうです。
解説に固有名詞がちょいちょい挟まれて良く分からなくなる事が多いので結局は各所のアメコミwikiとかを参考にすることが多いです。

2012/01/28 (Sat) 22:44 | EDIT | REPLY |   

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